東京海上日動の「トータルアシスト住まいの保険」は基本の補償はもちろん、費用の補償も手厚く、どのプランで契約しても充実した備えを得られる保険です。

各種サービスも幅広く用意されており、国内最大手損保ならではのしっかりした補償と安心を確保したい方にお勧めです。ただし、その分保険料は他社と比べると高めとなっています。

それでは東京海上日動の火災保険、どんな補償内容か、保険料はいくらかをチェックしていきましょう。

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このページの中身

以下、詳しい説明に入りますので、興味がある方は読み進めてもらえればと思います。

保険料の例

【専用住宅の見積り例】
・築年数:10年
・延床面積:90㎡
・保険金額:建物2,000万円、家財1,000万円
・自己負担金額:なし
・長期一括払い

戸建て(H構造、所在地:埼玉県)
内訳 保険料(水災補償100%) 保険料(水災補償70%)
火災保険
(保険期間10年)
建物 253,130円 223,210円
家財 175,790円 156,150円
地震保険
(保険期間5年)
建物 111,700円 111,700円
家財 55.,850円 55,850円
合計 596,470円 546,910円
1年あたり 76,402円 71,446円

マンション(M構造、所在地:東京都)
内訳 保険料(水災補償100%) 保険料(水災補償70%)
火災保険
(保険期間10年)
建物 74,290円 70,040円
家財 81,770円 74,800円
地震保険
(保険期間5年)
建物 90,100円 90,100円
家財 45,050円 45,050円
合計 291,210円 279,990円
1年あたり 42,636円 41,514円

戸建は耐火性が低いとされる「H構造(木造一戸建て)」で計算しているので、保険料が高く見えます。マンションは耐火性が高いので、戸建てと比べてかなり安くなります。

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戸建て(H構造)の場合、東京海上日動は水災を外すことはできませんが、その代わり、補償額を約70%に抑える方法を選べます。また、保険金額や自己負担額を調整することで保険料を抑えられます。

補償内容

(1)主契約(基本補償・プラン)
    契約プラン

補償内容     

充実タイプ スタンダードタイプ マンション向けタイプ
火災・落雷
破裂・爆発
風災・雹災
雪災
(※1) (※1) (※1)
水災 (※2) (※2) ×
物体落下・飛来
衝突・水濡れ・騒擾
盗難
破損・汚損 ×
自己負担額 0円(※3)、5千円、3万円、5万円
基本補償から支払われる保険金には次の費用も含みます
(全プラン共通)(※4)
残存物取片づけ費用 損害を受けた建物や家財の残骸の片付け費用
例)火事で燃えた建物の燃えカスや残骸を片付けた
仮修理費用 本修理を行うまでの間、早急に修理する必要がある場合の費用
例)強風で看板が飛んで屋根に穴が開き、ブルーシートで応急処置
損害範囲確定費用 損害の範囲を確定するために必要な調査費用
例)水道管破裂による水濡れ範囲確定のために屋根裏の調査をした
さらに、地震保険は全プラン原則自動セット

(※1)風災リスクのみ自己負担額を高額(10万円か20万円)に設定できます。
(※2)水災の支払額を次の通り縮小することもできます。(水災縮小支払特約)

水災による損害の程度 床上浸水または地盤から45cmを超える浸水 30%以上
15%未満 15%以上30%未満
保険金支払い方法 保険金額×5%
(100万円限度)
保険金額×10%
(200万円限度)
保険金額×70%

(※3)自己負担0円を選択した場合でも、「破損・汚損」の自己負担額は5千円になります。
(※4)この費用を含めた金額が支払い限度額(保険金額)を超えた場合でも、「支払限度額(保険金額)×2倍」まで補償されます。


契約プランは全部で3つ、どれも補償範囲が広く手厚くなっています。スタンダードタイプでは破汚損が外せるのみ、マンション向けタイプでは水災を外せるのみで、更に全プランで地震保険が原則自動セットになっています。

