男性の保険料(月額):9,555円
女性の保険料(月額):9,513円
(30歳、被保険者0歳、受取総額:210万円、払込期間:18歳、こども祝金なし型)
【返戻率】
男性:101.7%
女性:102.1%
払込期間を5年間という短期間にすることができ、年払いも可能なのでかなり返戻率を高くすることができる学資保険です。また、保険金の受取総額が300万円以上の場合は返戻率が高くなるのも見逃せません。
配当金もあるため、なかなかにお勧め商品となっています。
ただし、「祝金あり」にした場合は返戻率がかなり下がる点には注意しておいてください。
契約内容によっては年齢が45歳までしか契約できないようになるため、晩婚のご家庭は上限年齢をしっかりとチェックしておく必要があります。
押さえておきたい注目ポイント
日本生命の「ニッセイ学資保険」の大まかな特徴をサッと知りたいという人向けに、押さえておきたい要点だけをピックアップしました。
- 払込期間が短いため、返戻率がかなり高くなる
- 保険金額を上げると返戻率も段階的に高くなる
- 配当金がある
- 「祝金なし」と「祝金あり」の2パターンが用意されている
【デメリット・注意点】
- 「祝金あり」の場合、契約までの制限が多い
- 【祝金なし型】払込期間が5年間以外は45歳までしか契約できない(男女とも)
以下、詳しい説明に入りますので、興味がある方は読み進めてもらえればと思います。
ニッセイ学資保険の詳細
男性の月払保険料と返戻率の例
・保険料払込期間:18歳まで
・受取総額:210万円
・被保険者(お子さん)の年齢:0歳
・こども祝金なし型
契約年齢 | 月額保険料 | 払込総額 | 受取総額 | 返戻率 |
---|---|---|---|---|
30歳 | 9,555円 | 2,063,880円 | 2,100,000円 | 約101.7% |
女性の月払保険料と返戻率の例
・保険料払込期間:18歳まで
・受取総額:210万円
・被保険者(お子さん)の年齢:0歳
・こども祝金なし型
契約年齢 | 月額保険料 | 払込総額 | 受取総額 | 返戻率 |
---|---|---|---|---|
30歳 | 9,513円 | 2,054,808円 | 2,100,000円 | 102.1% |
※ 上の表は2018年8月現在の保険料です。
上の表だと18歳払なので返戻率はあまり高くありませんが、払込期間を5年間にするともっと返戻率は高くなります。
保障内容
項目 | 内容 |
---|---|
種類 | 【学資保険】 ・所定の時期に年金(学資金)が支払われる ・保険料は加入時のまま、途中で上がることはない |
契約可能年齢 | 【契約者年齢】 男性:18歳~67歳(プランにより変動) 女性:16歳~67歳(プランにより変動) 【被保険者(お子様)年齢】 こども祝金なし型:0歳~6歳 こども祝金あり型:0歳~2歳 |
受取総額 | 120万円~1,500万円 |
保険料払込期間 | ・17歳、18歳 ・5年間、10年間 |
学資金受取年齢 | こども祝金なし型(17歳基準):17歳、18歳、19歳、20歳、21歳 こども祝金なし型(18歳基準):18歳、19歳、20歳、21歳、22歳 |
払込回数 | 月払、年払 |
払込方法 | ・口座振替 |
配当金 | あり |
保険料の 払込免除 | 契約者が亡くなられた場合、将来の保険料の払込みは必要なし (所定の高度障がい状態または身体障がい状態該当時は不可) |
資料請求 | 日本生命公式サイトよりお願いします ⇒ニッセイ学資保険|日本生命保険相互会社 |
メリット部分
払込期間が短いため、返戻率がかなり高くなる
ニッセイ学資保険は払込期間をかなり短くすることが可能となっています。
基本的に学資保険は払込期間が短ければ短いほど払込保険料総額は少なくなり、返戻率が高くなるものです。そのため、払込期間を短くできるこの商品はそれだけ返戻率を高めることが出来るということになります。
【返戻率の例:30歳男性、被保険者0歳、受取総額210万円】
18歳払:約101.7%
10年払:約105.8%
5年払:約107.8%
5年払にした場合はかなりの高返戻率になります。貯蓄性だけで考えるならかなり魅力的な学資保険と言えるでしょう。
ただし、払込期間が短いということは毎回の保険料もかなり高くなるということになりますので、お金に余裕がない場合は候補から外れることになるかも知れません。
逆にお金に余裕がある場合はお勧めの学資保険と言えます。
保険金額を上げると返戻率も段階的に高くなる
ニッセイ学資保険では基準保険金額が一定の額を超えると返戻率が少し上がっていきます。具体的には基準保険金額が70万円以上か100万円以上かで変化があり、上の額にいくほど保険料単価が安くなって返戻率が上がっていきます。
