うつ病や統合失調症などのストレス性の病気にも備えられる就業不能保険が、チューリッヒ生命の「くらすプラス」です。他の就業不能保険(所得補償保険)では基本的に精神病には備えられないため、この点がくらすプラスを選ぶ際の最大のメリットとなっています。

ただし、年金支払期間が決まっている、ストレス性の場合は在宅療養が認められないなどの注意点もありますので、そこらへんも踏まえたうえで検討する必要があります。

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押さえておきたい注目ポイント

チューリッヒ生命の就業不能保険「くらすプラス」の大まかな特徴をサッと知りたいという人向けに、押さえておきたい要点だけをピックアップしました。

うつ病などのストレス性疾病に備えられる
病気やケガでの入院の場合、入院給付金がでる(ただし60日以上が条件)
年金支払期間が決まっているが、良いかどうかは人それぞれ
保険料が安い
健康・精神的な面でのサポートが無料で受けられる
入院中だけでなく、在宅療養の場合も保障される(ストレス性の場合は不可)
精神的な疾病の場合、在宅療養は認められない
通常の病気やケガは対象外?
就業不能保険が必要かどうかの見極めが必要

以下、詳しい説明に入りますので、興味がある方は読み進めてもらえればと思います。

くらすプラスの詳細

保険料の例
・給付金月額:10万円
・保険期間:65歳
・年金支払期間:3年

年齢 男性 女性
20歳 1,755円 1,590円
30歳 2,470円 2,170円
40歳 3,760円 3,050円
50歳 5,990円 4,510円

※ 上の表は2016年11月現在の保険料です。

管理人taka管理人taka

就業不能保険の中では保険料は安い方ですが、それは年金支払期間が3年となっているからです。(他の会社の就業不能保険は支払期間は保険料払込期間と同じになっており、満了までは特に制限はありません。)

保障内容

項目 内容
契約可能年齢 満20歳~満60歳
保険料払込期間 55歳払済・60歳払済・65歳払済・70歳払済
年金支払期間 3年、5年、10年
(45歳以上の場合のみ、2年も選択できる)
給付金 年金月額:10万円
入院給付金:1日当たり5,000円(入院61日以降から)
高度障害給付金 なし
支払対象外期間 60日
払込回数 月払、年払
払込方法 口座振替、クレジットカード

メリット部分

うつ病などのストレス性疾病に備えられる

くらすプラスではうつ病や統合失調症などで入院した場合でも年金支給の対象になります。

最近は医療が発達して長期入院が減っている傾向にありますが、それでも一定の割合で長期間の入院をする事態になってしまいます(3ヶ月以上の入院は全体の5%程度と言われています)。

中でも精神的な疾患の場合は入院が長期になる傾向にあり、何と統合失調症の場合は平均で500日以上の入院が必要になります。にも関わらず、他の就業不能保険では精神病で就業不能になった場合は保険金の支払対象外となっているのです。これはかなりいただけませんよね。

ですが、くらすプラスではそんな長期入院に繋がりやすいストレス性疾病に関しても年金支払の対象となっているのです。ここはかなり注目すべきポイントであり、くらすプラスの大きなメリット部分であると言えるでしょう。

具体的には、以下のストレス性疾病で入院が60日を超えた場合に年金が受け取れます。

  1. 気分障害(うつ病等)
  2. 神経症性障害、ストレス関連障害、身体表現性障害
  3. 摂食障害
  4. 更年期障害
  5. 統合失調症、統合失調症型障害および妄想性障害
  6. 非器質性睡眠障害
  7. 胃潰瘍
  8. 十二指腸潰瘍
  9. 潰瘍性大腸炎
  10. 過敏性腸症候群

ただし、精神疾患が対象になっている分、他の病気に関しては5疾病(悪性新生物、急性心筋梗塞、脳卒中、肝硬変、慢性腎不全)で60日を超えて就業不能状態になった場合しか対象にならない、そして年金支払期間が決まっているなどの注意点もあります。

※ 所定の高度障害状態、所定の身体障害状態に該当した場合は給付の対象となります。

病気やケガでの入院の場合、入院給付金がでる(ただし60日以上が条件)

くらすプラスでは病気やケガで入院した時、何と入院1日あたり5,000円の入院給付金が支払われます。これは他の就業不能保険にはないことなので、かなり嬉しいポイントですね。

ただし、入院を開始した日から60日間は支払われず、61日目から120日間が補償されるようになっています(1回の入院で120日まで、通算1,095日限度)。短期入院は補償の対象外ということは覚えておきたいところです。

年金支払期間が決まっているが、これは吉と出るか凶と出るか・・

くらすプラスでは年金の支払期間が2年、3年、5年または10年と決まっています(2年は45歳以上)。他の就業不能保険ではこのような制度はなく、就業不能の間は保証期間が切れるまでずっと貰いつづけることができます。

万が一のことに備えるのが保険という商品の本質なので、年金支払期間が決まっているというのは間違いなくデメリットと言えるでしょう。

ただし、保証期間が切れるまで保障される就業不能保険の場合だと、例えば65歳満了の契約なのに64歳で病気になってしまった場合、1年間しか年金を受け取ることができません。反対にくらすプラスで3年の支払期間にしておいた場合、64歳で就業不能になってもしっかり3年間は受け取ることができます。

年金支払期間が決まっているというのは、状況によってメリットにもデメリットにもなるということですね。じゃあどう判断すればいいの?となりますが、個人的には3年や5年を超えて入院することは本当に稀なことで、ほぼないだろうという判断から、くらすプラスの様に年金支払期間が決まっているのはそれほど悪くないのではないかと思っています。

