男性の保険料(月額):9,020円
女性の保険料(月額):8,988円
(30歳、被保険者0歳、受取総額:200万円、払込期間:18歳、22歳満期、Ⅲ型、無配当)

【返戻率】
男性:102.6%
女性:103.0%

以前はこのマイナス金利の中でも返戻率が110%を超えているという素晴らしい学資保険でしたが、2017年11月2日についに保険料が値上げされてしまい、他の学資保険と同様に返戻率がかなり下がってしまいました。(大体6.5%~7%くらい下がってます・・)

契約日が2016年1月2日となる契約から無配当のⅠ型・Ⅱ型・Ⅲ型の販売を再開しています。特にⅢ型は返戻率が高く、条件次第では105%前後という高い数値になっています。

以前ほどの返戻率の高さこそなくなっていますが、それでも学資保険の中ではトップクラスで高い返戻率となっていますので、現在でも候補から外すことができない貴重な保険といえるでしょう。

また、ソニー生命ではライフプランナーによる無料相談がありますので、家計的に最もお勧めのプランを気軽に聞けるのも良い点です。ただし、契約するにも無料の面談を通してしかできません。ネットや通販から自由に契約できないのが少々気になる点です。

押さえておきたい注目ポイント

ソニー生命の「学資保険スクエア」の大まかな特徴をサッと知りたいという人向けに、押さえておきたい要点だけをピックアップしました。

【メリット】

  • 保険料がついに値上げされたものの、学資保険の中でも高い返戻率
  • 無配当の商品が販売再開
  • ライフプランナーに相談できるため、家計に合わせた最適なプランを教えてくれる
  • 「無配当」と「5年ごと利差配当の学資保険」の2つが用意されている
  • 保険料払込免除が付いている
  • 受取総額を2,000万円以上まで設定できる

【デメリット・注意点】

  • クレジットカード払ができない
  • 気軽に質問したり、資料の請求ができない
  • 返戻率が少しでも高いプランを選ぼう
  • 詳細を知りたい、加入したい場合はソニー生命専任のライフプランナーに相談する必要がある

以下、詳しい説明に入りますので、興味がある方は読み進めてもらえればと思います。

学資保険スクエアの詳細

男性の月払保険料と返戻率の例
・保険料払込期間:18歳まで
・満期:22歳
・受取総額:200万円
・被保険者(お子さん)の年齢:0歳
・Ⅲ型
・無配当

契約年齢月額保険料払込総額受取総額返戻率
30歳9,020円1,948,320円2,000,000円約102.6%
40歳9,128円1,971,648円2,000,000円約101.4%

女性の月払保険料と返戻率の例
・保険料払込期間:18歳まで
・満期:22歳
・受取総額:200万円
・被保険者(お子さん)の年齢:0歳
・Ⅲ型
・無配当

契約年齢月額保険料払込総額受取総額返戻率
30歳8,988円1,941,408円2,000,000円約103.0%
40歳9,048円1,954,368円2,000,000円約102.3%

※ 上の表は2020年4月現在の保険料です。

管理人taka管理人taka

Ⅲ型にすることで返戻金がとても高くなるお勧めの学資保険です。10歳払済、年払にすることでさらに返戻率が高くなります。

保障内容

項目内容
種類【学資保険】
・所定の時期に学資金が支払われる
・保険料は加入時のまま、途中で上がることはない
契約可能年齢【契約者年齢】
男性:18歳~(子供の年齢により上限変動)
女性:16歳~(子供の年齢により上限変動)

【被保険者(お子様)年齢】
0歳~7歳(プランにより変動)

受取総額50万円~2,600万円まで
保険料払込期間10歳、15歳、17歳、18歳、20歳、22歳
年金受取年齢Ⅰ型:11歳、14歳、17歳、22歳
Ⅱ型:17歳、22歳
Ⅲ型:17歳、18歳、19歳、20歳、22歳
払込回数月払、半年払、年払
払込方法・口座振替
配当金「5年ごと利差配当付き」の場合はアリ
保険料の
払込免除
保険期間中にご契約者が死亡されたとき、所定の高度障害状態になられたとき、または所定の不慮の事故により事故日から180日以内に所定の身体障害の状態になられたときは、以後の保険料の払込は免除される
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メリット部分

