病気やケガの保障だけでなく、うつ病などの精神疾患にも対応している就業不能保険です。
保障が充実しているにも関わらず、他の就業不能保険と比べて保険料がかなり安いため、とても魅力ある商品となっています。就業不能状態に備えたい方は、このアクサダイレクト生命の「働けないときの安心」はチェックしておいて損はないでしょう。
ただし、自営業の方は給付金月額の上限が会社員よりも低くなっていますので、その点は注意しておいてください。
押さえておきたい注目ポイント
アクサダイレクト生命の就業不能保険「働けないときの安心」の大まかな特徴をサッと知りたいという人向けに、押さえておきたい要点だけをピックアップしました。
- 他の就業不能保険と比べて保険料が安い
- うつ病などの精神疾患にも対応している
- 傷病手当金を考慮した「ハーフタイプ」も用意されている
- ティーペック社の無料健康相談、セカンドオピニオン付き
【デメリット・注意点】
- 精神疾患での入院は18ヶ月まで
- 職業と年収によって給付金月額に上限があることに注意
以下、詳しい説明に入りますので、興味がある方は読み進めてもらえればと思います。
働けないときの安心の詳細
男性の保険料の例
・給付金月額:15万円
・保険期間:65歳
・支払対象外期間:60日
年齢 | 満額タイプ | ハーフタイプ (1年6ヶ月の間は半額) |
---|---|---|
20歳 | 2,930円 | 2,225円 |
30歳 | 3,455円 | 2,615円 |
40歳 | 4,235円 | 3,185円 |
50歳 | 5,450円 | 4,100円 |
女性の保険料の例
・給付金月額:15万円
・保険期間:65歳
・支払対象外期間:60日
年齢 | 満額タイプ | ハーフタイプ (1年6ヶ月の間は半額) |
---|---|---|
20歳 | 2,375円 | 1,745円 |
30歳 | 2,885円 | 2,105円 |
40歳 | 3,605円 | 2,615円 |
50歳 | 4,280円 | 3,095円 |
※ 上の表は2018年9月現在の保険料です。
精神疾患での就業不能も保障の対象になりますが、保険料はかなり安めに設定されています。
保障内容
項目 | 内容 |
---|---|
契約可能年齢 | 60歳満了:満20歳~満50歳 65歳満了:満20歳~満55歳 70歳満了:満20歳~満60歳 |
保険期間 | 60歳満了、65歳満了、70歳満了 |
就業不能給付金 | 5万円~50万円(5万円単位で設定可能) ※ 職業・年収により上限あり |
病気・ケガの場合の 給付金支給期間 | 無制限 |
精神・神経疾患の場合の 給付金支給期間 | 通算18回まで |
支払対象外期間 | 60日 |
払込回数 | 月払 |
払込方法 | ・口座振替 ・クレジットカード払 |
公式サイト | 就業不能保険のシミュレーション | アクサダイレクト生命保険 |
メリット部分
他の就業不能保険と比べて保険料が安い
アクサダイレクト生命の「働けないときの安心」は、他の就業不能保険と比べてもかなり保険料が安くなっています。
例えば就業不能保険の中でも当サイトの評価が高いライフネット生命の「働く人への保険2」と比べた場合、働けないときの安心の方が保険料が安くなっています。
【保険料の比較表】
・男性
・給付金月額:15万円
・保険期間:65歳
・支払対象外期間:60日
・満額タイプ
加入年齢 | 働けないときの安心 (アクサダイレクト生命) | 働く人への保険2 (ライフネット生命) |
---|---|---|
30歳 | 3,455円 | 3,929円 |
40歳 | 4,235円 | 4,941円 |
50歳 | 5,450円 | 6,144円 |
※女性の場合もアクサダイレクト生命の方が安い保険料となっています。
しかも、ライフネット生命の方は精神疾患は対象外ですが、アクサダイレクトの働けないときの安心なら精神疾患も対象となっています。
それにもかからわず働けないときの安心の方が安いので、就業不能保険としての魅力はかなり高いと言えます。
うつ病などの精神疾患にも対応している
すぐ上でも触れましたが、働けないときの安心ではうつ病などの精神疾患も保障の対象となっています。精神疾患の場合、肉体の病気よりも入院が長引くケースが多々ありますので、それが保障対象となっているのはかなり嬉しいところです。
ただし、治療を目的とした入院・障がい等級2級以上のいずれかの状態に該当した場合に給付金が支払われることになっているので、「医師の指示による在宅療養」は支払い対象になっていません(通常の病気やケガの場合は在宅療養も対象)。
また、通常の病気やケガの場合は回数無制限で毎月お支払いという形になっていますが、精神疾患の場合は18回までという上限があります。
精神疾患が保障の対象となるのは嬉しいところではありますが、「在宅療養は認められない」「通算で18回まで」という点は注意しておいてください。
傷病手当金を考慮した「ハーフタイプ」も用意されている
