男性の共済掛金(月額):9,784円
女性の共済掛金(月額):9,736円
(30歳、被保険者0歳、大学プラン、受取総額:200万円、払込期間:17歳、月払)
【返戻率】
男性:100.2%
女性:100.6%
年払にすることで高い返戻率となり、他の学資保険と比べてもかなりお勧めと言える共済です。
子供の年齢が12歳までOKと幅広いですし、共済金の払込免除が付いているなど、メリットがたくさんあるので学資保険を検討している方はチェックしておいても良いかと思います。
ただし、、他の学資保険でもっと返戻率が高い商品があるため、こちらを選ぶメリットが少なくなっているのが気になります。
押さえておきたい注目ポイント
JA共済の学資保険「こども共済」の大まかな特徴をサッと知りたいという人向けに、押さえておきたい要点だけをピックアップしました。
- 年払にすると返戻率がかなり高くなる
- 返戻率を重視するなら「学資金型の大学プラン」にしておくべき
- 子供の加入上限が幅広い
- 大学生活に照準を合わせたプラン
- 共済掛金の払込免除が付いている
【デメリット・注意点】
- 月払だと返戻率が下がる
以下、詳しい説明に入りますので、興味がある方は読み進めてもらえればと思います。
こども共済の詳細
男性の月払掛金と返戻率の例
・学資金型の大学プラン
・掛金払込期間:17歳まで
・満期年齢:22歳
・受取総額:200万円
・被保険者(お子さん)の年齢:0歳
契約年齢 | 月額掛金 | 払込総額 | 受取総額 | 返戻率 |
---|---|---|---|---|
30歳 | 9,784円 | 1,995,936円 | 2,000,000円 | 100.2% |
40歳 | 9,890円 | 2,017,560円 | 2,000,000円 | 99.1% |
女性の月払掛金と返戻率の例
・学資金型の大学プラン
・掛金払込期間:17歳まで
・満期年齢:22歳
・受取総額:200万円
・被保険者(お子さん)の年齢:0歳
契約年齢 | 月額掛金 | 払込総額 | 受取総額 | 返戻率 |
---|---|---|---|---|
30歳 | 9,736円 | 1,986,144円 | 2,000,000円 | 100.6% |
40歳 | 9,786円 | 1,996,344円 | 2,000,000円 | 100.1% |
※ 上の表は2018年8月現在の共済掛金です。
月払にした場合の返戻率は普通ですが、年払にすることで返戻率がかなり上がり、一気にお勧めの学資保険にステップアップします。
保障内容
項目 | 内容 |
---|---|
種類 | 【こども共済】 ・所定の時期に学資金が支払われる ・共済掛金は加入時のまま、途中で上がることはない |
契約可能年齢 | 【契約者年齢】 18歳~75歳 【被保険者(お子様)年齢】 0歳~12歳 |
共済掛金払込期間 | 11歳、12歳、14歳、15歳、17歳、18歳 |
学資金受取年齢 | 17歳払済:17歳、18歳、19歳、20歳、22歳 18歳払済:18歳、19歳、20歳、21歳、22歳 |
払込回数 | 月払、年払 |
払込方法 | ・口座振替 ・クレジットカード払 ・集金人に直接支払う ・JAの窓口に持参 |
割戻金 | あり |
共済掛金の 払込免除 | 以下のいずれかの状態になったとき、次回以降の払込みが免除される
|
資料請求 | JA共済公式サイトよりお願いします ⇒こども共済|JA共済 |
メリット部分
年払にすると返戻率がかなり高くなる
この共済で知っておいて欲しいポイントが「年払」にすることでかなり返戻率が上がるということです。
例えばソニー生命の学資保険スクエアの場合だと月払と年払の返戻率の差は1%程度くらいしかありません。
ですが、こども共済(学資金型、大学プラン)の場合は月払にするよりも年払にした方が4%くらい返戻率が上がるのです。
【30歳男性、学資金200万円での返戻率の例】
月払:100.2%
年払:104.5%
年払にすることで、他の学資保険と比べてもトップクラスの返戻率となり、かなりお勧めと言えるようになります。
