子供が出来ると、周りから言われることの一つに「保険はどうするの?」ということがあるかと思います。
特に学資保険はお母さん方からとても人気が高く、住宅街に近い保険ショップではかなり高い確率で学資保険の相談に来られるそうです。知り合いの某ショップの店員さんによると、お客さんの6~7割は学資保険の相談に来るとのこと(そのショップは家族向け施設の中にあるため、通常より多めですが・・)。
なので、もしかしたら周りの親戚やママ友から「学資保険には入っておきなよ!」と言われることも多いかと思います。
そんな人気の高い学資保険ですが、具体的にどのような保険商品なのか、皆さんはご存知でしょうか?もしも、あまり知らないのであれば、この機に全体像を把握しておくくらいはしておくことをお勧めします。
そうしないと、本当に必要かどうかを自分で判断することが出来なくなり、周りに言われるがままに本当に必要かどうかも分からない保険商品を契約する羽目になるかも知れませんので・・。
このページでは学資保険とはどんなものなのか、貯蓄にはないメリット部分、貰える学資金の種類など、学資保険の基本的な情報について解説していますので、まだ学資保険についてあまり知識がないという方は見ていっていただけたらと思います。
このページの目次
学資保険とはどんな保険商品なのか?
学資保険とは、簡単に言うと「子供が入学するであろう学校の入学金・授業料などの学費を、保険会社を通じて計画的に貯めていく保険商品」のことです。
保険料を払い終わった後、高校や大学の入学時のタイミングで学資金(保険金)を受け取ることが出来たり、大学在学中に1年ごとにまとまった学資金を受け取ったりできるようになっています。
子供が大学まで通った場合の学費は相当な金額になります。公立で大学を卒業してくれたとしても1,000万円前後はかかりますし、もし私立の高校や大学に通った場合は2,000万円~2,500万円くらいかかったりします。
そのため、子供が小さいうちから計画的に、そして確実に学費を貯めておく必要があるのですね。学資保険は「学費用にお金を貯めておくこと」に特化している保険商品のため、一般的な経済状況の家庭にこそ理由価値がある保険と言えるのです。
ただ、「それなら貯蓄でも良いのでは?」と思う方も多いかと思います。ですが、学資保険には色々な金銭的メリットがあるため、貯蓄をするよりも効率良く貯めることが出来るようになっているのです。
それでは、学資保険の気になるメリット、基本的な保障内容などについてざっと紹介していきたいと思います。
学資保険は貯蓄にはないメリットを持っている
学資保険には、貯蓄にはない数々のメリットがあります。特に以下の3つのメリットはとても価値があり、これだけで学資保険を利用する理由が出てきます。
その理由とはこちらになります。
- 親に万が一のことがあった場合、保険料の払込が免除される
- 支払った保険料総額よりも多く貰える
- 支払った保険料が所得控除されて税金が安くなる
詳細についてはこちらのページ
⇒学資保険って本当に必要?それとも必要ない??【メリットとデメリットから総合的に考察してみた】
で解説していますので、学資保険を検討している方は出来ればチェックしておいてください。貯蓄だけでやるよりも金銭的メリットはかなりあると思いますので。
ただし、学資保険にはメリットだけでなく、デメリットもあります。加入を検討する際はデメリット部分も把握して欲しいので、上記のリンクからメリット・デメリットの両方をチェックしてみてください。
学資保険の基本的な保障内容
学資保険の保障内容はシンプルです。基本的には、以下のような形になっているところがほとんどです。
満期保険金 | ・満期の際に受け取れる保険金のこと。 ・ここの割合が高いほど返戻率も高い。 ・21歳、もしくは22歳に設定できることが多い。 |
祝い金 | ・小、中、高、大学の入学時に受け取れる学資金。 ・祝い金の割合が高いと、返戻率が悪くなる。 |
育英年金 | ・契約者が死亡・高度障害になった場合に、満期まで年金が受け取れる。 ・この保障がある場合、返戻率が100%を切ってしまう可能性が高い。 ・基本保障で育英年金を付けているところは少ない。 |
保険料払込免除 | ・契約者が死亡・高度障害になった場合、以後の保険料は払込が免除される。 ・保険料が免除されても、契約はそのまま継続するので学資金を受け取れる。 ・特則として用意されていることが多く、自動で付帯してくる。 |
この4つが基本の保障となっています。
その他は子供用の入院・手術保障を追加できる学資保険もありますが、それらは医療保険として別枠で用意した方が良いため、ここでは特に気にしなくても良いでしょう。
お勧めの医療保険を探す場合はこちらへ。
⇒医療保険 おすすめの比較と評価ランキング
学資金を受け取るタイミングを設定できる
すぐ上で「祝い金」と「満期保険金」の説明をしましたが、学資保険ではこれらの学資金を受け取るタイミングをある程度選ぶことが出来るようになっています。
学資保険として人気が高いソニー生命の「学資保険スクエア」を例に挙げて説明すると、学資保険スクエアでは3つのプランが用意されており、それぞれで学資金を受け取れるタイミングが異なっています。
Ⅰ型 (総額192万円) | Ⅱ型 (総額200万円) | Ⅲ型 (総額200万円) | |
---|---|---|---|
11歳 | 36万円 | ― | ― |
14歳 | 36万円 | ― | ― |
17歳 | 120万円 | 200万円 | 40万円 |
18歳 | ― | ― | 40万円 |
19歳 | ― | ― | 40万円 |
20歳 | ― | ― | 40万円 |
21歳 | ― | ― | 40万円 |
22歳 | ― | ― | 40万円 |
返戻率 (10歳払) | 約100.5% | 約103.5% | 約105.5% |
Ⅰ型、Ⅱ型では大学入学前に学資金は全て受け取る形になっていますが、Ⅲ型では大学入学~卒業まで毎年学資金を受け取れるようになっています。ちなみに、一番返戻率が高いのはⅢ型です。
また、もう一つの受取り例として挙げますと、フコク生命の「みらいのつばさ」では以下のような選び方が出来るようになっています。
ステップ型 (総額210万円) | ジャンプ型 (総額200万円) | |
---|---|---|
3歳 | 5万円 | ― |
6歳 | 5万円 | ― |
12歳 | 10万円 | ― |
15歳 | 10万円 | ― |
18歳 | 70万円 | 100万円 |
20歳 | 10万円 | ― |
22歳 | 100万円 | 100万円 |
返戻率 (11歳払) | 約104.7% | 約105.5% |
ステップ型は幼稚園~高校までの各入学時に少額を受け取り、大学入学時と卒業時に大きな金額を受け取る形となっています。
ジャンプ型は大学入学時と卒業時だけ学資金を受け取ることができます。受け取る年齢を遅らせている分、ジャンプ型の方が返戻率は少し高くなっています。
このように、学資保険はそれぞれの商品で受け取りプランを設定することが出来るのです。
- それぞれの入学式の時にお金が必要になりそうだから、「みらいのつばさのステップ型」を
- 大学在学中は学費とか色々とお金がかかりそうだから、「学資保険スクエアのⅢ型」を
など、家族にとって都合が良いほう(または人気が高いプラン)を選べるという特徴を持っています。
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