保険料がついに値上げされたものの、学資保険の中でも高い返戻率

マイナス金利の今、各保険会社では終身保険や学資保険の保険料を軒並み値上げしています。その影響で返戻率もかなり低くなり、100%を切る学資保険も出てきています。

そんな中でもソニー生命の学資保険スクエアは保険料の値上げをしていませんでしたが、残念ながら2017年11月2日についに保険料が値上げされてしまいました・・。

返戻率も依然と比べると6.5%~7%くらい下がっています。

ただ、それでも学資保険の中では高い返戻率を維持しており、条件次第では102.6-106.3%くらいの返戻率にまでなることから、まだまだ学資保険の中でもかなりのお勧めであることに変わりはありません。

とりあえず、学資保険を探している方はソニー生命の学資保険スクエア(今は「学資金準備スクエア」?)は必ずチェックしておきましょう。

無配当の商品が販売再開

これまで無配当の学資保険は2014年11月にⅠ型とⅡ型が、2015年5月2日よりⅢ型が販売停止になってきていますが、契約日が2016年1月2日となる契約から販売を再開しています。

返戻率は学資保険の中でもかなりの高さとなっています。

ライフプランナーに相談できるため、家計に合わせた最適なプランを教えてくれる

ソニー生命は基本的にライフプランナーと呼ばれる営業の方と相談の上で加入するかどうか、プランはどうするかを決める形になっています。資料請求などは基本的に用意されていない場合が多いです。

ネット完結型と比べると少々手間がかかると言えますが、その分ライフプランナーによる最適なアドバイスも期待できると言えるので、現在の家計でベストなプランを専門家に教えて欲しいという方にはとても役立つ形となっています。

一応ですがソニー生命の学資保険はⅠ型、Ⅱ型、Ⅲ型、5年ごと利差配当などの商品が用意されており、家庭環境に合わせたプランを自分たちである程度選ぶことが可能となっています。ですがどれを選べば良いのかわからない人が多いと思いますので、アドバイスが欲しい場合はソニー生命の公式サイトから無料面談を申し込んでみてください。

 ただし、ソニー生命のライフプランナーに相談する場合は当然ですがソニー生命のことしか教えてくれません。もしも他の保険会社の商品と比較して良い商品を決めたい場合は「保険相談サービス」を利用すると良いでしょう。(詳細はこのページの最後に載せています)

「無配当」と「5年ごと利差配当の学資保険」の2つが用意されている

ソニー生命の学資保険スクエアには無配当(Ⅰ型、Ⅱ型、Ⅲ型)と、5年ごと利差配当(Ⅰ型、Ⅱ型)の2種類が用意されています。

これについて、簡単に解説しておきます。

無配当Ⅰ型:中学・高校・大学入学時、さらに満期時に学資金を用意してくれるプラン。それぞれの入学時に備えることができますが、返戻率は一番低いです。

無配当Ⅱ型:大学進学時(高校卒業)に全額、または大学進学時と満期の時に学資金を用意してくれるプラン。大学の入学金により多くを備えておきたいという場合にお勧めのプラン。返戻率はⅠ型よりも高いです。

無配当Ⅲ型:18~22歳まで毎年学資金を用意できます。返戻率が最も高いので、高校までの出費は何とかなるという方にはとてもお勧めのプラン。

5年ごと利差配当(Ⅰ・Ⅱ型):保険会社の予定した運用益を超えた場合に配当金が貰えます。現状だけで考えるなら大きなメリットは期待できませんが、将来起こりうるインフレに対応しているため、先々を考えるなら無配当よりもお勧めかも知れません。

