三井ダイレクト損保はMS&ADインシュアランスグループのため、企業としては一定の大きさと信頼性を持っている自動車保険です。
名前の通りダイレクト型であるため、保険料は安めです。加えてネット割引が最大で1万円まであるため、リーズナブルな自動車保険を探している方にはお勧めとなります。
押さえておきたい注目ポイント
三井ダイレクト損保の自動車保険の大まかな特徴をサッと知りたいという人向けに、押さえておきたい要点だけをピックアップしました。
■ネットからの契約で最大10,000円が割引
■レジャー施設を割引価格で利用できる「クルマ生活応援サービス」が付いている
■全体的に評価は高いとは言えず、中でもサポート評価はかなり低い
以下、詳しい説明に入りますので、興味がある方は読み進めてもらえればと思います。
三井ダイレクト損保の自動車保険の詳細
補償内容:
項目 | 内容 |
---|---|
保険のタイプ | ダイレクト型(通販型) ・代理店を介さず、通販で申し込めるため、保険料が安く設定されている ・手続きが簡単 ・ただし、対応の満足度が低いところもある |
リスク細分型 ・走行距離や事故発生率、住まいの地域の違いを保険料に反映させる方式 | |
相手への賠償 | ・対人賠償保険 ・対物賠償保険 ・対物超過修理費用補償特約 |
ケガの補償 | ・人身傷害保険 ・人身傷害保険(搭乗中のみ補償特約) ・搭乗者傷害保険 ・搭乗者傷害Wケア ・搭傷死亡等対象外特約 ・無保険車傷害特約 ・自損事故傷害特約 |
車の補償 | ・車両保険 ・事故付随費用補償特約 ・身の回り品補償特約 ・レンタカー費用特約 |
その他の補償 | ・年齢条件設定と運転者の範囲に関する特約 ・ファミリー傷害特約 ・弁護士費用補償特約 ・ファミリーバイク特約 ・他車運転特約 |
払込方法 | ・クレジットカード払(月払も選べる) ・コンビニ払 ・銀行振込払 |
事故対応:
対応時間 | ・事故受付:24時間365日 ・9時~19時までなら、平日・休日問わず初期対応 ・平日の9時~17時であれば、初期対応後の問い合わせに対応 |
初期対応の内容 | ・相手の方への連絡 ・修理工場への連絡 ・医療機関への連絡 ・対応結果の報告 |
全国ネットワーク体制 (2017年4月1日現在) | 事故対応サービスセンター:13センター 損害調査ネットワーク:約500ヵ所 指定修理工場ネットワーク:約2,100ヵ所 弁護士ネットワーク:約140事務所 ロードサービスネットワーク:約3,500ヵ所 |
インターネット事故対応サービス | ・専用の「Myホームページ」にて対人・対物事故の解決までの進捗状況を確認できる ・「安心メッセージボード」を使い、専任スタッフと質問や相談などのやりとりができる ・インターネットからも事故受付が可能 |
ロードサービス:
特長 | ・24時間365日で受付 ・全国約3,500ヵ所のサービス拠点(2017年4月1日現在) |
レッカーサービス | ・距離の制限なく、もよりの修理工場等まで無料でレッカー搬送を行う (※ こちらで修理工場を指定した場合、50kmまで無料) |
車両トラブル緊急対応サービス | ・キー閉じこみ ・バッテリー上がり(期間中に1回限度) ・パンクの交換作業 ・落輪引き上げ(2万円まで) ・雪道でのスタック ・ガス欠(10リットルお届け、ガソリン代有料) ・その他、30分程度の簡易作業 |
相談・情報提供サービス | ・故障電話相談サービス ・ガソリンスタンド案内サービス ・レンタカー案内サービス ・安心車検紹介サービス |
携帯電話GPS位置情報サービス | ・旅行先等見知らぬ場所でも、事故・故障現場を正確に特定することにより、迅速なサービスが受けられる ・GPS位置情報による緊急手配フロー |
2年目以降に増えるサービス | 事故やトラブルが起きた場所が自宅から直線距離で50km以上の遠方だった場合、以下のサービスが提供される(1年目は無し) ・ガス欠時に10リットルまでのガソリンを無料でお届け(期間中に1回のみ) ・事故または故障で車が走行不能となった場合、レンタカー代を12時間限度でお支払い |
割引:
インターネット契約割引 | 新規契約で最大10,000円、継続契約で3,000円の割引 |
eサービス割引 | 保険証券兼領収証の発行が省略され、500円の割引 |
継続割引 | 三井ダイレクト損保で継続してきた回数により保険料が割引になる ・1回目:1.0% ・2回目:1.5% ・3回目:2.0% |
ご紹介割引 | 紹介した方が契約した場合、初年度に限り2,000円が割り引かれる |
セカンドカー割引 | 2台目以降の車を取得してはじめて自動車保険を申し込む場合、所定の条件を満たせば6等級ではなく7等級が適用される |
新車割引 | 保険始期日の属する月が初度登録年月の翌月から起算して25ヶ月以内のとき、保険料が割引になる |
ECO割引 | ハイブリッド車または電気自動車で、保険始期日の属する月が初度登録年月の翌月から起算して13ヶ月以内のときは保険料が割引に |
▼ お得なキャンペーン
・インターネットで新規契約の手続きをすることで最大10,000円の割引
・インターネットで継続手続きをすることで3,000円の割引
各社の満足度ランキング(2017年):
