CMでもたびたび見かける自動車保険「イーデザイン損保」。その呼び名の音程が頭に残っている方も多いのではないでしょうか。

保険会社の中でも特に老舗である「東京海上グループ(東京海上ホールディングス)」のサービスのため、その実績と事故対応力からかなり期待が持てる自動車保険と言えます。

ダイレクト型なので保険料は安めですが、全部の保険の中ではそれなりといった安さとなっています。ただし、調査会社の評価は非常に高いため、保険料が安めの割には補償内容やサポート評価が高いことが伺えます。

かなりお勧めの自動車保険ですので、チェックしておいて損はないかと思います。

押さえておきたい注目ポイント

イーデザイン損保の自動車保険の大まかな特徴をサッと知りたいという人向けに、押さえておきたい要点だけをピックアップしました。

オリコン満足度、J.D.パワーの評価が非常に高い
保険料がなかなか安く、ネット申し込み割引も充実している
東京海上グループの安心感と事故解決力は要注目
メディカルコールサービスにより、医師・看護師に無料で相談できる
事故対応サービスセンターの拠点が少ない
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以下、詳しい説明に入りますので、興味がある方は読み進めてもらえればと思います。

イーデザイン損保の自動車保険の詳細

補償内容:

項目内容
保険のタイプダイレクト型(通販型)
・代理店を介さず、通販で申し込めるため、保険料が安く設定されている
・手続きが簡単
・ただし、対応の満足度が低いところもある
リスク細分型
・走行距離や事故発生率、住まいの地域の違いを保険料に反映させる方式
相手への賠償・対人賠償責任保険
・対物賠償責任保険
・対物超過修理費用補償特約
ケガの補償・人身傷害補償保険
・入院時諸費用特約
・育英費用特約
・女性のお顔手術費用特約
・搭乗者傷害特約
車の補償・車両保険
・車両全損時諸費用特約
・車両新価保険特約
・事故時レンタカー費用特約
・車載身の回り品補償特約
その他の補償【自動付帯】
・弁護士費用等補償保険
・他車運転危険補償保険
・無保険車事故傷害保険
・自損事故傷害保険
【特約】
・ファミリーバイク特約
払込方法・クレジットカード
・コンビニエンスストア
・郵便局(払込票)

事故対応:

対応時間・事故受付:24時間365日
・9時~20時までに事故受付が完了した場合、その日のうちに初期対応(土日祝も対応)
初期対応の内容・被害者への連絡
・代車手配
・医療機関・修理工場への連絡など
サポート体制・弁護士ネットワーク:約240人
・損害調査員:1,500人
・提携修理工場:約1,100ヵ所

ロードサービス:

特長・24時間365日で受付
・全国約9,300ヵ所のサービス拠点
レッカーサービス距離の制限なく、もよりの修理工場等まで無料でレッカー搬送を行う
(※ こちらで修理工場を指定した場合、60kmまで無料)
現場での応急処置・バッテリー上り時のジャンピング作業
・バッテリーのジャンピング
・カギ開け
・パンク時のスペアタイヤ交換
・各種オイル、冷却水の補充
・各種バルブ、ヒューズの取り替え
・ボルトの増し締め
・サイドブレーキの固着解除
・その他、30分までの応急作業
引き上げ・引き降ろしサービス・落輪や縁石に乗り上げてしまったとき、車の引き上げ、引き降ろし作業を行う
燃料切れ時ガソリン配達サービス・道路上などでガス欠になったときに、ガソリンまたは軽油10リットルを無料でお届け(保険期間中1回)
故障相談サービス・車の故障やトラブルに対して、スタッフが電話で適切なアドバイスを行ってくれる
情報提供サービス・知らない土地で事故にあったときなどに、近くの宿泊先、帰りの交通手段、レンタカー会社やガソリンスタンドなどの情報を電話でご案内(費用はこちらの負担)
・帰宅手段案内
・修理入庫先案内
・24時間営業ガソリンスタンド案内
・緊急宿泊先案内
・レンタカー案内

割引:

インターネット割引インターネットでの契約の場合、新規でも継続でも1万円の割引
無事故割引イーデザイン損保で1年間無事故の場合に、翌年の保険料を2%割引
早割保険開始日の45日前までにインターネットで契約した場合、インターネット割引に加えて、「早割」として保険料を500円割引
証券e割保険証券を発行しない場合、「証券e割」として保険料を500円割引
新車割引保険開始日の属する月が初度登録年月の翌月から25カ月以内である場合、車両保険などに「新車割引」が適用
(自家用普通乗用車、自家用小型乗用車の場合)
セカンドカー割引2台目以降の車の自動車保険を新たに契約する場合、等級が7等級からスタートする(通常は6等級)
継続割引イーデザイン損保で契約2年目以降となる場合、契約年数に応じて保険料を割引
・2年目:0.5%OFF
・3年目:1.0%OFF
・4年目:1.5%OFF
・5年目:2.0%OFF
・6年目:2.5%OFF
・7年目:3.0%OFF

お得なキャンペーン
・インターネットで新規契約・継続契約の手続きをすることで10,000円が割引


各社の満足度ランキング(2017年):

オリコン総合:1位
加入・更新手続き:4位
商品内容の充実度:3位
保険料:3位
事故対応:2位
調査・認定結果:3位
受取額・支払いスピード:1位
サポートサービス:3位
価格.com総合:6位
保険料:7位
補償内容:6位
顧客対応: - 
事故対応: - 
楽天総合:3位
事故対応:1位
保険料:5位
サービス:4位
NTTイフ売れているランキング: - 
保険スクエアbang!総合:3位
保険料:5位
事故対応:2位
サービス:5位