保険料払込免除が付いている

この保険商品には保険料払込免除が最初から付いているため、働き手(夫または妻)に万が一のことがあった場合には保険料の払込みが免除されます。

学資保険の中にはこの保険料払込免除を特約として付けられるけど有料になってしまうという商品もあるため、基本保障で付いているのは嬉しいポイントです。

受取総額を2,000万円以上まで設定できる

学資保険スクエアの公式サイト上のシュミレーションでは、受取総額を最大で2,600万円まで設定できるようになっています。

そのため、学費の高い大学(医学部、歯学部、獣医学部)を目標としている子供がいる家庭でも十分に活用していけます。

デメリット部分

クレジットカード払ができない

ソニー生命ではクレジットカード払ができません。これは学資保険スクエアに限らず、ソニー生命の保険料の払込は基本的に口座振替となっています。

クレジットカード払はポイントがたまるので重宝する支払方法ではあるのですが、ソニー生命ではその方法が使えないため、ポイントをためることができません。

クレジットカード払いの還元率は大体1%前後になるため、この分が還元されないのは残念なところと言えます。

気軽に質問したり、資料の請求ができない

学資保険スクエアは何と言っても公式サイトで資料請求ができないところが痛いです。また、わからない点があった場合はわざわざライフプランナーと面談したうえで聞く必要があります。

ソニー生命ではライフプランナーによる無料面談か、またはソニー生命を取り扱っている無料の保険相談サービスでしか保険に加入することが出来ない仕組みになっています。

面談時にプロの方から詳しく聞くことで商品に対する理解はとても深くなるとは思いますが、やはりある程度はインターネットで他の保険会社の商品と比較・検討してから面談をやりたいと思うのが普通なので、公式サイト上で資料請求ができたり、もっと気軽に質問できる仕組みがあった方が取っつきやすい商品になるのになと思わずにはいられません。

申し込み前の注意点

返戻率が少しでも高いプランを選ぼう

学資保険や終身保険などの貯蓄性の高い保険商品は、返戻率が高いことが選ぶ際に最も重要なポイントとなっています。返戻率が高ければ、それだけで選ぶ価値のある保険と言えるのです。

そんな学資保険選びでとても重要な要素である返戻率ですが、選ぶプラン次第で返戻率が高くなったり、逆に低くなったりします。

おそらくですが、ほとんどの方は返戻率が高い方法を選択したいと思います。そのため、学資保険スクエアを検討する際は、色々なプランで見積もりをしてみるといいでしょう。

学資保険スクエアの返戻率を高める方法は以下にまとめておきますので、検討の際に参考にしてみてください。

Ⅲ型にする

学資保険スクエアはⅠ型~Ⅲ型がありますが、一番返戻率が高くなるのはⅢ型です(Ⅲ型は大学など進学後の毎年の学費に充てることができるプランとなっています)。

大学進学までは学資金を受け取れませんが、返戻率は最も高いですので、出来るだけⅢ型を利用していきたいところです。

ちなみに、30歳男性が加入した場合の返戻率は以下のようになっています。
Ⅰ型:約100.5%
Ⅱ型:約100.8%
Ⅲ型:約102.6%

保険料を10歳で払い終えてしまう

この商品は保険料の払込期間を10歳~18歳の間で選ぶことができます。10歳払いにすると1回の保険料は高くなってしまいますが、返戻率は最も高くなってくれます。

例えば30歳男性が加入する場合、保険料払込期間の違いで返戻率は以下のような差が出てきます。
10歳払い:約105.5%
18歳払い:約102.6%

学資保険で2.9%の差はかなり大きいです。受取金額も大きく変わってくるため、10歳払いの保険料を払っても問題ない方は是非とも10歳払いを検討してみてください。

ちなみに、学資金額200万円で契約する場合、月々の保険料は以下のようになっています。
10歳払い:15,788円
18歳払い:9,020円

経済的に大丈夫な方には10歳払いはとてもお勧めです!

