クレジットカード払いにはポイント還元というものがあり、これが金銭的にメリットがとても高いのです。仮に毎月1万円の保険料を支払っている場合、還元率が1.5%の場合は30年間で5万4千円もお得になるのです。
これから保険に入ろうとしている方、またはすでに保険に入っているけど口座振替などにしている方は、是非ともこの機会にクレジットカード払いを検討してみてください。
ソニー生命や明治安田生命、フコク生命などの一部の会社を除き、今ではほとんどの会社でクレジットカード払いができるようになっていますので、多くの方がこのメリットを享受できるはずです。
クレジットカード払いのメリットとデメリット
まず初めに、クレジットカード払いにすることでどんなメリットがあるのか、そしてどんなデメリットがあるのかを把握しておきましょう。
基本的にメリット部分がとても大きいのでクレジットカード払いにすべきなのですが、一点だけ注意して欲しいデメリット部分がありますので、そこは読んでいただければと思います。
【メリット部分】還元率の分だけお得になる
冒頭でも説明していますが、クレジットカードで支払いをすると金額に応じてポイントが還元されます。この還元率はクレジットカードによって異なっており、年会費無料のカードだと大体0.5%~1.5%くらいの還元率となっています。
仮に還元率が1%のカードで支払いをした場合、100円の購入で1円分が還元されます。「なんだ、大したことないな・・」と思われるかも知れませんが、保険は何十年にも渡って加入する場合が多く、支払った保険料の総額はかなりの額になるため、1%でもバカにできなくなります。
保険料の高い終身保険に入った場合、大げさでなく数万円~数十万円分のお金が還元されます。口座振替にしてしまうといくら支払っても返ってくるお金は0円ですので、クレジットカード払いがいかにお得かが分かると思います。
また、年払いの場合は月払いよりも支払う保険料の総額は低くなるものですが、年払いでクレジットカードを使うことでさらに割引になります。年払の場合は残高に気を付けておく必要が高くなりますが、「年払の割引+クレジットカードのポイント還元」の2重の割引が得られるのはかなり魅力的と言えます。
【デメリット部分】延滞には要注意!
クレジットカード払いはポイント還元という大きなメリットがあるため、多くの人に役立つ支払方法なのは間違いありません。
ただ一点注意しておかなければいけないことがあります。それは保険料の未払い(延滞)を起こした場合、あなたの個人信用に直結してしまうということです。
具体的に何日、何回の延滞でどのくらい評価が悪くなるのかは会社によって異なるので分かりませんが、厳しい所だと2回延滞すると低評価が付けられるという話も聞いたことがあります。
信用情報に傷を付けたい方はいないと思いますので、利用の際はしっかりと支払える状況を作っておきましょう。
また、保険契約者名義のカードしか使えたないため、例えば妻が契約した保険を夫のクレジットカードで支払うことは出来ません。口座振替に比べてこのような支払いの制限があるのも、クレジットカード払いのデメリットと言えるでしょう。
どのくらいお得になるか計算してみた
ここでは還元率が1.5%のクレジットカードを利用した場合、どのくらいお得になるのかを簡単に計算しています。還元率だけだとイマイチお得感が掴めないという方も多いと思いますが、具体的な数字を見ればお得感は嫌でも分かると思います。
ちなみに還元率1.5%というのは無料系カードの中ではトップクラスに高い方です。もしかすると手持ちのカードではそこまでの還元率を持っていないかも知れませんので、以下の数値は参考程度に見てもらえると幸いです。
- 10年間の払込=1万円×12ヶ月×10年×1.5%=1万8千円のお得に
- 20年間の払込=1万円×12ヶ月×20年×1.5%=3万6千円のお得に
- 30年間の払込=1万円×12ヶ月×30年×1.5%=5万4千円のお得に
収入保障保険の月額4,000円の場合
- 10年間の払込=7,000円×12ヶ月×10年×1.5%=1万2,600円のお得に
- 20年間の払込=7,000円×12ヶ月×20年×1.5%=2万5,200円のお得に
- 30年間の払込=7,000円×12ヶ月×30年×1.5%=3万7,800円のお得に
生命保険・医療保険だけでもかなりお得になることが分かります。保険金額によっては10万円・20万円を超えて返ってくる場合もありますので、これは見逃せないですね。
また、クレジットカードで家賃や公共料金、生活費などを支払うことも出来ます。(個人事業主の場合は国民年金と国民健康保険料もカードで支払うことができます)
