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自転車はお年寄りから子供まで幅広く利用されている最も身近な乗り物ですが、自転車事故を起こして他人にケガを負わせてしまったら数千万円の賠償責任が発生することも起こりうるので、家族の誰かが自転車を頻繁に利用するのであればそれに対する保障を用意するのはかなり高いと思います。

このページでは数多くある自転車保険を比較し、その中でも特にお勧めのものをピックアップしていますので、自転車保険を探している方は参考にしていただけると幸いです。また、自転車保険が必要かどうかの管理人の見解も述べています。

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このページの内容

このページでは、以下の順番でお勧め保険を紹介しています。

高額保障に備えるためにも、個人賠償責任保険(他人をケガさせてしまった場合の補償)だけは最低でも欲しいところです。自転車事故は冗談ではなく数千万円の高額賠償になってしまう可能性があるため、それに備えておくことはかなり重要だからです。また、自転車保険の義務化に対しても個人賠償責任保険に入っていればOKです。

保険料を少し高くしても良いという場合は、専用の自転車保険も検討してみてください。個人賠償責任保険だけの方が圧倒的に安いですが、自転車保険は自分(または家族)のケガも保障してくれるし、ほぼ必ず個人賠償責任保険も含まれているので、自転車での総合的な保障を求める方にはより安心感があるはずです。

※ 個人的には「個人賠償責任保険」にだけ入っていれば大丈夫だと思います。

自転車保険の義務化について

高額賠償を伴う自転車事故の増加により、兵庫県では2015年10月1日より自転車保険への加入を義務化しました。自転車の利用者、および未成年者の保護者は自転車保険に加入する必要があります。

大阪でも2016年7月の施行を目指すと表明されており、今後は全国でその動きが加速していくことが予想されています。

では、自転車利用者は必ず新たに自転車保険に入る必要があるのかというと、そういう訳ではありません。すでに何らかの自転車保険に入っている方、または個人賠償責任保険に加入している方はその義務を果たしたことになります。

そうなのです、自転車保険に入っていなくても、個人賠償責任保険に入っていれば大丈夫なのです。

ということで、自転車保険はちょっと高いから嫌だな・・と言う方も少なくないと思いますが、その場合は個人賠償責任保険だけに入っておくことをお勧めします。個人賠償責任保険だけなら月々120円という保険料で加入できますので、自転車保険と比べるとかなり安く済みます。

個人賠償責任保険のお勧めに関してはすぐ下で解説していますので、良ければチェックしておいてください。

個人賠償責任保険だけは最低でも欲しい

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頻繁に自転車に乗る方は、おそらく例外なく「もう少しで人にぶつかりそうだった・・」という経験をしているでしょう。これまでに実際にぶつかったことがあるという方も少なからずいるはずです。

にも関わらず、あまりにも自転車が身近な乗り物のためか、他人に大怪我を負わせてしまった時のことを考えて、そして備えている人があまりにも少ないように思います。

これはかなり危険な傾向にあると言えます。何故なら自転車事故で他人に大怪我を負わせてしまった場合、数千万という賠償額が発生するケースもあるからです。(事故例:母親驚愕「息子の自転車事故の賠償金9500万円」 – MSN産経west

自分のケガなら自己責任でどうにでもなりますが、相手にケガを負わせた場合は非常に厄介な事態に陥るケースも少なくないのです。

高額賠償に備えられるのが個人賠償責任保険:

他人にケガを負わせてしまった場合の高額な賠償責任に対応するには、前もって「個人賠償責任保険」に入っておく必要があります。商品にもよりますが、最大で1億円~3億円の賠償責任に備えてくれるなど、個人賠償責任保険に入っておくだけでかなりの安心感を得ることができるのです。

この個人賠償責任保険は、以下で解説する「自転車専用の保険」にももちろん含まれていますが、個人賠償責任保険のみであれば非常に安く加入することが出来ます。

そのため、自転車事故に関しては個人賠償責任保険にさえ入っていればいい・・と考える人も少なくありません。ちなみに私もそのクチなので、この章だけでも見ておくことをお勧めします。

お勧めはJCBの「日常生活賠償プラン」:

先程も言いましたが、個人賠償責任保険だけなら非常に安い月額で済むのが大きな魅力です。特に私がお勧めだと思っているJCBの「日常生活賠償プラン」月々120円の保険料で最高1億円の補償が受けられるのです。