年払にする

保険料は月払・半年払・年払で選べますが、一気に支払う方が最終的な支払総額は安くなり、返戻率は高くなるようになっています。

そのため、月払よりも半年払、半年払よりも年払の方が返戻率は高くなります。年払にすると1年分の保険料を一気に支払うので1回の保険料はかなり高くなってしまいますが、家計に余裕がある方は年払でのお支払いも視野に入れておいてください。

女性が契約した方が返戻率が高くなる

学資保険スクエアでは男性が契約するよりも女性が契約した方が保険料が少し安くなるため、返戻率が少し高くなります。

そのため、できれば男性よりも女性の方が契約した方が良くなります。

ただし、契約者の年齢が高い方が返戻率は低くなってしまうため、奥さんの方が年上の場合はどちらの返戻率が高くなるのかを前もって調べておく必要があります。

面倒かも知れませんが、しっかり見積もりをして、どちらで契約すると返戻率が高くなるのかを把握しておきましょう。


ソニー生命の学資保険はただでさえ学資保険ジャンルの中でもトップの返戻率となっていますが、上記の方法を使うことでさらに返戻率を高めて契約することが可能となっています。

年払や10年払いなどは家計に余裕がある方に限定されてしまいますが、もし一気に保険料を支払えるのであればこれらの方法を積極的に利用していくと良いでしょう。(特に10年払いはとてもお勧めです)

詳細を知りたい、加入したい場合はソニー生命専任のライフプランナーから

ソニー生命の保険商品は「ソニー生命専任のライフプランナー」による無料面談を行うことで詳細を知ることができます。この場合、当然ですがソニー生命のことしか聞くことはできません。他に良い商品があってもそちらをお勧めされることはないのです。

ですが、ソニー生命のライフプランナーを通さなくても詳細を聞けたり、申し込みも出来るところがあります。それが無料の保険相談サービスです。

現在、保険相談サービスでは学資保険の取扱をほとんどしていません。以前であれば保険相談サービスからの加入をお勧めしましたが、現在はこの商品に興味がある、または加入したい場合はソニー生命のライフプランナーの相談を受けた方が良いでしょう。

管理人の最終評価

残念ながら2017年11月2日に保険料の値上げがあり、返戻率が6.5%~7%くらい下がってしまいました。ですが、それでも学資保険の中では特に高い返戻率となっています。

そのため、とてもお勧めの商品であることに変わりありません。学資保険を探している方は必ずチェックしておきましょう。

なお、この商品は公式サイトで気軽に資料請求することはできません。詳細を知りたい、または加入する場合はソニー生命のライフプランナーに相談するしか方法がないのが現状です。

管理人taka管理人taka

学資保険をお探しの方はこちらの学資保険 おすすめの比較と評価ランキングのページがお役に立てると思います。

この保険に加入中の方、見積もりを既にもらっている方

この記事を読んでいる方の中には、保険会社の担当営業や保険ショップの担当者から、この保険の設計書(見積もり)を既にもらっていて、「この保険に決めて本当にいいのだろうか・・・?!」と懐疑的になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

あるいは、既にこの保険を契約したものの、「なんか違う気がする・・・」「間違えたかも・・・」と不安になっている方もいらっしゃるのでは。

手元に保険商品の設計書や保険証券がある方は、証券や設計書をアプリで撮影すると、プロがそれを診断して問題点やムダを指摘してくれる無料アプリ「パシャって保険診断」の活用をおすすめします。診断結果はなんと3000文字くらいの詳細なものだそうです。

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この記事を書いた人

taka
taka
当サイト「takaの保険節約術」運営者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者。骨折&手術で身をもって保険の大切さを知って以降、独学で身に付けた保険の知識を紹介するようになりました。FPから紹介された保険の見直しもやってます。保険だけでなく安定度の高い資産運用方法を常に模索しています。ラーメン、焼肉、ラケットスポーツ好き。

保険契約を検討される際には、契約概要を必ずご確認下さい。

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