保険料を少しでも抑えたい方は、自己負担額を設定したり、水災の支払い割合を上記(※2)のように約70%に縮小するプランにしたりすることで、調整ができます。

尚、もしこの3つ以外のプランで補償内容をカスタマイズしたい場合は、FPに相談をするか、東京海上日動に直接お問合せ下さい。

(2)費用補償
種類 補償内容
修理付帯費用 損害原因調査費用
(上階からの水濡れがどこにあるかを調査する費用)
試運転費用
(落雷により電気系統が損害を受け、再稼動のために点検や調査が必要な場合の費用)
仮設物設置費用
(損害を受けた物の代替として使う仮設物の設置・撤去費用、これに伴う土地の賃借費用)
残業、深夜作業費用
(損害を受けた物を迅速に復旧するための工事に伴う残業・深夜・休日勤務の割増賃金)
損害拡大防止費用 火災・落雷・破裂・爆発による損害発生・拡大防止のためにかかった費用
(消化薬剤のつめかえ費用等)
請求権の保全・行使手続費用 他人に損害賠償の請求ができる場合、その請求権を使う手続に必要な費用
失火見舞費用 火災・落雷・破裂・爆発によって近隣の建物などに被害が出た場合の見舞費用
◆支払限度額…1事故1被災世帯あたり50万円まで。ただし保険金額の20%限度
水道管凍結修理費用 建物の専用水道管が凍結によって損壊を受け、修理したときの修理費用。
◆支払限度額…1事故あたり10万円
地震火災費用 地震などによる火災で建物が半焼以上、もしくは家財が全焼した時に支払われる
◆支払限度額…保険金額×5%、1事故1敷地あたり300万円

これらは全プラン共通で自動的にセットされていますが、特約をつけることで、一部対象外とすることもできます。

※基本の補償で「水災縮小支払特約」を付けた場合は、水災による損害に対しては「修理付帯費用」、「損害拡大防止費用」、「請求権の保全・行使手続費用」は支払われません。

(3)特約
種類 補償内容










臨時費用補償特約 基本補償から保険金が支払われる場合に、様々な臨時費用として支払われる。
◆支払限度額…保険金額×10%限度、または100万円のいずれか低い額
※通貨等の盗難、破汚損による事故は除く
※更に別途特約を付けることで、費用の支払対象となる事故を限定できる
類焼損害特約 自宅から出火し、近隣の建物や家財に燃え移った時にその損害額が支払われる。
※法律上の損害賠償責任がなくても支払われます。
◆保険金額は近隣住宅・家財の価格から計算。1億円限度。
建物電気的・機械的事故特約 建物の機械設備(エアコン・給湯器・照明等)に電気的・機械的事故(ショート・スパーク過電流等)が起きた時にその修理費用が支払われる。
◆支払限度額…基本補償の額限度
※基本の補償で破汚損も補償範囲に含めている場合に付けられる
※自己負担額は破汚損の自己負担額と同額







個人賠償責任特約 日常生活の中で契約者またはその家族が他人にケガを負わせたり、他人のものを壊したりして損害賠償責任を負った時にその賠償額が支払われる。
◆支払限度額…国内事故:1億円or無制限、 国外事故:1億円
★国内の事故なら示談交渉サービスが受けられる★
借家人賠償責任・修理費用補償特約 偶然な事故によって借用戸室(賃貸の部屋)に損害を出してしまった時の費用が支払われる。※自己負担額は0円
【借家人賠償責任】
貸主(大家さん)に対する法律上の賠償費用が支払われる。
【【借家人修理費用】
賃貸借契約上、入居者が修理する場合、その修理費用が支払われる。
※破汚損による事故の場合は自己負担額3,000円