JCBの「日常生活賠償プラン」の特徴をまとめると

保険料は月々120円
補償限度額は1億円
家族全員が対象
示談交渉サービス付き
死亡・後遺障害の保障が100万円(自分自身、交通事故のみ)
日常生活中の事故(スキー・スノボなど)にも対応

(※ 兵庫県の方向けのひょうごのけんみん自転車保険制度も安くて良いですが、こちらは損害賠償責任が自転車事故の場合のみとなっているので注意が必要です)

月々120円で家族全員が対象なのが良いですね。自転車事故は自分で気を付けていても家族の誰か、特に小さいお子さんがいる場合はお子さんが事故を起こしてしまう可能性の方が高いと思いますので、家族全員適用なのはかなりありがたいと言えます。

また、専用の自転車保険の場合は家族全員を保障対象にすると月々1,000円前後まで高くなってしまうので、120円という安さはそれだけで大きなメリットとなっています。

しかもこれほど安いのに示談交渉サービスまで付いています。怪我をさせてしまった相手方との話し合いはそれだけでかなりのストレスになりますので、示談交渉をやってくれるのはとても助かります。

このように、とても月々120円とは思えないほどの内容となっているのがJCBの「日常生活賠償プラン」なのですが、利用するにはJCBカードを持っていないと駄目というのがハードルとなっています。

ただ、JCBには「JCB EIT」というカードがあり、このカードは年会費永年無料の他、ショッピング時のポイントが2倍、海外旅行傷害保険を最高2,000万円まで補償、などの8つの付加価値を付けてくれています。

クレジットカードを1枚作っても構わないという場合は、JCB EITを作って「日常生活賠償プラン」に入ることを検討してみてはどうかと思います。

EITカードはインターネットからでしか申込みできません。紙での申し込みは現在のところ、やっていないとのことです。

【注意!】アナタはすでに個人賠償責任保険に入っているかも?:

JCBの日常生活賠償プランはとてもお勧めなのは間違いありませんが、その前にチェックしておくべきことがあります。

それは「すでに個人賠償責任保険に入っている場合がある」ということです。もし何らかの自動車保険や火災保険、もしくは傷害保険に入っている場合、特約として個人賠償責任保険を付けているかも知れないのです。

これは是非とも確認しておいてください。もし入っていなくても、年間1500円程度の安さで付けられるかも知れませんので、これを機に入っておくことをお勧めします。

ちなみに、すでにどこかの個人賠償責任保険に入っていた場合、新たに同じ保険に入っても2倍の補償が受けられる訳ではありません。確かに最大補償額は2つの合計額になりますが、JCBの1億円だけで十分であり、2つ入っていても保険料の無駄遣いとなってしまいますので、重複することは避けましょう。

まだ個人賠償責任保険に入っていないか、または入っていても保障額が数百万~3千万円くらいの低額の場合のみ、JCBの日常生活賠償プランを検討するのが良いでしょう。

自分のケガも保障してくれる「専用の自転車保険」の比較表・ランキング

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個人賠償責任保険はもちろん大事だけど、やっぱり自分がケガをした場合の保障も欲しい!という方に向けて、専用の自転車保険の比較表を以下に用意しました。

