当サイトの管理人はこれまでに数多くの無料の保険相談サービスを利用してきた経験があります。また、私自身FP(ファイナンシャル・プランナー)の資格を持っており、保険関係の仕事をしています。
その経験と知識を活かして、無料の保険相談を利用する前に知っておきたいポイント、そして相談員(FP)の良し悪しはどう判断するのかなどを、これから初めて保険相談サービスを利用する人向けに解説したいと思います。
あくまで個人的な意見となりますが、一応は私もFPのはしくれですので、少なからず参考にはなるだろうと思っています。時間がある時にでも見ていってもらえれば嬉しい限りです。
このページの目次
このページでは5つの注意点を解説していきます。読んでおくと保険相談サービスを上手く利用できると思いますので、出来るだけ失敗をしたくない方は読んでおいてください。
商品をプレゼントしている会社が良いとは限らない
無料の保険相談サービスは会社によっては面談を受けるだけで牛肉などをプレゼントしているところがあります。
無料で保険の相談が受けられる上に何かしらの商品が貰えるんだから、保険相談をするなら商品プレゼントがある方を利用したい!と思う方はかなり多いのではないかと思います。しかも商品をあげた見返りに何か特別な事を要求される訳ではないため、デメリットは何もないように見えます。
ただ、確かに表面的には黒毛和牛(保険マンモスが提供)などの商品が貰えるなんて凄いメリットのように思えてしまいますが、保険の見直しを検討する私たちにとって、最も優先すべきは「今よりも保険料が安くて、内容が良い保険商品を教えてもらうこと」ではないかと思うのです。それさえできれば、長期目線で見ると数万円~数十万円が節約できるからです。
もちろん、商品プレゼントがある会社がダメ保険を紹介する訳ではありません。ですが、本当に大事なのは私たちのために親身になって考えてくれる「質の良い相談員」です。そこさえ確保できれば、高級牛肉をはるかに高い金額(数十万円~数百万円分)がお得になるため、プレゼントのあるなしで考えるよりも「評判の良い保険相談サービス」を利用する方が最終的にお得になる可能性が高いと言えるのです(評判が良くてお勧めの保険相談はこちらのページで紹介しています)。
考えようによっては、商品プレゼント無し(もしくは値段の低いもの)で勝負しているところこそ、本当にこちらのことを考えた質の良いサービスを提供してくれていると見ることも出来ます。また、お値段高めの商品プレゼントを行っているところは取扱保険会社数がFPによってまちまちで、運が悪いと10社以下しか取り扱っていないFPが来たりします。そうすると少ない保険商品の中でしか比較してくれないため、私たちにとっては逆にデメリットとなってしまう可能性が高いのです。
取扱保険会社数が多い保険相談サービス(保険ショップ全般、または保険見直しラボがこれに当たります)は基本的に商品プレゼントをあまりやらない(もしくは値段が低い商品しかプレゼントしない)傾向にありますが、取り扱い保険商品が多いのでより良い保険を紹介してもらえる可能性が高いため、最終的には保険ショップや保険見直しラボでの相談の方がお得になると言っても過言ではないのです。
とはいえ、プレゼントが欲しい気持ちも分かります:
ただ、やはりデメリット無しで何らかの高い商品が貰えるのは大きな魅力には間違いないので、商品プレゼンキャンペーンが充実しているところとそうでないところ、両方試してみるのが私たちにとっては一番良いかと思います。
⇒相談の質で選ぶなら保険見直しラボがお勧め
⇒商品プレゼントで選ぶなら保険マンモスがお勧め
時間があまりない方は複数のサービスの利用は大変かと思いますので、質の良い保険相談サービスを1つ選んでいくのが良いでしょう(保険見直しラボがお勧め)。
店舗型の保険ショップの方が取扱保険会社数が多い傾向にあり、多くの商品を比較してもらえる
店舗型の保険ショップ(保険見直し本舗やほけんの窓口、保険クリニックなど)は取扱保険会社数が40社以上もあるなど、かなり多い傾向にあります。ただし、同じショップでも店舗によって取扱数は変わってきます。
