年間保険料:2,670円~(個人プラン・基本タイプ・1年間契約の場合)
賠償責任(限度額):1億円
自転車保険の中でも保険料が安く、補償内容もかなり良いのが楽天損保の「サイクルアシスト」です。
賠償責任は1億円限度で用意されているので申し分なく、それ以外にも死亡・後遺障害の補償や入院・手術保険金も用意されています。また、個人プランだけでなく家族プランも用意されており、保険期間も1年だけでなく3年を選べるようになっているなど、幅広い選択肢が用意されています。
3年を選ぶと保険料がさらに安くなるため、長期利用を考える方は2年か3年にすると良いかと思います。
補償の範囲については注意すべきなので加入前に確認しておく必要がありますが、全体的にバランスがとれており、自転車保険の中でもお勧めの商品と言えるでしょう。ちなみに管理人takaも加入しています(^^)
ただし、2019年10月から保険料がかなり高くなっており、以前までのような価格的魅力はかなり薄れてしまったのが残念なところです・・。
楽天損保「サイクルアシスト」の詳細
保険金額と保険料
項目 | 基本タイプ | 安心タイプ | 充実タイプ |
---|---|---|---|
死亡・後遺障害 | 250万円 | 500万円 | 1,000万円 |
入院保険金 日額 | 2,500円 | 5,000円 | 10,000円 |
手術保険金 | 入院中:25,000円 入院中以外:12,500円 | 入院中:50,000円 入院中以外:25,000円 | 入院中:100,000円 入院中以外:50,000円 |
賠償金の 限度額 | 1億円(家族も補償) | ||
示談交渉 | あり | ||
年間保険料 (プラン別) | 個人:2,670円 カップル:3,800円 ファミリー:5,630円 | 個人:4,420円 カップル:6,670円 ファミリー:10,320円 | 個人:7,920円 カップル:12,420円 ファミリー:19,720円 |
備考 | ・満18歳以上、満69歳以下の方が対象 ・1年契約~3年契約まである |
各プランにおける被保険者の範囲
プラン | 本人 | 配偶者 | その他の家族 |
---|---|---|---|
個人プラン | 〇 | ― | ― |
カップルプラン | 〇 | 〇 | ― |
ファミリープラン | 〇 | 〇 | 〇 |
※ 賠償責任については家族全員(本人、配偶者、その他の家族)が対象になります。
補償内容
死亡・後遺障害 | 事故の日を含めて180日以内に死亡または後遺障害が生じた場合、保険金が支払われる。 ※ 交通事故のみ対象 |
入院保険金 | 事故の日を含めて180日以内に入院した場合に入院保険金が支払われる。 ※ 交通事故のみ対象 |
手術保険金 | 事故の日を含めて180日以内に手術を受けた場合に手術保険金が支払われる。 ※ 交通事故のみ対象 |
賠償責任保険 | 偶然な事故により他人をケガさせたり、他人の物を壊した場合、損害賠償金を補償。 (日常生活の事故も対象) |
示談交渉サービス | 賠償事故について、示談交渉を代わりに行ってくれる。 |
メリット部分
自転車保険の中でも「補償内容の充実さ」がトップクラスとなっているのが楽天損保のサイクルアシストです。2019年のオリコン顧客満足度自転車保険の部門で
第1位をとっており、かなり高い人気となっている商品です。
死亡・後遺障害250万円、入院保険金日額2,500円、手術保険金2.5万円、そして個人賠償責任まで付いているという内容で、年間の保険料が2,670円(個人プラン・基本タイプ・1年間契約の場合)となっています。月に換算すると222.5円なので、内容の割にはかなり安い価格となっています。
また、自転車保険で最も気になるのが損害賠償の限度額ですが、こちらは1億円限度となっているため、自転車事故による高額賠償に備えられる設計となっています。
さらに賠償責任に関しては自転車事故以外も対応となっており、同居している家族であれば補償の対象となり、示談交渉も付いています。自転車保険の中には「賠償責任は自転車事故のみ対応」となっているものもありますが、サイクルアシストは通常の個人賠償責任保険と同等の内容となっているのが嬉しいところです。
また、楽天損保のサイクルアシストは保険期間を1年間だけでなく2年・3年の中から選ぶことができます。3年契約にすることで保険料がさらに安くなり、1年換算で2,227円、月々約186円(個人プラン・基本タイプの場合)という低価格になってしまいます。
1年間で約2,227円(個人プラン・基本タイプの場合)というのは自転車保険や個人賠償責任保険の中ではかなり安いですので、補償内容の良さと合わせてこの保険に入る価値はかなり高いと言えるでしょう。
