熊本地震での保険金が全額支払われることを発表（2016年4月15日）

2016年4月14日の夜に、熊本県を震源とする震度7の地震が発生しました。

その熊本地震に関して、生命保険協会の筒井義信会長が15日に記者会見を行い、「生保全社で免責条項を適用せず、保険金を支払うことを確認した」を明らかにしました。（参考：産経ニュース）

地震などの災害時では保険金はどうなるの？と疑問に思われる方も多いと思いますが、基本的に生命保険の死亡保険金は地震や津波などの自然災害で死亡した場合でも支払われるようになっています。

また、災害時に保険金が上乗せされる「災害割増特約」については、あまりにも地震で多くの方が亡くなった（または高度障害になった）場合は保険金の削減されるか、または全額が支払われないということが約款では書いてあるのですが、今回の地震に関しては「免責条項は適用しない」と言っているので、全て支払われます。

現状では東日本大震災の時でも保険金は全て支払われているので、よほど大きな災害の場合を除いて保険金はちゃんと支払われるようです。

繰り返しますが、今回の熊本地震では保険金は全額支払われます。

例えばですが、数十万人規模に影響を与えるような大災害が起こった場合は、災害割増特約はもちろん、死亡保険金も支払われなくなる可能性があるとのことです。

これは約款にも書いていないことであり、まだそのような事態になってしまう災害が起きてないので断定は出来ないことですが、限度を超えるような災害の場合は保険金の支払いが削減、または全額支払われないという可能性もあるということが各社のカスタマーに聞いた答えでした。

保険契約を検討される際には、契約概要を必ずご確認下さい。