パルシステムの就業不能保険です。加入するには組合員になる必要があります。

就業不能保険の中でも保険料が断トツで安く、支払対象外期間がないため、かなり利用しやすい商品となっています。持病を持っている方、危険な職業の方も加入できるため、多くの方が対象になっています。

その反面、年間の給付日数に上限があったり、保険期間を通じて支払金額の上限があるなど、長期間の就業不能に備えることはできない内容となっています。

保険料が安いので気軽な気持ちで加入しても良いですが、保障内容を過信するのは禁物と言えるでしょう。

押さえておきたい注目ポイント

パルシステムの就業不能保険「はたらく力」の大まかな特徴をサッと知りたいという人向けに、押さえておきたい要点だけをピックアップしました。

【メリット】

  • 就業不能保険の中でも特に安い保険料
  • 支払対象外期間がない(ただし、7日間以上の継続が必要)

【デメリット・注意点】

  • 年間の給付日数に上限がある
  • 支払回数・支払金額の上限を超えると契約が終了してしまう
  • パルシステムの組合員しか加入できない
  • 精神疾患に対応していない

以下、詳しい説明に入りますので、興味がある方は読み進めてもらえればと思います。

はたらく力の詳細

給付日額・保険料

年齢3,000コース5,000コース
満18~64歳年間7,700円
(月換算:約642円)
年間11,700円
(月換算:975円)

※ 上の表は2018年10月現在の保険料です。

管理人taka管理人taka

1日に給付される金額は少ないですが、その分保険料は非常に安くなっています。

保障内容

項目内容
契約可能年齢満18歳~満64歳
保険期間1年(自動更新)
※ 満年齢65歳以上の場合は更新できない
就業不能給付日額3000コース:3,000円/日
5000コース:5,000円/日
給付金支給日数3000コース:1~265日
5000コース:1~160日
※ 1年ごとにリセットされる
主契約(就業不能保険)
の支払事由
1、就業不能の状態が7日以上継続した場合
※ 給付金が支払われる場合、1日目から保障されます
2、治療のため入院した場合(期間)
3、治療上の必要から医師より絶対安静の指示を受けた場合(期間)
・身体を動かすことが治療の妨げとなったり症状悪化の要因となることを理由として、
医師から絶対安静を指示された場合(期間)。
・感染症の拡大防止を目的とした外出禁止(期間)は含まれません。
4、日常生活動作に著しい支障が生じた場合(期間)
他人の援助を得ることなしには日常生活を営むことができない状態となった場合(期間)
5、上記3、4と同程度の状態であった場合(期間)
特約無し
高度障害給付金無し
支払対象外期間無し
ただし、就業不能の状態が7日間以上続かなかった場合は給付されない
払込回数月年払
払込方法口座振替、クレジットカード
公式サイト就業不能保険|パルシステムの保障(共済・保険)
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メリット部分

就業不能保険の中でも特に安い保険料

パルシステムの「はたらく力」は何歳から加入しようが、男性であろうが女性であろうが保険料は同じとなっています。そしてその保険料が非常に安いのです。

どのくらい安いかというと、給付金日額が3,000円のコースで年間7,700円(月々約642円!)で、給付金日額が5,000円のコースだと年間11,700円(月々975円!)となっています。

これは他の就業不能保険と比べても群を抜いて安いです。試しにライフネット生命の「働く人への保険2」と比べてみると、その安さが分かります。

【月額保険料の比較表】
※「働く人への保険2」は以下の条件の時の保険料です。
・給付金月額:15万円
・保険期間:65歳
・受け取り方:標準タイプ(A型)
・支払対象外期間:60日タイプ

加入年齢はたらく力
(給付日額5,000円)
働く人への保険2
20歳975円
(年払11,700円)
2,982円
30歳3,929円
40歳4,941円
50歳6,144円

この表だとパルシステムのはたらく力の方は給付金日額5,000円となっていますので、月に30日の給付があった場合は15万円の給付金が貰えることになります。

これは、給付金だけを見るなら「働く人への保険2」と同じ金額が貰えるのに、保険料は「はたらく力」の方が断然安いという結果となっていると見ることが出来ます。

この保険料の安さは、はたらく力の最も大きな魅力と言ってもいいでしょう。

ただし、はたらく力は保険料が非常に安い分、年間の給付日数に上限が付いていたり、支払回数・支払金額の上限を超えると契約が終了してしまうといったデメリットが存在します。

これがかなりの注意点となっているため、この保険を検討する際は是非ともそのデメリットについても把握しておいてください。(これらについてはデメリット部分で解説しています)

支払対象外期間がない(ただし、7日間以上の継続が必要)

基本的に就業不能保険には「支払対象外期間」というものが設けられています。

支払対象外期間とは「就業不能状態になっても、一定期間経過後から給付金をお支払いしますよ」というもので、通常の就業不能保険では60日という期間が設けられているのが一般的です。