反対にショップを構えていない訪問型の保険相談サービスは取扱保険会社数が10社~20社と、ちょっと少ない傾向にあります。また、FPによって扱っている保険会社数は異なるため、相談員によってはかなり少ない可能性もあります。
基本的には取扱保険会社数が多いほどたくさんの商品から選んでくれるし、数多くの比較もやってくれます。そのため、取扱保険会社数が多ければ多いほど私たちにとって今契約している保険よりももっと最適な保険を紹介してくれる可能性が高いと言えます。
例えば2016年7月の時点ではソニー生命のバリアブルライフが終身保険の中でも特にお勧めですが、もしも利用したサービスがソニー生命を取り扱っていない場合、そもそもバリアブルライフ自体を紹介してくれないのです。基本的にはその保険ショップや相談サービスが取り扱っている会社の範囲内でしか比較・検討・紹介をしてくれないため、取扱保険会社数が少ないということはそれだけでデメリット部分であると言えるのです。
そう考えると、プレゼントキャンペーンを行っている訪問型の無料保険相談よりも、何のプレゼントもない保険ショップの方を優先的に利用していった方が良いと言えます。
ただし、訪問型の中でも保険見直しラボだけは別です。この会社は取扱保険会社数が30社となかなか多く、しかもFP全員が全社を扱えます。
しかも保険業界の経験がある人しか採用しません(平均業界年数11.8年)。保険ショップだと運が悪いと新卒の未経験の人が担当になることもあるため、相談の質を求める場合は保険見直しラボの方が良いのです。
そのため、店舗型の保険ショップまで行くのが面倒という方は、どこでも来てくれる訪問型の保険見直しラボを利用するのが良いでしょう。
一社専属の保険相談はやめておこう
無料の保険相談の中には生保レディ、または外資系保険会社によくある「専属アドバイザー」に相談するという方法もありますが、基本的にこの方たちは特定の保険会社に所属しており、その保険会社の商品しか紹介してくれません。
そのため、彼らに相談してもその会社の商品を紹介されるだけであり、私たちが望むような「より多くの保険会社を比較し、最適な商品を紹介してもらう」ということはやってもらえません。
もしもすでに気に入った保険商品を見つけており、その保険の詳細だけ聞ければ良いという場合なら彼らに相談するのが一番手っ取りばやいかも知れませんが、まだ保険を検討中という方は出来るだけ一社専属の生保レディやアドバイザーは利用しない方が良いかも知れません。
保険の見直しをするなら保険ショップなどの無料保険相談サービスを利用していきましょう。
出来るだけ複数の保険相談サービスを利用し、親身に相談してくれるFP(相談員)を探そう!
無料の保険相談サービスで働いているFP(相談員)は基本的にこちらのことを親身に考えてくれる人が多いですが、そうでない方も少数ながらいます。
こちらの事をしっかりと考えてくれてアドバイスしてくれるような「質の良い相談員」が担当になってくれた場合、私たちにとって最適な保険を導き出すことに全力を尽くしてくれるため、保険の見直しをする際の強力な味方になってくれます。
また、保険変更後もライフイベントごとに再度見直しをお願いする機会も出てきますので、その担当さんにまたお世話になることも多々でてきます。その場合も、やはり対応の良い担当さんならばこちらもストレスなく連絡を取り続けられますし、全て任せても良いくらいの信頼性を持つことができるのでとても楽になります。
これがもし質の悪い担当さんだった場合、ずっと付き合っていくなんてしたくないですし、そもそもその人が紹介する保険は信頼できないので、加入しようとすら思わないでしょう。
このように、運悪く質の悪いFPに当たってしまった場合、無理にその会社を使い続ける必要は全くありません。遠慮なく別の保険相談サービスを利用していきましょう。また、1社目で良さそうな人に当たったとしても、少しでも自分に合うFP&最適な保険商品を探すために、複数の保険相談サービスを利用することをお勧めします。
私自身も5社以上のサービスを利用していますが、1社だけの利用だと盲目的にそこのFPだけを信じてしまうという事態に陥りかねないと感じています。複数のところから意見を聞くことでそれぞれを俯瞰して見ることもできるようになり、メリットとデメリットも判断しやすいかと思います。