この保険では受給開始日から540日間は給付金を半額にする「ハーフタイプ」が用意されています。通常の満額プランと比べて給付金の総支給額は少なくなりますが、その分保険料は安くなっています。
このハーフプランですが、サラリーマンの方にかなり向いています。サラリーマンの方は病気やケガで会社を休んだ場合、傷病手当金が最大で1年6ヶ月も支給されるようになっています。これは自営業の方にはないメリットとなっています。
そのため、サラリーマンの場合は1年半(540日)までなら就業不能給付金を低くしても生活に支障がでる心配が少ないのです。保険料を少しでも安くしたい場合は、会社員の方はハーフプランにして保険料を減らすことも検討してみると良いでしょう。
具体的にはハーフタイプにすることで満額タイプの25%前後安くすることができます。
自営業者の方は傷病手当金はありませんので、ハーフプランではなく満額プランの方をお勧めします。
ティーペック社の無料健康相談、セカンドオピニオン付き
アクサダイレクト生命の保険の中には、ティーペック社の無料健康相談・セカンドオピニオン紹介サービスが無料で受けられる商品がいくつもあります。
この働けないときの安心もそのサポートの対象保険商品となっているため、契約後は健康や医療に関する電話相談を無料でやってもらえます。
これは小さい子供が家庭にいて病院にいく時間がないお母さんや、仕事が忙しくて病院にいけない人達には特にお勧めのサービスとなります。夜中に子供が熱を出した場合の対処法なども聞けますので、万が一を想定した場合はかなりありがたいサービスと言えるでしょう。
日本を代表する名医にセカンドオピニオンをお願いすることも可能ですので、出来るだけ優秀なお医者さんにお願いしたいと考える方にもかなり役立つことでしょう。
デメリット部分
精神疾患での入院は18ヶ月まで
メリット部分ですでに解説しているので繰り返しになりますが、この保険はうつ病などの精神疾患で働けなくなった場合も保障してくれるというメリットがありますが、精神疾患の場合は通算で18回までという制限があります。
また、精神疾患の場合は在宅治療は認められませんので、この商品を検討する際はその点は忘れないようにしてください。
申し込み前の注意点
職業と年収によって給付金月額に上限があることに注意
この保険は契約者の職業や年収によって、設定できる給付金月額の上限が変わってきます。
会社員の方は収入に応じて上限がどんどん高くなっていき、最高で給付金月額50万円が上限となっています。ですが自営業の方は年収300万円超は給付月額20万円が上限となり、主婦(主夫)の方は収入問わず給付月額10万円が上限となっています。
上限にかなり差がありますので、知らないで申し込むと「何故月額30万円や40万円では契約できないのか?」という事態になりかねません。自営業の方や主婦(主夫)の方は契約できる月額の上限が低いということはあらかじめ知っておいた方が良いかと思います。
具体的には以下のような上限になっています。
【設定できる就業不能給付金月額の範囲】
職業 | 年収 | 設定できる 就業不能給付金月額 |
---|---|---|
会社員・公務員 | 100万円以上~200万円以下 | 5万円~10万円 |
200万円超~300万円以下 | 5万円~15万円 | |
300万円超~400万円以下 | 5万円~20万円 | |
400万円超~500万円以下 | 5万円~25万円 | |
500万円超~600万円以下 | 5万円~30万円 | |
600万円超~700万円以下 | 5万円~35万円 | |
700万円超~800万円以下 | 5万円~40万円 | |
800万円超~900万円以下 | 5万円~45万円 | |
900万円超 | 5万円~50万円 | |
自営業 | 100万円以上~200万円以下 | 5万円~10万円 |
200万円超~300万円以下 | 5万円~15万円 | |
300万円超 | 5万円~20万円 | |
主婦(主夫) | 5万円~10万円 |
管理人の最終評価
通常の病気・ケガの保障だけでなく、うつ病などの精神疾病の保障も付いているのが嬉しいです。
それでいて他の就業不能保険と比べても安い保険料となっているので、かなりお勧め度が高い商品だと思います。チェックしておいて損はないでしょう。
就業不能保険をお探しの方はこちらの就業不能保険 おすすめの比較と評価ランキングのページがお役に立てると思います。
この記事を書いた人
- taka
- 当サイト「takaの保険節約術」運営者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者。骨折&手術で身をもって保険の大切さを知って以降、独学で身に付けた保険の知識を紹介するようになりました。FPから紹介された保険の見直しもやってます。保険だけでなく安定度の高い資産運用方法を常に模索しています。ラーメン、焼肉、ラケットスポーツ好き。
保険契約を検討される際には、契約概要を必ずご確認下さい。
保険を探している方はこちらへどうぞ
スポンサーリンク