保険料が安い順に並べていますので、保障額や保険料などの比較に役立ててもらえればと思います。

※ プランが複数あるところもありますが、この表では個人賠償責任が付いている中で一番安いプランの保険内容を載せています。

自転車保険 死亡・
後遺障害
入院日額 通院日額 賠償金額 保険料
サイクルパートナー 400万円 2,000円 なし 最高 1億円
(示談交渉あり)
【月額】
本人 150円
家族 270円
JCBカード
自転車プラン
100万円 1,000円
手術保険金あり
なし 最高 1億円
(示談交渉あり)
月々250円
コープネット
団体じてんしゃ保険
1,100万円 2,000円
手術保険金あり
1,000円 最高 1億円
(示談交渉あり)
【年額】
家族 5,140円
パルシステム
自転車保険
本人 49万円
夫婦 156万円
家族 152万円
1,500円
手術保険金あり
1,000円 最高 2億円
(示談交渉あり)
【年額】
本人 3,000円
夫婦 5,000円
家族 7,000円
ちゃりぽ
自転車あんしん保険
400万円 6,000円 なし 最高 1億円
(示談交渉あり)
【年額】
本人 3,520円
DeNAトラベル
自転車の責任保険
70万円 1,000円 300円 最高 1億円
(示談交渉あり)
【年額】
本人 3,600円
ソフトバンク
自転車あんしん保険
300万円 5,000円
(手術保険金あり)
なし 最高 5,000万円
(示談交渉あり)
【月額】
本人 330円
夫婦 520円
家族 790円
三井住友海上
ネットde保険@さいくる
290万円 4,000円
手術保険金あり
なし 最高 3億円
(示談交渉あり)
【年額】
本人 3,990円
夫婦 5,230円
家族 7,210円
セブンイレブン
自転車向け保険
290万円 4,000円
手術保険金あり
なし 最高 3億円
(示談交渉あり)
【年額】
本人 3,990円
夫婦 5,230円
家族 7,210円
Yahoo!プレミアム
自転車プラン
なし 1,000円
(手術保険金あり)
500円 最高 1億円
(示談交渉あり)
【月額】
本人 340円
夫婦 560円
家族 1,020円
au損保
自転車向け保険 Bycle

・()内は自転車事故の場合
300万円
(600万円)
4,000円
(8,000円)
手術保険金あり
なし 最高 1億円
(示談交渉あり)
【月額】
本人 370円
本人・親族 720円
家族 890円
J-EYES
自転車!安心パスポート
なし 3日以上の入院で
10,000円
なし 最高 1億円
(示談交渉あり)
月々390円
ドコモ
サイクル保険
550万円 3,000円
(手術保険金あり)
なし 最高 2億円
(示談交渉あり)
【月額】
本人 440円
夫婦 650円
家族 980円
個人的な「自転車保険」のベスト4を挙げてみる

基本的に保険料が安くて保障内容が良い所がお勧め保険となりますので、そこを踏まえて個人的にお勧めだと思える自転車保険を4つ挙げてみたいと思います。

その.1 「サイクルパートナー」

自転車の大手販売業者である「サイクルベースあさひ」と「au損保」によって開発されたオリジナルの自転車保険です。上の表を見ても個人加入・家族加入の両方で保険料が断トツで安いため、リーズナブルな自転車保険を求める方には最適と言えます。

個人賠償責任保険だけだとちょっと不安・・、だけど安い保険料が良い!という方は是非ともチェックして欲しいですね。個人加入・家族加入の両方で非常にお勧めです。

ただ、手術と通院の保障が付いていないため、自身のケガを手厚く保障してもらいたい場合には向いていません。

その.2 三井住友海上の「ネットde保険@さいくる」

保険料の安さと保障内容のバランスが取れている自転車保険です。賠償責任補償額が最高3億円まで出るので、万が一の高額賠償にもほぼ完全に備えられると言えるでしょう。むしろ3億円もいらないので1億円に下げてもらい、その分保険料を下げてくれると嬉しかったです。

また、三井住友海上はセブンイレブンの「自転車向け保険」も提供していますが、「ネットde保険@さいくる」の一番安いプランと同じ内容となっています。クレジットカードなどは使わず、コンビニで手軽に決済したい場合はセブンイレブンの方を選ぶと良いでしょう。ただし、「ネットde保険@さいくる」には上位プランも用意されているため、保障内容が物足りない場合はそちらもチェックしてみてください。

その.3 au損保の「自転車向け保険 Bycle」

三井住友海上の「ネットde保険@さいくる」と比べると少し保険料は高いのですが、自転車事故の場合には入院保障や死亡保障などの保険金額が2倍になるため、かなり注目すべき自転車保険です。

入院給付金の基本保障額が日額4,000円というのも決して低くはないのですが、自転車事故では日額8,000円になるというのはかなりのメリットに感じられるはずです。

その.4 コープ共済の「団体じてんしゃ保険」

家族全員で加入できるのに年間5,140円という安さで加入できるのが大きな魅力です。複数人数で加入を考えている場合はトップクラスでお勧めと言えるでしょう。

しかもこの安さなのに死亡・後遺障害の保障が1,100万円という高額なのも驚きです。自転車保険の中では圧倒的に高いですね。

さらに通院保障も付いているので言うことなし・・と言いたかったのですが、入院保障だけは低いのがちょっと残念なところです。また、関東圏内でしか取扱支店がないのが一番痛いところです。コープ共済の会員である必要があるのも面倒と言えば面倒です。