オリコン | 総合:7位 加入・更新手続き:5位 商品内容の充実度:7位 保険料:4位 受取額・支払いスピード:9位 |
価格.com | 総合:7位 保険料:6位 補償内容:7位 |
楽天 | 総合:5位 事故対応:5位 保険料:4位 サービス:3位 |
NTTイフ | 売れているランキング:5位 |
保険スクエアbang! | 総合:5位 保険料:4位 |
メリット部分
保険料がかなり安い
三井ダイレクト損保の自動車保険はその名の通り「ダイレクト型(通販型)」となっています。一般的にダイレクト型は代理店を介する「代理店型」と比べると余計な手数料を取られない分、かなり安い保険料にすることができるのです。
そして三井ダイレクト損保は自動車保険の中でもなかなかに安く設定してくれています。「自動車保険は安さを重要視する!」という方はチェックしておくべき商品となるでしょう。
ただし、保険料が安いのは良いのですが、安くしている分だけどこかにシワ寄せが来るものです。三井ダイレクト損保の場合は「事故対応」や「顧客対応」などのサポート業務にシワ寄せが来ているようで、どうもサポートに関する評価は高いとは言えません。
安いのは良いのですが、「自動車保険は事故対応がしっかりしててこそ」という一面もありますので、そこを考慮すると少し選びにくい感じになるかもしれません。
ネットからの契約で最大10,000円が割引
ダイレクト型はインターネットからの新規契約(または継続も)については最大で1万円まで割り引いてくれるところが多くあります。
三井ダイレクト損保も同じで、ネットからの新規契約割引キャンペーンをしっかりと行っています。安い保険料がさらに割引になるのは嬉しいですね。
ただ、三井ダイレクト損保の自動車保険の場合、保険料の金額に応じて割引額が変わるという仕組みになっています。年間保険料が10万円以上になってようやく1万円の割引になるので、多くの方は割引額が1万円までいかないということは知っておいてください。ちなみに継続契約は3,000円の割引と決められています。
以下、保険料ごとの割引額を表にしておきますので、参考にしてみてください(公式サイト参照)。
年間保険料 (割引前保険料) | 割引額 |
---|---|
40,000円未満 | 4,000円 |
40,000円以上 50,000円未満 | 4,500円 |
50,000円以上 60,000円未満 | 5,000円 |
60,000円以上 70,000円未満 | 6,000円 |
70,000円以上 80,000円未満 | 7,000円 |
80,000円以上 90,000円未満 | 8,000円 |
90,000円以上 100,000円未満 | 9,000円 |
100,000円以上 | 10,000円 |
継続契約の場合 | 3,000円 |
レジャー施設を割引価格で利用できる「クルマ生活応援サービス」が付いている
三井ダイレクト損保の自動車保険に加入すると、国内外で20万か所以上の優待施設を特別割引価格で利用できるようになります。
休日のドライブで行った先の宿泊施設やレジャー施設が最大で75%~90%も割引になりますので、これは利用しない手はありません。家族でお出かけ、温泉、テニスやゴルフなどのアウトドアが好きな方はかなりお得な利用ができるだろうと思います。
【クルマ生活応援サービス】
・全国約700ヵ所の遊園地、水族館が最大75%OFF
・テニス、ゴルフ、キャンプ場、スポーツクラブなどが会員料金で
・全国の日帰り温泉も会員料金で。約700施設が最大70%OFF
・国内20,000ヵ所の宿泊施設が最大90%OFF(一泊500円~)
デメリット部分
全体的に評価は高いとは言えず、中でもサポート評価はかなり低い
三井ダイレクト損保の自動車保険は、各ランキングサイトの評価を見てみると決して悪くはないものの、それほど高い位置にいるわけではありません。よく言えば平均的なのですが、悪く言えば特に注目を集めているわけではないということになります。
また、ダイレクト型(通販型)の利点を活かして保険料をかなり安めに設定してくれているのは良いものの、これもトップ3に入っているわけではありません。保険料の安さで自動車保険を探す場合は、他にも安いところがいくつもあるという状況が多くなりそうです。
それならサポート評価はどうなのかというと、こちらは事故対応も顧客対応も評価がかなり悪いのが現状です。代理店型と比べるとサポートの評価が低いのはしょうがないところではあるのですが、それなら保険料の面でもう少し突き抜けていって欲しかったと思わずにはいられません。
この記事を書いた人
- taka
- 当サイト「takaの保険節約術」運営者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者。骨折&手術で身をもって保険の大切さを知って以降、独学で身に付けた保険の知識を紹介するようになりました。FPから紹介された保険の見直しもやってます。保険だけでなく安定度の高い資産運用方法を常に模索しています。ラーメン、焼肉、ラケットスポーツ好き。
保険契約を検討される際には、契約概要を必ずご確認下さい。
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