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冬になるとスキー・スノーボードを楽しむ方は多いと思いますが、スキーもスノーボードも事故がとても多く、しかも重傷を負う(負わせてしまう)ケースも少なくありません。さらに死亡事故という最悪のケースも起こり得るので、身近なスポーツの中では保険に入る必要性が最も高いかも知れません。

このページではスキー・スノーボードの保険として役立ちそうなものの中で、特にお勧めのものを挙げています。良ければ参考にしてみてください。

管理人taka管理人taka

余談ですが管理人はスキー・スノボに行くと5割くらいの確率で何らかのケガをするため、「このままだと重大なケガをするかも知れない・・」と思うようになり、数年前から行かなくなりました(T_T)

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このページの内容

このページでは、以下の順番でお勧め保険を紹介しています。

個人的には、最初で解説する個人賠償責任保険(他人をケガさせてしまった場合の補償)だけは欲しいところだと思います。スキー・スノボは他人と衝突してケガさせてしまうこともありえるので、高額賠償に備えておくことはかなり大切なことだと認識しています。

その他、専用保険や短期保険なども検討・比較していますので、もし気になる保険があったらこの機会にしっかりチェックして、必要であれば申込みまで済ませておくことをお勧めします。

その.1 個人賠償責任保険だけでも欲しいところ

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スキーやスノーボードをやった経験のある方で、「人にぶつかって大怪我させたらどうしよう・・」という不安を心に抱いたことがある方は多いと思います。

何故なら、スキーもスノーボードも人にぶつかる可能性がとても高いスポーツなので、実際にケガを負わせてしまう可能性が他の競技よりもかなり高いからですね。

そして相手に怪我を負わせてしまった場合、自分がケガをするよりも厄介な場合があります。自分のケガなら自己責任でどうとでもなりますが、相手にケガを負わせた場合は賠償責任が発生してしまうのです。

高額賠償に備えられるのが個人賠償責任保険:

賠償責任は状況によって補償額が変わってきますが、最悪を想定した場合はとてもすぐには支払えない額が請求される可能性もあります。

そんな面倒なことに繋がりかねない「相手へのケガ」に対しては、前もって個人賠償責任保険に加入しておけば解決します。

基本的に賠償責任を負担するような状況になった場合に補償してくれるのが「個人賠償責任保険」なのです。これに入っておくことで、相手がケガをした場合の賠償責任に関してはかなりの安心感を持つことが出来ます。

私はスキーもスノーボードもそこそこやっていましたが、人にぶつかったことは何度もありますし、いつかは誰かをケガさせてしまうかもなぁ・・と不安になることもありましたので、正直言って個人賠償責任保険の存在は非常にありがたいと思っています。

お勧めは三井住友VISAカードのポケット保険:

そして個人賠償責任保険だけなら、非常に安い月額で済むのもお勧めポイント。特に私がお勧めだと思っている三井住友VISAカードのポケット保険は月々140円の保険料で最高1億円の補償が受けられるのです。

三井住友VISAカードのポケット保険の特徴をまとめると

  • 保険料は月々140円
  • 補償限度額は1億円
  • 家族全員が対象
  • 示談交渉サービス付き
  • 日常生活中の事故(自転車事故)にも対応
  • 加入も解約も自由に出来る

月々140円で家族全員が対象なのも見逃せないポイントですね。子供とスキーに行った場合、子供が相手にケガをさせてしまう可能性の方が高いと思いますので、家族全員適用なのは非常に嬉しいところと言えます。

また、示談交渉が付いているのもありがたいです。怪我をさせてしまった相手方との話し合いはそれだけでかなりのストレスになりますので、示談交渉をやってくれるのはとても助かります。

このように、とても月々140円とは思えないほどの内容となっているのが三井住友VISAカードのポケット保険なのですが、利用するには三井住友VISAカードを持っていないと駄目というのがハードルとなっています。

ただ、三井住友VISAカードには「エブリプラス」というカードがあり、このカードは年会費永年無料の他、リボ払い手数料発生時は還元率3倍などの付加価値を付けてくれています。

クレジットカードを1枚作っても構わないという場合は、三井住友VISAカードのエブリプラスを作って「ポケット保険」に入ることを検討してみてはどうかと思います。

※ エブリプラスはリボ払い専用のカードとなります。リボ払いの手数料が気になる場合は、ポケット保険のみの利用をすれば大丈夫です。

【注意!】アナタはすでに個人賠償責任保険に入っているかも?:

三井住友VISAカードのポケット保険はとてもお勧めなのは間違いありませんが、その前にチェックしておくべきことがあります。

それは「すでに個人賠償責任保険に入っている場合がある」ということです。もし何らかの自動車保険や火災保険、もしくは傷害保険に入っている場合、特約として個人賠償責任保険を付けているかも知れないのです。

これは是非とも確認しておいてください。もし入っていなくても、年間1500円程度の安さで付けられるかも知れませんので、これを機に入っておくことをお勧めします。

ちなみに、すでにどこかの個人賠償責任保険に入っていた場合、新たに同じ保険に入っても2倍の補償が受けられる訳ではありません。保険料の無駄遣いとなってしまいますので、重複することは避けましょう。