複数社の利用は時間的に難しいという方もいるでしょうが、出来れば1つだけでなく2~4つくらい保険相談サービスを利用し、その中で最も接した感じがよく、安くて質の良い保険を紹介してくれたFPに担当になってもらうのが一番良いかと思います。
どこを選ぶか迷う場合は、こちらのお勧めの保険相談サービスを紹介しているページを参考にしてください。
⇒無料保険相談 おすすめの比較と評価ランキング
ダメなFP(相談員)を見極めよう
無料の保険相談は、担当となるFP(相談員)の良し悪しでこちらの満足度が決まると言っても過言ではありません。当サイトでは一般の方の口コミ評価をお金を出して集計しているのですが、満足度を低く評価した人のほぼ100%が「担当となったFPの質が悪かったから」という点を理由に挙げています。
質の悪いFPは私たちのことはほとんど考慮せずに自分の都合のいい保険ばかりを勧めてくるため、早い段階で相談を切り上げて他の保険相談サービスを利用するのが一番となります。その人から保険に加入するのは絶対に辞めておきましょう。
なので「質の悪いFP」は避けた方が良いのは間違いないのですが、初めて保険の見直しサービスを利用する方は「どんなFPが良くないのか、自分で判断できるか不安・・」と思っている方もいるかと思います。
質の悪いFPはその態度・保険の紹介の仕方などがこちらの神経を逆撫でしてくるのですぐに判断できるかと思うのですが、不安な人のために以下に「ダメなFPの例」と「良いFPの例」を書いておきますので、良ければ参考にしてみてください。
■感情的になりやすい
■調子が良い、なれなれしい、えらそうな態度を取る
■常に緊張感があり、リラックスできない
■こちらの話を聞かず、自分のペースで話し続ける
■何となく性格が合わないと感じる。感覚が合わない
■幅広く保険を提案してこず、少数の中から強引に選ばせようとする
■メリットばかりを言い、デメリットを言ってこない
■お勧め保険に挙げた理由、ダメ保険の理由があいまいで、何度聞いても分かりにくい
■すぐに契約までもっていこうとする。勧誘をしてくる
■話を親身に聞いてくれる。「傾聴」の姿勢を崩さない
■物腰が柔らかく、こちらをリラックスさせてくれる
■出来るだけ私たちの希望に沿うように話を進めてくれる
■常に落ち着いた対応をしてくれる
■こちらの保険選びに対し、労力を惜しまない
■良い保険だけでなく悪い保険についても教えてくれて、その判断理由をこちらが納得できるように分かりやすく説明してくれる
■保険以外のアドバイスもしてくれる(節約、年金対策など)
■勧誘は一切しない。次の相談の予約も、こちらが希望しない限り取ろうとしない
■1級FP、CFPの資格保有者(名刺に書いてある。2級FP、AFPでも対応が良ければ問題なし。3級はちょっと・・)
これらは当サイトで集計した口コミ評価を元に、私の独断と偏見でまとめさせていただいたものです。また、私の経験による判断も入っています。
もし保険相談の判断材料に使いたい場合、このページをブックマークかお気に入りに登録して、後から見直して貰えればと思います。
運悪くダメなFP(相談員)に当たってしまった場合は担当を変更してもらうか、そのサービスは使わずに別のところを利用するようにしてください。
また、個人的にお勧めだと感じた無料保険相談についてはこちらのページでまとめていますので、合わせて参考にしていただければと思います。
この記事を書いた人
- taka
- 当サイト「takaの保険節約術」運営者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者。骨折&手術で身をもって保険の大切さを知って以降、独学で身に付けた保険の知識を紹介するようになりました。FPから紹介された保険の見直しもやってます。保険だけでなく安定度の高い資産運用方法を常に模索しています。ラーメン、焼肉、ラケットスポーツ好き。
保険契約を検討される際には、契約概要を必ずご確認下さい。
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