男性の保険料(月額):12,180円
女性の保険料(月額):11,645円
(30歳、保険金額500万円、60歳払済)

[満期直後の返礼率]
男性:101.6%
女性:?

保険料の値上げにともない、返戻率がかなり下がりました。以前はかなりお勧めの終身保険でしたが、現在では保険料がかなり高く、返戻率が他と比べても低いため、特におすすめはしていません。

他は「死亡保障」「年金」「介護年金」「医療保障」の4つの中から好きな支払い方法を選べることと、5億円までの高額保障が可能なのが、この保険のポイントとなっています。

押さえておきたい注目ポイント

アフラックの終身保険 [未来の自分が決める保険 WAYS]の大まかな特徴をサッと知りたいという人向けに、押さえておきたい要点だけをピックアップしました。

【メリット】

  • 5億円という高額保障も可能
  • 私たちのニーズに合わせて、4つのコースから保障を選べる

【デメリット・注意点】

  • 保険料が高く、返戻率が低いので注意が必要
  • 三大疾病時の保険料免除がない
  • 4つのコースの特徴を知っておこう【どれを選ぶべきか】
  • 保険料払込期間中は解約返戻金が70%に抑えられている

以下、詳しい説明に入りますので、興味がある方は読み進めてもらえればと思います。

WAYS(ウェイズ)の詳細

男性の月払保険料と解約返戻金の例
・保険(払込)期間:60歳満了
・保険金額:500万円

契約年齢月額保険料払込総額満期直後の
返戻率
20歳8,740円4,195,200円?%
30歳12,180円4,384,800円101.6%
40歳20,725円4,974,000円92.4%
50歳43,885円5,266,200円?%

女性の月払保険料と解約返戻金の例
・保険(払込)期間:60歳満了
・保険金額:500万円

契約年齢月額保険料払込総額満期直後の
返戻率
20歳8,340円4,003,200円?%
30歳11,645円4,192,200円?%
40歳19,985円4,796,00円?%
50歳42,400円5,088,000円?%

※ 上の表は2018年7月現在の保険料です。

管理人taka管理人taka

現在、解約返戻金と返戻率は公式サイトやパンフレットには載っていません。

保障内容

項目内容
種類【終身保険】
・被保険者が死亡、または高度障害状態になった場合、保険金が支払われる
・払込が満了した後も保障は一生涯にわたる
・解約返戻金がある
・保険料は加入時のまま、途中で上がることはない
【低解約返戻金型】
保険料払込期間中は解約返戻金を低く抑えている(70%)が、従来型の終身保険と比べて保険料が割安になっている
申込み方法郵送
契約可能年齢60歳払済:0歳~満55歳
65歳払済:0歳~満60歳
70歳払済:0歳~満65歳
保険金額告知書扱:200~1,500万円(100万円単位で選べる)
診査扱:200~5億円(100万円単位で選べる)
保険期間
(保険料払込期間)
10年、15年払済
60歳、65歳、70歳払済
特約その.1【リビング・ニーズ】
余命6ヶ月と判断された場合、死亡保険金額の全部または一部に相当する金額を生存中に受け取れる(この特約の保険料は無料)
その他の特約定期特約、災害死亡割増特約、傷害特約、元気割引
払込回数月払、半年払、年払
(支払いはまとめた方が少しお得に)
払込方法・口座振替
・クレジットカード払
保険料の
払込免除
不慮の事故によって180日以内に所定の身体障害状態になった場合には、その後の保険料の払込みが免除される
診査・保険金額が1,500万円までは告知扱いとなり、医師の診断は不要
・それ以上の保険金額で契約する場合は診査扱いとなり、医師の診断が必要
非喫煙者割引なし
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メリット部分

5億円という高額保障も可能

WAYSは告知書扱で加入する場合の保険金額の上限は1,500万円までです。医師の診査はいりませんが、その分高額保障は受けられないという形になっています。(満40歳以上は1,200万円まで)

ですが、実は1,500万円以上の保険金額での契約も可能なのです。医師の診査を必要とする「診査扱」にすることで、最高で5億円までの契約が可能になります。(満24歳以下の方は1億円まで)

5億円という保険金額は、他の終身保険の限度額と比べても桁が一つ違います。億単位の保障を望む場合、WAYSはとても役立つ保険となってくれるでしょう。

私たちのニーズに合わせて、4つのコースから保障を選べる

WAYSは通常の死亡保障で契約した後、将来的に「死亡保障」「年金」「介護年金」「医療保障」の4つの中からお好きなコースを選ぶことが出来ます。

この4つはそれぞれ以下のような特徴を持っています。

一気に大きなお金が欲しい場合は「死亡保障コース」
毎月少しずつお金を受け取りたい場合は「年金コース」
介護が必要になった時に備えられる「介護年金コース」
入院や手術の出費に備えられる「医療保障コース」