そのため、就業不能状態になっても最初の2ヵ月間は給付がない・・という商品がほとんどです。

ですが、こちらのはたらく力は就業不能保険が設けられていないため、給付金の支払事由に該当した時点で給付が開始されることになっています。

この点は他の就業不能保険にはない魅力となりますので、短期間の就業不能にも備えたいという場合はこの保険はとても役になってくれるでしょう。

ただし、注意点が一つあります。それは

就業不能の状態が7日以上継続した場合に、はじめて給付金支払いの対象となる

ということです。つまり、就業不能状態が7日未満だった場合、給付金は1円も貰えないのです。

その代わり、7日以上継続した場合は就業不能の1日目から保障されるようになっています。この点は覚えておくと良いでしょう。

管理人taka管理人taka

それと、ある理由から長期の保障には向いていない保険となっています(理由はデメリット部分で解説しています)。

デメリット部分

年間の給付日数に上限がある

はたらく力は保険料が安いというメリットがあるのですが、その反面デメリットも存在します。

その一つが「年間の給付日数に上限がある」という点です。日数の上限はコースによって異なっています。

  • 給付金日額3,000円コース:年間265日まで
  • 給付金日額5,000円コース:年間160日まで

何故コースによって異なっているかというと、この商品は共生ネット少額短期保険会社が引受保険会社となっているのですが、少額短期保険では医療保険分野の保険料は年間で80万円と決まっているため、その理由によりコースによって給付日数の上限が異なっているのです。

確かにはたらく力は他の就業不能保険と比べて保険料は非常に安いですが、1年間全ての就業不能期間に対応できる仕組みにはなっていないのです。例えば日額5,000円コースにした場合は年間の半分も保障されないことになるので、ここは残念な点と言えますね。

また、公式サイトやパンフレットを読んで検討している方は、もしかしたらここでちょっと疑問が浮かんでいるかも知れません。

  • この保険は1年ごとの契約だから、日数上限も1年でリセットされるの?
  • リセットされるなら、長期間の就業不能にもある程度対応できるのでは?

と思っている方もいるかと思いますが、結論から言うとこれは無理となっています。

その理由については以下で解説していますが、この点については加入前に知っておいた方が良い重要なポイントとなりますので、できればチェックしておいてください。

支払回数・支払金額の上限を超えると契約が終了してしまう

パルシステムの「はたらく力」は1年更新となっている就業不能保険ですが、実は保険期間を通じて支払回数・支払金額に上限が設けられており、それを超えると契約が解除となってしまうのです。

【合計で3回の給付まで】
就業不能状態になり、給付金を貰っている期間を1回とします。その後に仕事が出来るまで回復して、さらに再度就業不能状態になって給付金を貰いだしたら、それが2回目の給付となります。

そして給付が3回になった後は、契約は解除となってしまいます。例えば初年度で就業不能になって給付され、2年目は治ったので給付なし、3年目に2回給付があった場合はそれで契約解除となります。1年ごとにリセットはされません。

【支払金額は合計80万円まで】
支払金額も上限が決められており、保険期間を通じて合計で80万円を超えるとその後の契約は更新することができなくなります。

例えば1年目で30万円の給付があり、2年目で20万円の給付、3年目で30万円の給付があった場合は合計で80万円に達しているため、それ以降は契約を更新することが出来なくなります。こちらも1年ごとにリセットはされず、累計で80万円に達すると契約解除となります。

この2点は、この保険を検討する上で知っておくべき重要なポイントとなります。そうなのです、一定以上の給付金を貰っていると、その後は契約を更新できなくなってしまう保険なのです。

1年でリセットされるのであれば、例え年間の給付日数に上限があろうが、長期間の就業不能にはある程度備えることができました。ですがリセットはされず、合計で80万円に達するか、給付事由に3回該当したら継続はできなくなりますので、長期間の保障としては全く向いていないのです。

確かに保険料の安さは大きな魅力ではあるのですが、長期間の就業不能には対応できない・・という部分は知っておく必要があるでしょう。

パルシステムの組合員しか加入できない

はたらく力はパルシステムの保険商品となっています。そのため、加入するにはパルシステムの組合員になる必要があります。

パルシステムの組合員は入会金無料で、年会費もかかりません。1,000円~の出資金は預ける必要があるものの、辞める時にそのお金は還ってくるため、実質0円で組合員になることが出来ます。

ですが、やはり「加入するために組合員にならなければいけない」というのは一つ手間が増えることになるので、この点は他の保険にはないデメリット部分と言えるでしょう。

精神疾患に対応していない

この保険は病気やケガによる入院や自宅療養については保障されますが、精神疾患による就業不能については保障してくれません。

最近はうつ病などによって就業不能状態に陥る方も少なくありませんので、この点は残念と言えます。

ただ、適応障害の症状によるもの(抑うつ症状や心身症等のストレス性疾患を含む)で会社に行けない場合は、30日上限で給付金が受け取れる可能性もあります。これは症状や診断によって異なるので確実に給付されるとは言えないのですが、「そういう形での給付もある」と頭の隅にでも入れておくと良いでしょう。

管理人の最終評価

就業不能保険の中では特に保険料が安く、さらに支払対象外期間がない、持病があっても入れる・・という特徴を持っているため、かなり加入しやすい保険と言えるでしょう。

ただし、短期間の備えには最適となるのですが、就業不能状態になった時にもっとも用意しておきたい「長期間の保障」については全く期待できないため、充実な保障を求める方には向いていません。

経済的に余裕のないご家庭は加入を検討しても良いかと思いますが、そうでない場合は他の就業不能保険も合わせて検討した方が良いでしょう。

資料請求は公式サイトから
就業不能保険|パルシステムの保障(共済・保険)

管理人taka管理人taka

就業不能保険をお探しの方はこちらの就業不能保険 おすすめの比較と評価ランキングのページがお役に立てると思います。

この記事を書いた人

taka
taka
当サイト「takaの保険節約術」運営者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者。骨折&手術で身をもって保険の大切さを知って以降、独学で身に付けた保険の知識を紹介するようになりました。FPから紹介された保険の見直しもやってます。保険だけでなく安定度の高い資産運用方法を常に模索しています。ラーメン、焼肉、ラケットスポーツ好き。

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