【返戻率の例:30歳男性、被保険者0歳、保険料払込期間:18年】
基準保険金額100万円(受取総額300万円):返戻率104.0%
基準保険金額70万円(受取総額210万円):返戻率101.7%
これを見ると結構返戻率は変わってくるので、出来ることなら一番高い返戻率で契約したいところです。
もしも少ない保険金額(受取総額が210万円~300万円未満)で契約しようと考えている場合は、ニッセイ学資保険だと返戻率が低くなってしまうので、他の学資保険を検討した方が良さそうです。
配当金がある
この商品は配当金があるため、会社の決算状況やご契約の収支状況によっては配当金が支払われます。万が一のインフレにある程度備えられるのは嬉しいところと言えます。
「祝金なし」と「祝金あり」の2パターンが用意されている
この学資保険では「祝金なし」と「祝金あり」の2パターンが用意されており、お好きな方を選択して契約できるようになっています。
【祝金なしの特徴】
・返戻率が高い
・17歳(または18歳)から4年間学資金が支払われる
・契約者の85%以上はこちらを選んでいる(人気が高い)
【祝金ありの特徴】
・返戻率が低い
・5歳、11歳、14歳のタイミングで祝金を受け取れる
・17歳(または18歳)から4年間学資金が支払われる
・全体の15%未満の方しか契約していない
学資保険の場合は少しでも返戻率が高い方が良いので、必然的にお勧めは「祝金なし」になります。契約者の85%がこちらを選んでいることからも分かると思います。
「祝金あり」は高校以前(5歳、11歳、14歳)のタイミングで祝金が貰えるため、その時点でお金が必要になることが予想される場合はこちらにしておきましょう。ただし、返戻率が「祝金なし」と比べて2%くらい低くなることは覚えておいてください。
デメリット部分
「祝金あり」の場合、契約までの制限が多い
「祝金あり」を検討している方は、契約できるかどうかを前もって確認しておくことをお勧めします。というのも「祝金あり」の場合は払込期間や年齢の制限が厳しいため、もしかしたら契約できない可能性もあるからです。
具体的には、「祝金あり」の場合は以下の条件を満たす必要があります。
- 17歳払・18歳払のみ。5年払・10年払は不可
- 被保険者(お子様)の年齢が0~2歳まで
- 契約者の年齢が男性18~39歳まで、女性16~39歳まで
このようになっています。
お子さんの年齢が2歳までしか契約できないので、出来るだけ早めに加入するかどうかを検討しておく必要があります。また、最も返戻率が高くなる5年払が出来ないのも痛いところと言えます。
【祝金なし型】払込期間が5年間以外は45歳までしか契約できない(男女とも)
ニッセイ学資保険は払込期間が変わると、契約者の年齢上限も変わってきてしまいます。
具体的には、5年払のみ男女ともに67歳まで契約可能となっていますが、それ以外の払込期間(17歳、18歳、10年間)の場合は契約者が45歳までしか加入することができません。
最近は晩婚化が進んでおり、子供を産む年齢も上がってきています。そのため、45歳以上で子供を産む家庭も増えていますので、この設定は上限が低いなと言わざるを得ません。
管理人の最終評価
「祝金なし」で基準保険金額100万円(受取総額300万円)以上にした場合の返戻率がソニー生命の「学資保険スクエア」と匹敵するくらい高く、さらに配当があるのでインフレにも対応できるため、かなり勧めの学資保険といえます。将来のインフレを想定する場合は候補に入れて検討することをお勧めします。
ただし、受取総額210万円だとあまり返戻金が高くないので、この場合は別の学資保険を検討した方が良いです。
学資保険をお探しの方はこちらの学資保険 おすすめの比較と評価ランキングのページがお役に立てると思います。
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この記事を書いた人
- taka
- 当サイト「takaの保険節約術」運営者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者。骨折&手術で身をもって保険の大切さを知って以降、独学で身に付けた保険の知識を紹介するようになりました。FPから紹介された保険の見直しもやってます。保険だけでなく安定度の高い資産運用方法を常に模索しています。ラーメン、焼肉、ラケットスポーツ好き。
保険契約を検討される際には、契約概要を必ずご確認下さい。
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