これは他の終身保険にはほぼ見ることのできない特徴で、受け取り方を好きに選べるのはWAYS独自のメリットと言えるでしょう。

ただし、この4つには良い面と悪い面があり、それらを理解した上で選ぶ必要があります。

詳しくは以下の4つのコースの特徴を知っておこう【どれを選ぶべきか】に書いていますので、良ければ参考にしてください。

デメリット部分

保険料が高く、返戻率が低いので注意が必要

昔はWAYSは終身保険の中でも保険料が特に安く、満期後の解約返戻率がトップクラスに高いという魅力的な特徴を持っていました。

ですがそれは過去の話。現在は大幅な保険料の値上げのため、返戻率がかなり下がっています。40歳から60歳払済で加入した場合、満期時には92.4%の返戻率しかありません。これは正直言って低すぎます・・。

そのため、現状では終身保険を選ぶ際にはWAYSは検討から外した方が良いかと思われます。

今だと返戻率が高い終身保険としてはオリックス生命のRISE(ライズ)がお勧めとなっています。比べてみるとその差は一目瞭然です。

【男性、保険金額500万円、60歳払済の場合】

項目WAYSライズ
月額保険料30歳で加入:12,180円
40歳で加入:20,725円
30歳で加入:10,870円
40歳で加入:17,305円
満期直後の
返戻率
30歳で加入:101.6%
40歳で加入:92.4%
30歳で加入:109.9%
40歳で加入:103.5%

表を見ればわかりますが、ライズの方がかなり高い返戻率となっています。さらにライズの方が保険料がかなり安いため、貯蓄性・死亡保障の両方の面でライズの方が優れている形になっています。このことから、WAYSを検討しているならオリックス生命のRISE(ライズ)と比較してから決めることをお勧めします。

三大疾病時の保険料免除がない

WAYSは他の保険で付いているような役立つ特約があまり付いていません。

例えば三大疾病時(がん、急性心筋梗塞、脳卒中)にかかった場合、以後の保険料の払込みが免除される特約が欲しい場合、WAYSでは対応できないので他の保険を探す必要が出てきます。

申し込み前の注意点

4つのコースの特徴を知っておこう【どれを選ぶべきか】

WAYSは通常の死亡保障で契約した後、将来的に「死亡保障」「年金」「介護年金」「医療保障」の4つの中からお好きなコースを選ぶことが出来ます。これは他の終身保険には見当たらない特徴で、WAYS独自の保険内容となっています。

各コースはそれぞれ「保険金をどのように受け取るか」という点で異なっており、返戻率も少し変わってきます。

以下、それぞれのコースの特徴について解説します。

【その1 死亡保障コース】

  • 加入時に最初に契約した内容がそのまま継続されるコースです。
  • 何らかの手続きは必要ありません。
  • 一番返戻率が低いですが、一括で全ての保険金が貰えます。
管理人taka管理人taka

返戻率が一番低いですが、一括で貰えるのという特徴を活かし、お孫さんの入学金や自営業の開業資金などの大きな出費が出る時に役立つコースです。

【その2 年金コース】

  • 保険料払込期間の満了日以降、何歳でも年金コースに変更可能(1回限り)。
  • 5年間で「年金受取総額」を受け取れます。
  • 一時金として受け取ることも可能(年金として受け取るより少ない)。
  • 被保険者が死亡した場合、未払の年金の現価に相当する金額を一時に支払われます。
  • 5年間の受取り総額は「死亡保障コース」よりも少しだけ多いです。
管理人taka管理人taka

総額で見ると「死亡保障コース」よりも少し多く受け取れることになっています。孫の入学金などの大きな出費がないことが分かった場合、年金コースに変更しておくのもお勧めです。

【その3 介護年金コース】

  • 公的介護保険の認定を受けた場合、5年間で「介護年金受取総額」を受け取れます。
  • 認定を受けることなく死亡した場合、一時金として返戻金を受け取れます(介護年金として受け取るより少ない)。
  • 認定年数によっては、5年間の受取り総額は「死亡保障コース」や「介護コース」よりもかなり多くなります。
  • 80歳で認定を受けた場合の返戻率は他とは比べ物にならないほど高くなります。
  • ただし、認定を受けることなく死亡した場合、「死亡保障コース」の解約返戻金額が適用されますので、受取額は保険金額の500万円よりも少なくなります。
管理人taka管理人taka

仮に75歳で公的介護保険の認定を受けられずに死亡した場合、「死亡保障コース」の75歳時の解約返戻金が適用されるので、元々の保険金額500万円に比べると少なくなります。
公的介護保険の認定を受けられた場合には非常にメリットのあるコースになりますが、もし認定を受けられずに死亡した場合は少し損をしてしまうことは覚えておきたいところ。

ラブちゃんラブちゃん

払込期間満了日までにコースを確定させなくちゃいけないけど、その時に健康だった場合、自分が介護認定を受けるのかどうかなんて分からない人がほとんどだよね・・。

管理人taka管理人taka

そうなのです。なので個人的にはこのコースは微妙な感じがします。

【その4 医療保障コース】

  • 健康状態に関わらず、一生涯の医療保障が受けられます。
  • 入院、手術、放射線治療、先進医療を行った場合、所定の給付金が受け取れます。
  • 5年ごとに2回、入院給付金日額×20の健康祝金が受け取れます。
  • 死亡保障も付きます。(死亡、または高度障害状態になった時)
  • 病気がちの方は多くの給付金が受け取れますが、そうでない方には微妙なコースとなるでしょう・・。