反対に月払での契約はあまりお勧めできませんので、この共済に加入する際は出来るだけ年払にしておきましょう。
返戻率を重視するなら「学資金型の大学プラン」にしておくべき
JA共済のこども共済には「学資金型 大学プラン」の他にも「学資金型 高校プラン」「学資金型 中学校プラン」「祝金型 にじ」「祝金型 えがお」があり、それぞれ特徴が異なります。
にじとえがおに関しては保障内容に災害給付特約や共済金割増支払特則が付いているので学資金型に比べると充実した保障内容になっているのですが、その分掛金が高くなります。
また、高校プランと中学校プランは単純に返戻率が低い(100%を切る)のであまりお勧めできません。
結果として5つの中では「学資金型 大学プラン」が一番返戻率が高いですので、貯蓄性を重視する方は「学資金型 大学プラン」にしておくべきです。にじとえがおは保障内容は確かに充実していますが、返戻率は100%を切ってしまいますので、貯蓄性を重視する方には向いていません。
子供の加入上限が幅広い
この共済は子供の加入上限が12歳となっています。
他の学資保険だと大体0歳~7歳という条件を付けているところがほとんどですので、比べるとかなり幅広く設定されていることになります。
子供が12歳で加入した場合の返戻率はかなり下がってしまいますが、年払いなら100%を切ることはありません。ただし、月払にすると100%を切ってしまうので、注意が必要です。
子供が小学校高学年になってからでも加入できるというのは、他の学資保険には無い魅力と言って良いでしょう。
大学生活に照準を合わせたプラン
「学資金型 大学プラン」では大学生活に照準を合わせたプランを提供しています。基本的には1年経つごとに全体の20%の学資金が支払われ、最終的に22歳の時に満期共済金を受け取れます。
- 17歳払済の場合の受取り年齢:17歳、18歳、19歳、20歳、22歳
- 18歳払済の場合の受取り年齢:18歳、19歳、20歳、21歳、22歳
学年ごとに学資金を受け取れるので、毎年の授業料の足しにすることができます。
共済掛金の払込免除が付いている
この商品には共済金の払込免除が最初から付いているため、働き手(夫または妻)に万が一のことがあった場合には共済金の払込みが免除されます。
学資保険の中にはこの払込免除を特約として付けられるけど有料になってしまうという商品もあるため、基本保障で付いているのは嬉しいポイントです。
デメリット部分
月払だと返戻率が下がる
上のメリット部分でも解説していますが、この商品は年払に比べると月払の返戻率がかなり低いです。
5%くらい変わってきてしまうので、契約する際は出来るだけ年払にしておきましょう。
管理人の最終評価
こども共済は「学資金型 大学プラン」の年払にすると返戻率がかなり高いです。月払での契約では特に注目しなくても良いですが、年払いにするつもりなら一気にお勧め度が高くなります。
しかも割戻金があるため、無配当の商品よりもお得になります。
「学資金型 大学プラン」の「年払限定」になりますが、その条件であればかなりお勧めの保険です。
とはいえ、現状ではソニー生命の「学資保険スクエア」の返戻率が高すぎるので、こちらを選ぶメリットは少ないかもしれません。
学資保険をお探しの方はこちらの学資保険 おすすめの比較と評価ランキングのページがお役に立てると思います。
▼ 資料請求は公式サイトからどうぞ
こども共済|JA共済
この記事を書いた人
- taka
- 当サイト「takaの保険節約術」運営者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者。骨折&手術で身をもって保険の大切さを知って以降、独学で身に付けた保険の知識を紹介するようになりました。FPから紹介された保険の見直しもやってます。保険だけでなく安定度の高い資産運用方法を常に模索しています。ラーメン、焼肉、ラケットスポーツ好き。
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