保険料が安い

くらすプラスは他の就業不能保険と比べると保険料が安くなっています。

ただし、年金支払期間を長くすると保険料はかなり高くなりますし、さらに50歳前後から契約する場合はかなり保険料が高くなるので、契約前の保険料の比較は必須となるでしょう。

個人的には、ストレス性疾病が対象なのにこの保険料は確かに安いとは思いますが、その分通常の病気の場合は5疾病しか適用されませんので、このくらいの保険料が適切なのかなと感じています。

健康・精神的な面でのサポートが無料で受けられる

くらすプラスに契約すると、チューリッヒ生命の無料サポートが受けられるようになります。健康や病気に関するお悩みサポート「メディカルサポートサービス」と、精神的な悩みやこころの問題についてカウンセリングを無料で受けられる「メンタルヘルスサービス」が受けられます。

24時間365日いつでも健康の相談ができますし、セカンドオピニオン、カウンセリングなどを無料で受けることができます。忙しい主婦の方や、体が不調で外に出られないような場合にかなり重宝するサービスとなるでしょう。

【メディカルサポートサービスの中身】
・ガン専用メンタルケアサービス(心の支えとなるために)
・健康・介護相談サービス(24時間365日の安心でサポート)
・セカンドオピニオンサービス(最善の治療を選択するために)

【メンタルヘルスサービスの中身】
・電話・メールでのカウンセリング(臨床心理士・産業カウンセラーによる)
・対面でのカウンセリング(年間5回まで、家族も利用可能)

入院中だけでなく、在宅療養の場合も保障される(ストレス性の場合は不可)

くらすプラスは就業不能保険(所得補償保険とも言う)ですので、入院中だけでなく在宅療養の場合でも補償されます。(※ ストレス性疾病の場合は入院のみ対象なので注意が必要です)

医療保険の場合だと入院(または通院)の場合に補償され、在宅療養のみの場合は全く補償されないので、くらすプラスのような就業不能保険の方が保障範囲が広いという一面を持っています。

ただし、就業不能保険は60日間の支払対象外期間があったり、特定の障害状態に該当する必要があったりなどの厳しい支払い条件がありますので、単純に医療保険よりも良いという訳ではありません。

医療保険と就業不能保険(所得補償保険)は2つ同時に入ることでお互いの穴を埋めるという感じになっています。

デメリット部分

精神的な疾病の場合、在宅療養は認められない

くらすプラスではストレス性疾病も対象となっているのは間違いなくメリット部分ではあるのですが、在宅療養が認められず、入院が60日を超えた場合のみ支払の対象となります。

確かに統合失調症の場合は平均で500日以上の入院というデータは出ていますが、全部のストレス性疾病がそこまで入院日数が多いわけではありません。仕事には出れないけど、自宅でゆっくり静養するというケースも多々出てくるでしょう。

そのような自宅療養の場合は残念ながら支払いの対象外になってしまいます。この点はちょっと痛いところですね。

通常の病気やケガは対象外?

くらすプラスでは精神疾患で60日以上の入院、または5疾病(悪性新生物、急性心筋梗塞、脳卒中、肝硬変、慢性腎不全)で60日を超えて就業不能状態になった場合しか年金支払の対象になりません。

つまり、他の病気やケガで就業不能になっても給付はされないのです。

一応、次の場合は年金が給付されるのですが

  1. 傷害または疾病を原因として所定の高度障害状態に該当されたとき
  2. 不慮の事故による傷害を原因として所定の身体障害状態に該当されたとき

これに関してはカスタマーセンターに聞いても、どの程度が条件なのか特に決められていないようなので、よほど重大な状態にならない限り支給されないという可能性もあります。

いずれにしても、ストレス性疾患が対象になっている分、通常の病気やケガでは他の就業不能保険よりも適用の範囲が狭くなっているということは覚えておきたいところです。

申し込み前の注意点

そもそも就業不能保険が必要なのかどうかをよく見極めよう

就業不能保険(所得補償保険)は万が一の時に大きな力となってくれる可能性を秘めた保険ではありますが、傷病手当金を受け取れるサラリーマンの方にとっては必要性がかなり低くなります。

また、傷病手当金は1年6ヶ月までしか支給されないので、それ以降の保障が必要になるじゃないか!ということになってきますが、そもそも就業不能保険を受給できる状態というのはかなりの障害を持っていると考えられますので、公的年金である「障害年金」をずっと受けられる可能性が高いです。

そんな訳で、個人的な意見ですが会社員の方はそもそも就業不能保険に加入する必要性がかなり低いと考えています。その分の保険料を貯蓄しておく方がいいのではないか・・という選択肢も考慮に入れ、検討する必要が出てくるでしょう。

ただし、個人事業主の場合は傷病手当金は支給されませんし、障害年金も少ない支給額になってしまうため、会社員の方よりも就業不能保険の必要性はかなり高まります。個人事業主の方は自分が働けなくなった時を想定し、十分に検討する必要が出てくると思います。

実際に私も個人事業主ですので、就業不能保険に関してはかなり魅力を感じています。ただし、自分はパソコンを触ることが出来れば仕事ができるため、就業不能保険よりも小規模企業共済や確定拠出年金の方に重きを置いていますが。

という感じで、人それぞれで就業不能保険の必要性が高いか低いかが変わってくるため、本気で検討する場合は無料の保険相談サービスなどを利用し、プロのFPの意見を聞いてみることをお勧めします。

もしかしたら就業不能保険よりも自分たちに合った保険を教えてくれるかも知れませんし、保険に対しての基礎知識も教えてくれるため、かなり参考になると思います。勧誘などは一切ありませんので、加入する・しないに関わらず、保険相談サービスは一度利用してみることをお勧めします。

管理人がお勧めする保険相談サービスはこちらのページに載せています。良ければ参考にしてください。
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