[30歳男性、保険金額500万円、60歳払済の場合]

疾病入院給付金
災害入院給付金
1日につき10,000円(1日目から)
手術給付金入院中の手術1回につき10万円
外来による手術1回につき5万円
重大手術給付金1回につき40万円
(がんに対する開頭・開胸・開腹手術や
心臓への開胸術など)
放射線治療給付金1回につき10万円
先進医療一時金1回につき10万円
健康祝金5年ごとに2回、入院給付金日額×20が受け取れる
ただし、5年間で10日以上の継続入院をしなかった場合のみ
死亡保障入院給付金日額の30倍と同額の払戻金
管理人taka管理人taka

健康に不安がある場合はかなり多くの給付金を受け取れますが、通常コースの解約返戻金よりも多く貰えるかどうかは分かりません。かなり入院や手術をする人であれば、契約時の保険金額よりも多くのお金を受け取れるかも知れません。
ただし、保険金額や解約返戻金よりも多く貰える可能性は高いとは思いませんので、よほど病気がちの方でない限りはこのコースは選択しない方がいいかも知れません。

【結局どれを選ぶべきなのか】

死亡、または高度障害状態になった時、例えば保険金額500万円で契約していた場合は500万円がそのまま貰えます。保険金額が500万円の場合でも保険料の払込総額は4,384,800円なので、割合としては100%を超えます。解約返戻金よりも多く貰えます。

それが目的で、途中で解約するつもりがないのであれば「死亡保障コース」一択となります。誰でも契約時はこのコースなので、特に何も変更する必要はありません。

で、問題なのが「満期後に解約する場合」ですが、確実に払込保険料の総額よりも多く貰えるのは「死亡保障コース」と「年金コース」と「介護年金コース」の3つです。

「医療保障コース」は病気がちな方なら払込保険料以上の給付金が受け取れるかも知れませんが、確実に多くを受け取れる訳ではありません。また、あまり病気にならなかった場合や事故で即死した場合などは他のコースよりも受取り金額はかなり少なくなりますので、本当に健康に自信が無いという方以外は個人的にはあまり推奨しません。

となると「死亡保障コース」と「年金コース」と「介護年金コース」の3つの中でどれが良いのかという話になりますが、「介護年金コース」は公的介護保険の認定を受けない限りは保険金が貰えませんので、すぐにお金が必要という方には向きません。

ただし、もし公的介護保険の認定を受けた場合、3つの中で最も多くの保険金を受け取ることが出来ます。もし80歳で認定を受けた場合、返戻率はかなり高くなるので他よりもお得になります。

また、もし認定されずに死亡した場合は「死亡保障コースの解約返戻金額」が支払われるので、すぐに大きなお金が欲しい訳ではなく、介護の不安を抱えている方ならば「介護年金コース」にしておくのもいいと思います。

何の条件もなくストレートに保険金を貰いたい場合は「死亡保障コース」か「年金コース」にしておけば問題ありません。個人的にもこの2つが一番分かりやすいし確実に貰えるのでお勧めです。

一気に大きなお金が必要な場合は「死亡保障コース」で。
毎月数万円ずつ貰いたい場合は「年金コース」にしておきましょう。

ちなみに「年金コース」の方が少しだけ多く貰うことが出来ます。

保険料払込期間中は解約返戻金が70%に抑えられている

終身保険にはよくあるパターンですが、WAYSでは保険料を少しでも安くするために保険料払込期間中の解約返戻金は従来の70%に設定されています。(これを「低解約返戻金型」と言います)

つまり60歳払済で契約した場合、60歳になる前に解約するとこちらが支払った保険料総額の70%しか返ってこないのです。

やむを得ず途中解約せざるを得ない状況になる可能性もあるかも知れませんが、基本的には満了まで解約せずにいきたいものですね。

管理人の最終評価

基本的に返戻率がかなり低いため、貯蓄性を考慮する場合は全くお勧めできません。また、保険料も高いため、死亡保障として考える場合も他の終身保険の方が魅力を感じることでしょう。

個人的には、他の終身保険を探した方が良いかと思ってしまう商品です。昔はかなり魅力あったんですけどね・・。

管理人taka管理人taka

終身保険をお探しの方はこちらの終身保険 おすすめの比較と評価ランキングのページがお役に立てると思います。

公式サイトはこちら
未来の自分が決める保険WAYS|保険・生命保険はアフラック

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この記事を書いた人

taka
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当サイト「takaの保険節約術」運営者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者。骨折&手術で身をもって保険の大切さを知って以降、独学で身に付けた保険の知識を紹介するようになりました。FPから紹介された保険の見直しもやってます。保険だけでなく安定度の高い資産運用方法を常に模索していますので、興味がある方はLINEの方でご質問を。ラーメン、焼肉、テニス好き。

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