なかなか面白い保険が販売されたので、ちょっとご紹介しておきます。ちなみに個人向けではなく、事業者向けの保険となっています。

2016年6月1日より、損害保険ジャパン日本興亜がSOMPOリスケアマネジメントと共同で「富士山噴火デリバティブ」を販売開始しました。

日本は特に噴火が多い国であり、たびたび私たちを脅威にさらしています。特に富士山に関しては300年周期、地下にマグマが貯まっている等の不安な情報がたびたび飛び交っており、私たちを不安に陥れています。その不安の原因は、やはり富士山が噴火した際の経済的ダメージが今まで味わったことの無いような深刻なものであることが予想されているからと言えるでしょう。

そんな富士山噴火の際の経済的不安に備え、万が一の場合に大きな保険金を受け取ることができるのが富士山噴火デリバティブなのです。

富士山周辺(特に静岡県、山梨県)で店舗などを経営している事業者の方の中には興味を持つ方も多くいると思いますので、良ければチェックしてみてください。

噴火警戒レベル3以上で支払われる

これまでは火山の噴火に備える保険はなかったの?と思う方もいるかも知れませんが、実は「地震保険」に加入することで噴火による被害に備えることができるようになっています。

ただし、地震保険の保障範囲は「噴火による噴石・溶岩流・火砕流・または山崩れなどで住宅や家財に損害が発生した場合」です。

対して今回販売された「富士山噴火デリバティブ」では噴火警戒レベル3以上、または噴火の発生を発表した場合に保障されることになっています。

噴火警戒レベル3とは、まだ噴火の発生が予想される段階で、入山規制が掛かったくらいの状態を指します。なので、例えその後の噴火によって損害が無かった場合でも、噴火警戒レベル3以上になった時点で保険金が支払われることになっています。

つまり、地震保険よりも幅広い保障範囲となっているのです。

保険金額は1億円だが、保険料が高い

また、保険金額は地震保険よりも高くなっています。地震保険の場合は建物に関する上限は5,000万円となっていますが、富士山噴火デリバティブの場合は1億円が貰えるようになっています。

ただし、対象期間が1年間でオプション料が300万円も取られるので、地震保険と比べるとかなり高いと言わざるを得ません。

【契約例】
・対象期間 :1年間
・噴火が観測された場合の受取金額:1億円
・オプション料:300万円

噴火警戒レベル3以上という幅広い保障内容なので高めに設定されるのも当然かも知れませんが、ある程度余裕がないと加入すらできない保険となっています。

この料金に見合う保障かどうかは今後の火山活動次第となりますが、噴火は自然災害なのでいつ起こるかは誰にも分かりません。高いお金を払って加入するべきか、それとも噴火はしばらく大丈夫と予想するかの判断基準はかなり難しいとは思いますが、この保険に興味がある富士山近郊の方は良ければチェックしておいてください。

参考
『富士山噴火デリバティブ』の販売開始と 『噴火発生確率の評価手法』
損保ジャパン日本興亜
SOMPOリスケアマネジメント

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