新型肺炎(コロナウイルス)が猛威を振るっており、緊急事態宣言も出されました。中国を中心に、世界中の各国で感染者を出す事態となっています。
この事態が収束するまでは出来るだけ中国はもちろん、感染者が確認された国・地域への旅行は控えた方が良いかと思います。
ただ、すでに海外への渡航が決まっている方は、万が一に備えて海外旅行保険に加入しておくことをお勧めします。海外で入院すると非常に治療費が高くなってしまいますが、海外旅行保険に加入しておけばコロナウイルスでの入院による高額治療費(1,000万円単位)がちゃんと補償されますので。
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■目次
海外旅行中にコロナウイルスで入院した場合は海外旅行保険で補償される
もし海外への旅行や出張中にコロナウイルスに感染した場合、前もって海外旅行保険に加入しておけば治療費は補償されます。
海外で入院すると日本では考えられないくらいの治療費を請求される可能性がありますので、コロナウイルスが収束する前に海外へ渡航する予定がある方は、出来るだけ海外旅行保険に加入しておきましょう。
海外旅行保険の補償内容(治療・救援者費用が重要!)
海外旅行保険の主な補償内容は以下のようになっています。
傷害死亡・疾病死亡 | 海外旅行中に発生した事故や病気により死亡した場合に補償される |
傷害後遺障害 | 海外旅行中に発生した事故等によるケガにより後遺障害が生じた場合に補償される |
治療・救援費用 | ・ケガや病気等により病院で治療を受けた場合に補償 ・入院等により家族が急遽現地に赴いた場合の費用を補償 |
緊急歯科治療 | 海外で突然の歯痛により歯科医院で応急治療を受けた場合に補償される |
寄託手荷物遅延 | 手荷物・スーツケース等が飛行機到着後6時間以内に届かず、日用品の購入等により追加の出費が発生した場合 |
個人賠償責任 | 他人にケガをさせてしまったり、他人のものを壊したりした場合に補償される |
弁護士費用 | 旅行中の被害事故により法律上の損害賠償請求を行った場合に補償 |
テロ等対応保険金 | 搭乗する交通機関や入場施設が第三者の不法支配やテロ行為等により使用できず追加出費が発生した場合に補償 |
携行品損害 | 身の回り品の破損や盗難・引ったくりにあった場合に補償される |
新型コロナウイルス対策として、この中で最も重要なのが「治療・救援者費用」です。ウイルス感染による入院治療費用はもちろん、家族が現地に赴いた場合の費用も補償されます。
補償額はプランによって異なりますが、最低でも1,000万円以上は欲しいところです。欲を言えば5,000万円あれば文句なしですが、保険料が高くなってしまうので、そこはお財布と相談の上で決めることになります。
とはいえ、保険料自体はそこまで高いものではありませんので、事態が収束するまでは海外旅行保険に回すお金は少し多めに用意しておき、治療・救援費用については出来るだけ高い補償額にしておくことをお勧めします。
ちなみに海外で入院した場合、治療費が非常に高くなります。10日以上の入院でもしようものなら、国によって異なりますが数百万円~数千万円もの高額医療費を請求されるケースは普通にあります。
最も高いものだと、実際に7,000万円を請求されたケースもあるとのことです。日本とは比べ物になりませんよね・・。
そのような高額医療費を補償してもらうためには、前もって海外旅行保険に加入しておく必要があります。旅行中にコロナウイルスに感染し、入院するという可能性は決してゼロではありませんので、海外へ渡航する際は海外旅行保険に加入しておくのが間違いないと言えるでしょう。
海外旅行保険なら帰国後も一定期間であれば補償の対象に
コロナウイルスは指定感染症となっており、海外渡航中に感染して日本に帰ってきた場合、責任期間終了後(旅行行程終了後)72時間を経過するまでに治療を開始すれば保険金が支払われるようになっています。
そのため、帰国後に体調が優れない、何か気になる点がある・・という場合は、迷わず病院の診察を受けることをお勧めします。
具体的な対応期間については加入する保険会社に前もって確認しておいてください。
クレジットカード付帯の保険もあるが、補償額がかなり低いので注意!
クレジットカードでも海外旅行保険が付帯されていますが、補償額は一般カードで50万円~100万円、ゴールドカードで200万円~300万円と、一般的な海外旅行保険と比べると補償額はかなり低くなっています。
前述している通り、海外では日本と比べて治療費が高額になってしまう可能性がとても高いです。
治療費は国によって、そして病気の状況によっても異なるので正確なことは言えませんが、万が一10日~20日に及ぶ入院をしてしまった場合、治療費は普通に1,000万円を超えるケースも多くあります。場合によっては2,000万円~5,000万円もかかってしまう可能性もゼロではありません。
新型肺炎(コロナウイルス)にかかった場合の入院期間などはまだ情報不足で分かりませんが、軽く考えることはできません。クレジットカード付帯の保険では全く足りないという事態になるかも知れませんので、万全を期すならクレジットカード付帯の保険だけでなく、保険会社が提供する海外旅行保険も必要になるかと思います。
ちなみにお勧めの海外旅行はこちらのページで紹介していますので、良ければ参考にしてみてください。
⇒人気の海外旅行保険の中でお勧めなのはこれ!
国内でコロナウイルスに感染した場合は公費で負担される
今後注意していかなければいけないのが「日本国内での感染」です。
まず第一に、自分ができる予防は徹底して行いましょう。普段から気を遣うことで、予防は簡単にできるはずです。
- 人が多いところに出かけるときはマスクをする。電車通勤では特に必要。
- 流水と石鹸による手洗いを頻回に行うこと。
- マスクをしていないときは、くしゃみや咳をするときにティッシュなどで鼻と口を覆うこと。
- 体調不良などの怪しい症状が現れたら、早急に医療機関に受診すること。
自分はもちろんですが、人への感染も注意していきたいところです。
また、今回の新型肺炎(コロナウイルス)は「指定感染症」に指定されており、感染が確認された人の就業を制限したり、指定医療機関に強制的に入院させたりできるようになっています。
ただし、入院費は公費で負担されるので、治療費の自己負担は基本的にないということです。
保険契約を検討される際には、契約概要を必ずご確認下さい。
保険を探している方はこちらへどうぞ
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