もしもこれまで口座引き落としや現金払いにしていたのを還元率1.5%のクレカで支払うようにした場合、一般的な家庭の場合だと年間で3万円くらいお得になる計算になります。
- 家賃:8万円
- 光熱費・水道費:2万円
- 携帯電話・インターネット料金:2万5千円
- 外食費:2万円
- 旅行費:年間6万円(月換算=5,000円)
- 生命保険・医療保険:1万7千円
他にも娯楽・習い事などもクレジットカードで支払えますが、取りあえず以上の項目で計算してみます。
- 上記全て合計すると、1ヶ月で16万7千円の出費をクレジット払いに出来る
- 1ヶ月間の還元分:16万7千円×1.5%=2,505円のお得に
- 1年間の還元分:2,505×12ヶ月=3万60円のお得に
生活費を還元率の高いクレジットカードで支払うことで、年間で3万円もお得になります。これを何年・何十年と積み重ねると驚くほどの金額が返ってくることになります。
クレジットカード払いにしないのは、それだけで損をしていると言えますね。まだクレジットカード払いにしていない方はこの機会に保険料の支払いはもちろん、色々な生活費をクレジットカード払いに変えてみてはいかがでしょうか。
還元率が高いクレジットカードを所持しているかどうかチェックしてみましょう
ここまで読んだ方はすでにお気付きかと思いますが、還元率が高いクレジットカードで支払うほど大きなお金が還元されることになります。
そのため、クレジットカード支払いを選択する場合、自分(または家族)が持っているクレジットカードの還元率はどのくらいなのかをチェックするのが第一優先となります。
とはいえ、全て調べるのは面倒ですし、クレカのHPは時期を限定して還元率をアップするなどの情報も大々的に取り上げられているため、通常時は何%の還元なのかを調べるのが少し大変かも知れません。
そのため、以下に還元率が高いクレジットカードを5つ載せておきますので、所持しているカードが当てはまるかどうかをチェックしてもらえればと思います。
もし載っていなかった場合はそもそもあまり還元率が高くないため、新たに還元率の高いカードを発行するか、それが面倒な場合は所持している中で少しでも高い還元率のカードを調べ、それで支払いをすることをお勧めします。
※ ブラックカードなどの発行自体が難しいカードはここでは省いています。
還元率が高いクレジットカードを紹介
リーダーズカード(1.25%)
還元率は1.25%とかなりの高さです。ただし、初年度は年会費無料ですが、2年目以降は毎年2,500円(+消費税)がかかるのがちょっと残念な点です。
リクルートカード(1.2%~2%)
リクルートカードも1.2%なので、無料系のカードの中では高い方です。
また、有料のリクルートカードプラス(年会費2,000円+税)は2%という非常に高い還元率を持っているため、年間で25万円以上使う場合はリクルートカードプラスにしておいた方がお得になります。
REXカード、REXカードLite(1.25%~1.5%)
REXカードLiteも無料系ながら1.25%の還元率となっています。1.25%は無料系の中では群を抜いて高いです。
ちなみに年会費2,500円(税抜)を払う「REXカード」もありますが、こちらは1.5%の還元率となっています。
楽天カード(1%)
楽天カードは通常のお支払いでは1%の還元率なのですが、楽天で買い物をした場合は2%の還元率になります。
楽天での買い物が多いという方はこのカードを利用するのもお勧めです。管理人の愛用カードでもあります。
また、楽天カードは7年連続でクレジットカード業種顧客満足度の第1位に選ばれるほど人気が高いです。「間違いのないカードが欲しい」という場合は、楽天カードにしておくのがいいかもしれませんね。
この記事を書いた人
- taka
- 当サイト「takaの保険節約術」運営者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者。骨折&手術で身をもって保険の大切さを知って以降、独学で身に付けた保険の知識を紹介するようになりました。FPから紹介された保険の見直しもやってます。保険だけでなく安定度の高い資産運用方法を常に模索しています。ラーメン、焼肉、ラケットスポーツ好き。
保険契約を検討される際には、契約概要を必ずご確認下さい。
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コメント失礼します。
P-one Wizの1%割引は生命保険などの保険料の支払いには使えないようです。
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keideedさん
情報ありがとうございます!
助かりました(^^)