◆支払限度額…
500万円、1,000万円、1,500万円、2,000万円、3,000万円、5,000万円、1億円

建物管理賠償責任補償特約 建物の管理不備によって起きた事故で他人にケガをさせたり、人の物を壊したりして生じた損害賠償額が支払われる。※自己負担額は0円or10万円。
◆支払限度額…1,000万円、3,000万円、5,000万円、1億円、3億円、5億円


しっかり更新サポート 「保険契約の更新に関する特約」および「住まいの補償の更新に関する特約」を契約している場合に適用される。(保険期間5年以下の場合は自動セット)
※満期日の2ヶ月前をめどに更新の案内が送られる。
※万が一満期日までに更新の連絡が付かなかった場合は、更新前の契約と同じ内容で自動更新をしてくれる。(支払限度額など一部変更となる場合がある)

費用の補償が比較的充実しているということもあり、特約の数は必要最低限、少なめに感じられます。

他社でよくある「携行品損害特約」や「弁護士費用特約」は、東京海上日動が出している「超保険」として加入することで付加できます。

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「超保険」とは東京海上日動が出している、損害保険と生命保険をセットで組み合わせて加入できる保険です。
「トータルアシスト住まいの保険」は「超保険」の一部ではありますが、他社の通常の火災保険と同様、単品での加入ももちろん可能です。

その他
①住まいの選べるアシスト特約

基本の補償でベースとなる「火災・落雷・破裂・爆発」に加えて「盗難・水濡れ等」も補償範囲に含む場合に付けられます。

火災・落雷・破裂・爆発・盗難の被害にあい、保険金が支払われる場合に、下記の補償メニューの中から好みの再発防止策を選べます。手配から費用の支払までサポートデスクが行ってくれます。(1事故につき20万円限度)

発生した事故 補償メニュー
火災・落雷・破裂・爆発
  • IHクッキングヒーターまたは火災防止機能付ガスコンロの設置
  • ガス台自動消火器、ガス漏れ検知器、警報機の設置
  • 据付型手動消火器、投てき用消火器の購入
  • 家庭用スプリンクラーの設置
  • 避雷器(電気機器への落雷防止機器)等の購入
  • 漏電遮断器の購入
盗難
  • ホームセキュリティサービスの実施
  • 防犯カギ、補助錠、防犯ガラス、防犯フィルムの設置
  • 再発防止コンサルティングサービスの利用
共通(火災・落雷・破裂・爆発または盗難)
  • 防犯、防火金庫の設置
  • 災害常備品の購入、植栽の設置
②緊急時助かるアシスト(住まいの選べるアシストに自動セット)

提携会社による下記の応急処置サービスが利用できます。
(※自分で手配した場合には対象外)

サービス名 サービス内容
カギのトラブル対応サービス
(1年に1回限度)
カギを紛失した、またはカギの盗難にあった場合に、専門会社による緊急開錠を行ってくれる。盗難の場合は、カギとシリンダー錠の交換も行ってくれる。
※出張料、作業料は無料。
※カギ紛失でカギと錠を交換する場合、費用は自己負担。
水回りのトラブル対応サービス
(1年に1回限度)
水回りのトラブル(トイレのつまり、台所・浴室・洗面所のパイプつまり、蛇口・排水パイプ等からの水漏れ等)が発生した場合、専門会社による応急処置をしてくれる。
※出張料・作業料は無料。
※部品代、高圧洗浄、掘削作業等の特殊作業に関する費用、本修理費用は自己負担
※水漏れで生じた汚れにはハウスクリーニング会社を無料紹介。費用は自己負担。

※離島など一部地域や集中豪雨などのやむを得ない事情によってサービス着手に時間がかかる場合や、
サービスの提供ができない場合があります。また、一定の利用条件があります。