メリット部分

オリコン満足度、J.D.パワーの評価が非常に高い

イーデザイン損保の自動車保険は調査会社からかなり高い評価を得ています。日本では有名どころでいうと「オリコンランキング」ですが、このオリコンの満足度調査で2015年・2016年の自動車保険総合ランキングで連続1位を取っています。

また、海外に「J.D.パワー」というサイトがあります。ここは「顧客の声こそが、企業を成功へ導く」という企業理念を持っている有名な調査会社であり、日本の自動車保険についても多くの顧客の声を集めています。

そのJ.D.パワーの結果によると、2016年の自動車保険新規加入満足度<ダイレクト系保険会社部門>でイーデザイン損保が見事に1位を獲得しています。

J.D.パワーの調査結果は参考材料として非常に有用と言われていますので、この評価の高さは見逃すことはできないといえるでしょう。

保険料がなかなか安く、ネット申し込み割引も充実している

自動車保険にはダイレクト型(通販型)と代理店型があり、代理店を介する形の自動車保険よりもダイレクト型の方が保険料が安くなっています。

イーデザイン損保はそんなダイレクト型自動車保険の中では「まあまあ」くらいの安さとなっています。少しでもリーズナブルなところを探している方には向いていないかもしれませんが、保険料の安さだけでなく補償内容や事故対応力を求める方にはかなりお勧めできる自動車保険となっています。

また、インターネット割引の内容が良く、ネットからの加入の場合は新規でも継続でも関係なく1万円が割引となっています。新規も継続も両方1万円割引のサービスをやっているところは少ないですので、少しでも割引を多くしたい場合はチェックしておくといいでしょう。

管理人taka管理人taka

新規と継続の両方とも1万円割引をしているのは、他にセゾン自動車火災保険SBI損保があります。

東京海上グループの安心感と事故解決力は要注目

イーデザイン損保は東京海上グループが提供している自動車保険です。

東京海上グループ(東京海上ホールディングス)は日本の保険会社の中でも特に歴史があり、確かな実績と信頼を積み重ねてきている会社です。そのため、会社のネームバリューと安心感はかなりのものがあります。

また、公式ホームページでも「東京海上グループの経験と実績を活かした安心の事故解決力」と謳っていますので、ダイレクト型ではありますが事故解決力に関しては期待が持てるといえるでしょう。(基本的にダイレクト型は代理店型よりもサポートの質が悪いと言われています)

ただし、事故対応などのサポート評価に関してはランキングサイトによってかなり異なり、オリコンでは上位に入っていても他では圏外・・といった評価となっています。ここらへんは担当者の質によっても左右されるため、運が悪いと質の低い人に当たってしまう「玉石混交」のような状態なのかもしれません。

また、やはり代理店型と比べるとサポートの質は落ちるかと考えられますので、サポートに関しては過度の期待を持つことはやめておいた方が無難かと思われます。ただし、保険料の安さを考慮するとイーデザイン損保はコスパはかなり良いのではないかと思っています。

メディカルコールサービスにより、医師・看護師に無料で相談できる

イーデザイン損保の自動車保険に加入すると、「メディカルコールサービス」が利用できるようになります。

このサービスは事故による体調の不安はもちろん、普段の生活での健康の不安を医師・看護師に相談できるというものです。24時間365日いつで相談できるため、健康面で困ったときにとても重宝するサービスとなってくれます。

具体的には、以下のような相談に応えてくれます。
・からだの悩み
・気になる不調
・子供の発育
・がん治療

デメリット部分

事故対応サービスセンターの拠点が少ない

イーデザイン損保は「東京海上グループの経験を活かした事故対応力」とは言っているものの、事故対応サービスセンターは全国に4つしかありません。東京に3つ、大阪に1つあるだけで、東京に至っては3つとも同じ住所となっています。

いくら事故対応に力を入れているとはいえ、事故処理の拠点が4つしかないのはちょっと不安が残ります。確かに事故になっても現場に保険会社の社員が来ることはほぼないので拠点数の多さはあまり関係ないのかもしれませんが、やはりサポート拠点は多ければ多いほど安心感が増すというのも利用者の心理です。

また、不測の事態が起きた場合などにサービスセンターで面談をしてくれる会社もありますが、イーデザイン損保では面談などについては明記していません。そもそも拠点が東京と大阪にしかないので、面談についてはまず期待できないでしょう。この点はちょっとマイナスの評価かなと思います。

ちなみに、事故対応サービスセンターはダイレクト型の中ではソニー損保が多く、2017年5月時点で25ヵ所となっています。

管理人の最終評価

ダイレクト型の保険料の安さと、東京海上グループの事故対応力を持っている、バランスのいい自動車保険です。オリコンやJ.D.パワーの総合評価も1位と申し分ないので、自動車保険を探している方は出来るだけチェックしておいてください。

他の評価会社では低評価を付けているところもあるので盲信をするのは危険ですが、個人的にはかなりお勧めな自動車保険だと思っています。

この記事を書いた人

taka
taka
当サイト「takaの保険節約術」運営者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者。骨折&手術で身をもって保険の大切さを知って以降、独学で身に付けた保険の知識を紹介するようになりました。FPから紹介された保険の見直しもやってます。保険だけでなく安定度の高い資産運用方法を常に模索していますので、興味がある方はLINEの方でご質問を。ラーメン、焼肉、テニス好き。

保険契約を検討される際には、契約概要を必ずご確認下さい。

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