注意点・デメリット部分
まず注意して欲しいのが「自分や家族のケガについて」です。注意点は2つあります。
まず1つ目は「自分や家族のケガの補償については交通事故の場合のみ」となっている点です。相手にケガを負わせた場合の賠償責任については交通事故に限定はされていないのですが、自分や家族のケガの場合は交通事故(もちろん自転車事故を含む)に限定されてしまっているので、その点は覚えておいてください。
2つ目は「プランによって補償の適用範囲が異なる」という点です。具体的には以下の表をご覧ください。
【各プランにおける被保険者の範囲】
プラン | 本人 | 配偶者 | その他の家族 |
---|---|---|---|
個人プラン | 〇 | ― | ― |
カップルプラン | 〇 | 〇 | ― |
ファミリープラン | 〇 | 〇 | 〇 |
家族全員が対象となるためにはファミリープランにする必要があるのですが、そうすると以下の表のように保険料がかなり高くなってしまいます。
ただし、ファミリープランの特徴として、自転車事故以外も補償する商品となっており、被保険者の範囲が広く「子・孫」「父母・祖父母」も補償対象になるので、ご家族で入るプランとしてはオススメです。
【各プランの保険料(契約期間別)】
タイプ | 基本タイプ | 安心タイプ | 充実タイプ | |
---|---|---|---|---|
個人プラン | 1年間 | 2,670円 | 4,420円 | 7,920円 |
2年間 | 4,690円 | 7,760円 | 13,910円 | |
3年間 | 6,680円 | 11,050円 | 19,800円 | |
カップルプラン | 1年間 | 3,800円 | 6,670円 | 12,420円 |
2年間 | 6,670円 | 11,710円 | 21,810円 | |
3年間 | 9,510円 | 16,700円 | 31,100円 | |
ファミリープラン | 1年間 | 5,630円 | 10,320円 | 19,720円 |
2年間 | 9,880円 | 18,110円 | 34,610円 | |
3年間 | 14,090円 | 25,850円 | 49,400円 |
家族にケガについて備える必要があるかどうかは微妙なところですので、個人的には保険料が安い個人プランに加入しておくのが良いのではないかと思っています。個人プランでも子供1人を対象とすることは出来るので、私が加入するとしたら個人プランにするでしょう。
ちなみに、相手にケガを負わせた場合の補償である「賠償責任」ですが、こちらはプランにかかわらず家族全員(本人、配偶者、その他の家族)が対象になりますので、その点は安心してください。もちろん「子供の自転車事故による高額賠償に備えたい!」という要望にも応えてくれます。
管理人の最終評価
自転車保険を探している方にはかなりお勧めできる保険です。有力候補として検討することをお勧めします。
ちなみにですが、管理人takaもこの保険に入っています。ただ、以前は非常に安い保険料なのに賠償金の限度額が1億円という魅力ある内容でしたが、2019年10月に補償内容が変更されてしまい、補償の充実と引き換えに保険料が少し高くなってしまったのが少し残念なところです。
お勧めの自転車保険をお探しの方へ
自転車保険への新規加入を考えている、または保険料を見直してもっと安い所を探しているという方に向けて『保険料が安くて補償内容が良い自転車保険』を考察・紹介しているページを作りました。
もちろん、他人にケガを負わせた場合に保障してくれる「個人賠償責任保険」も含めてのお勧めを探っていますので、興味がある方は是非ともチェックしてみてください。
特に小学生、中学生、高校生のお子さんをお持ちの親御さんにはこのページは見て欲しいです。
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この記事を書いた人
- taka
- 当サイト「takaの保険節約術」運営者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者。骨折&手術で身をもって保険の大切さを知って以降、独学で身に付けた保険の知識を紹介するようになりました。FPから紹介された保険の見直しもやってます。保険だけでなく安定度の高い資産運用方法を常に模索しています。ラーメン、焼肉、ラケットスポーツ好き。
保険契約を検討される際には、契約概要を必ずご確認下さい。
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