③付帯サービス(無料自動付帯。全ての契約で利用できます。)
サービス名 サービス内容
メディカルアシスト
(24時間365日対応)
電話にて各種医療相談を受付。夜間の救急医療機関や最寄の医療機関の案内も可。
例)救急医療相談、医療機関案内、予約制専門医相談、がん専用相談窓口、
転院や患者移送手配
事故防止アシスト 東京海上日動のHPで、事故・災害防止等の情報を提供
例)防災・防犯情報サイト、情報サイト「セイフティコンパス」、安全運転情報サイト
※利用にあたっては証券番号とパスワードが必要

契約条件(保険料支払方法について)
払込期間
  • 月払い(5%割増)
  • 年払い
  • 一括払い
払込方法 口座振替、クレジットカード、コンビニ、郵便局、銀行振込み(一括払いのみ)
割引 築浅割引(築年数10年未満)

月払いより年払い、年払いより一括払いの方が、払い込み保険料の総額が少なくなるのでお得です。

また、保険期間も長い方が割引が効くので安くなります。

メリット部分

基本の補償、費用の補償が手厚い

東京海上日動の「トータルアシスト住まいの保険」は、基本の補償の範囲がほぼフルカバーになっているので、どのプランを選んでも補償漏れが起こりにくく安心と言えます。

さらに、基本の補償の中から「残存物取片づけ費用」「仮修理費用」「損害範囲確定費用」の費用保険金分も支払ってくれるので、漏れなくしっかり補償を受けることができます。

ちなみにこの場合、費用を含めた金額が支払い限度額(保険金額)を超えた場合でも、「支払限度額(保険金額)×2倍」まで補償されるので、受取額が合算されて少なくなることはないのでご安心下さい。

再発防止対策や応急処置サービス、付帯サービスが手厚い

火災や盗難にあった場合、元通りに修理するだけではなく、今後同じ被害が起きないように対策を取りたいものです。しかし、保険はあくまでも損害(現状復帰にかかる費用)に対して支払われるものなので、再発防止策分までの費用は受け取れません。

そこの差分をカバーしてくれるのが「住まいの選べるアシスト特約」です。

充実した補償メニューの中からお好きな再発防止策を選べ、手配や費用支払(1事故につき20万円限度)までしてくれるのが嬉しいですね。

さらに「緊急時助かるアシスト」ではカギや水回りのトラブルに対応、付帯サービスでは「メディカルアシスト」で医療相談、「事故防止アシスト」で事故・災害防止情報が受け取れるなど、幅広い分野で頼れるサービスが揃っています。

デメリット部分

保険料が比較的高い

東京海上日動の「トータルアシスト住まいの保険」はメリットでお伝えしたとおり、基本的に補償が手厚く、各種サービスも充実しているのが特徴です。

しかしその反面、保険料が他社と比べると全体的に高くなる傾向にあるので、保険料の安さを重視する方には向かないといえます。

補償のカスタマイズをしにくい

これもメリットと表裏一体ですが、基本補償も費用補償も自動で手厚いプランになっているので、自分で不要だと思う補償を外すことは難しいです。

逆に「携行品損害特約」など「住まいの保険」にない特約は「超保険」で契約をして付帯することになるので、手間がかかり仕組みもややこしくなってきます。

充実した補償を簡単に手に入れたい方にはピッタリですが、補償の必要・不必要をご自身で判断して選びたい方にはあまりお勧めしません。

最終評価

東京海上日動の「トータルアシスト住まいの保険」は、補償内容や付帯サービスを手厚くしたい方、保険を考える時間がないので充実した補償をセットパックで得たい方にはお勧めの保険です。

反面、保険料をできるだけ抑えたい方、補償内容をご自身で選んでカスタマイズしたい方にはあまりお勧めとはいえません。

実際の保険料については、契約条件によって異なるので、場合によっては東京海上日動が他社より安くなるケースもあります。各社見積もりを比較した上で判断されることをお勧めします。

この記事を書いた人

mayu
mayu
東京都在住。現役の保険営業ウーマンとして個人のお客様から保険相談を受けています。ファイナンシャルプランナー2級。趣味は都内お散歩とカラオケ(目標は演歌マスター)

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