JCBの自転車プランも確かに安いが、これなら日常生活賠償プランの方が良い

上の表を見た限りではJCBカードの「自転車プラン」もかなり安く、そして賠償責任保障額も1億円あります。

ただ、JCBの自転車プランは自分に対する保障が弱く、死亡・後遺障害、入院給付金がかなり低いですので、これを契約するくらいなら個人賠償責任保険のところで解説した同じJCBの「日常生活賠償プラン」の方をお勧めします。

自転車プランは日常生活賠償プランにはない「入院・手術保障(日額1,000円)」が付いて月々250円です。対して日常生活賠償プランはその半額以下の120円で済むので、自転車プランに入るなら日常生活賠償プランに入る方がお得かなという感じがします。

※ JCBカードを持ってないと加入できません。年会費無料を探すならJCB EITがお勧めです。

自転車保険に加入する際の注意点

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何らかの医療保険を入っている場合はすでに自分のケガに関しては保障されているため、自転車保険に入る必要はありません。他人へのケガに備えられる「個人賠償責任保険」のみを用意しておけば大丈夫です。

それと、自転車保険の「自分へのケガの保障」についてですが、基本的に自転車事故のみに限定しているか、または少し広くても交通事故全般に限った場合しか保障されません。その他の日常のケガに関しては保障されないため、加入の際はその点に注意してください。(※ 個人賠償責任保険は日常生活も保障されます)

また、「医療保険自体の必要性が低いから、自転車保険も必要ない。個人賠償責任保険だけあれば良い。」という人もいます。これについては私も半分は賛成です。医療保険は保険としてあまり意味をなしていない(多少の貯金があれば必要ない)ものだと私は考えていますので、加入する価値はかなり低いと思っています。そのため、個人賠償責任保険のみに加入しておけば基本的には問題ないでしょう。

ですが、「加入するのも悪くないんじゃないか」とも思っているのも事実です。というのも、自転車保険は医療保険と比べると圧倒的に保険料が安いため、経済的にあまり負担になることがありません。家族全員が加入できるのに年間で1万円を切るなど、医療保険と比べるとその安さはかなり魅力的です。子供が成人して自己責任で生活できるようになるまでなどの保障としてとても入りやすいのです。

また、死亡・後遺障害の保障が付いているのも大きな魅力です。もちろん自転車事故か交通事故の場合に限定されてしまいますが、それでも安い保険料で数百万円の死亡保障が付くのは医療保険にはないメリットなのです。

自転車事故に備えるために医療保険に入る必要は全くないですが、自転車保険なら万が一の自転車事故・交通事故のために入っておくのも悪くないのではないか・・と思っています。

もしも現時点で医療保険にも個人賠償責任保険にも入っておらず、子供や家族の自転車事故に対して何らかの保障が欲しいと考えている場合は、自転車保険のみに入るという方法も十分検討する価値があると思います。その場合は、上で紹介している管理人のお勧めなどを参考にしていただけると幸いです。

自転車での「ながらスマホ」は絶対に辞めよう!

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当サイトの管理人は「ながらスマホ」は絶対に辞めて欲しいと思っています。特に自転車でのスマホ操作は非常に危険で、もしそれで事故を起こそうものならどれほどの責任が追及されるか分かりません。

そもそも自転車に乗りながらの「ながらスマホ」は道路交通法に違反していますので、それだけで罪になります。もしご自身、または家族の誰か(学生さんが圧倒的に多いです・・)が自転車に乗りながらスマホをいじる傾向があるのであれば、すぐに辞める(辞めさせる)ことをお勧めします。

それでも「ながらスマホ」をしようと思っている方には、個人的には自転車保険には入って欲しくないですね。出来ればこのページをそっと閉じてくれることを願います。事故を起こす可能性を自ら高くしている人が保険に入ることは、同じ保険に入っている他の人の迷惑になりますので。高額賠償が起こったとしても自己責任でお願いします。

ただし、「ながらスマホ」をする人は他人に重大なケガを負わせる可能性も高いので、事故を起こされた人のことを考えると個人賠償責任保険は必要なのかも知れません。これも迷惑極まりない話なので、出来れば加入して欲しくないのですが、被害者のことを考えるとその判断は難しいところです・・。

※ 個人賠償責任保険があるからと言って自転車での「ながらスマホ」をして良いということは絶対にありません。

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