まだ個人賠償責任保険に入っていない場合のみ、三井住友VISAカードのポケット保険を検討するのが良いでしょう。

その.2 スキー・スノボの専用保険(頻繁にやる方向け)

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シーズン中にかなりスキーまたはスノーボードをやるという方は、スキー・スノボ専用保険がお勧めかと思います。

専用保険は2つあり、Yahoo!プレミアムの「スキー・スノーボードプラン」三井住友カードのポケット保険「スキー・スノーボードコース」がそれに当たります。

補償内容Yahoo!プレミアム三井住友カードのポケット保険
コースミディアムSサイズ
月額保険料本人:680円
夫婦:1,140円
家族:2,110円
本人:550円
夫婦:890円
家族:1,610円
死亡・後遺障害100万円100万円
入院日額1,500円1,000円
通院日額750円500円
賠償責任1億円1億円
携行品損害10万円10万円
救援者費用300万円100万円
備考月額380円のYahoo!プレミアム会員登録が必要三井住友VISAカードを持っていないと加入できない
公式サイトYahoo!プレミアム会員専用保険ポケット保険 スキー・スノーボードコース

2つともケガの補償、賠償責任、携行品損害、救援者費用など、スキー・スノボをする上で欲しい補償が含まれており、月々の保険料もそれほど高くないため、気軽に利用できるでしょう。

以前はこのコースだと賠償責任の限度額が1,000万円しかなく、月額の高いプランにしてようやく5,000万円限度まで増やせるという形だったため、かなり不安が残る内容でした。賠償責任に関しては上で解説している三井住友VISAカードのポケット保険との併用を勧めていたほどです。

ですが、現在は賠償責任の限度額が1億円にまで増やされていますので、かなり安心感が出てきています。

少し高いけど以下の2つもお勧め:

また、グッド保険サービスの「ゴルフ・スキー・スケート・テニス・つりをする方のための傷害総合保険」という保険もありますが、こちらは年間での契約となるため、スキー・スノボのみを楽しむ方の保険としては向いてないでしょう。

ただし、保険料の割には補償内容がかなり良いため、釣りやテニス・ゴルフなどのスポーツを年間通して行っている方にはかなりお勧めできます。上の2つ(Yahoo!プレミアムと三井住友カードのポケット保険)よりも内容は良いと思いますので、検討しておく価値のある保険と言えます。
グッド保険サービスの「ゴルフ・スキー・スケート・テニス・つりをする方のための傷害総合保険」の詳細

さらに、保険料が多少高くても良いから、充実の補償内容を望む!という方は損保ジャパンの傷害総合保険「THE ケガの保険」をお勧めします。

月々1,530円と少々高めですが、補償内容は凄く良いと思います。万が一に備えて少し良い保険に入っておきたい・・という方に良いと思います。
損保ジャパンの傷害総合保険「THE ケガの保険」の詳細

その.3 日帰り~1泊単位の短期保険のおすすめを比較

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スキー・スノーボードの場合は日帰りか1泊で帰ってしまう場合が多いと思います。そのような場合に向いているのがドコモの「スポーツ・レジャー保険(300円~)」ソフトバンクの「スポーツ・レジャー保険(300円~)」、もしくはau損保(あうて)の「国内旅行の保険(262円~)」です。この3つは家族も加入することが出来ます。

補償内容ドコモソフトバンクau損保(あうて)
コースおてがるちょこっとブロンズ
保険料1泊2日
300円
1日
300円
1泊2日
262円
死亡・後遺障害297万円360万円500万円
入院日額4,000円5,000円4,000円
手術保険金・入院中は入院保険金日額の10倍
・外来は入院保険金日額の5倍
通院日額なしなし1,000円
賠償責任2,000万円2,000万円5,000万円
携行品損害10万円なしなし
救援者費用なし
(しっかりコースなら有り)
100万円200万円
備考ドコモユーザーのみ利用可ソフトバンクユーザーのみ利用可日帰り~14泊まで
公式サイトNTTドコモソフトバンクau損保(あうて)

※ 一番安いコースでまとめています。

ケガの補償はもちろん、賠償責任や携行品損害が付いており、コースによっては救援者費用などの補償も付いてますので、これらはスキー・スノーボードの保険としてかなり使っていけるでしょう。

また、表を見ると分かりますが、一番お得なのはau損保(あうて)の「国内旅行の保険」となります。これだけが頭一つ安く、しかも補償内容も他の2つより良いです。

という訳で、日帰り~1泊2日程度のスキー・スノーボード保険としては、au損保(あうて)の「国内旅行の保険」にしておけば間違いないと言えるでしょう。
au損保(あうて)の「国内旅行の保険」

しかもau損保はauのスマートフォンを持っていれば「auかんたん決済(auスマートフォン)」を利用できるため、月々の携帯料金と一緒に引き落とされるので支払いが非常に楽です。auのスマホを持っている方は、なおさらau損保(あうて)をお勧めします。

楽したいならそれぞれのキャリアで支払うのが一番:

au損保はドコモとソフトバンクのスマホや、パソコン、タブレットからも申し込むことは出来ますので、値段と補償内容を考慮するなら積極的に使っていきたいところです。ただ、残念なことにauのスマホ以外は「auかんたん決済(auスマートフォン)」が使えないため、クレジットカードかコンビニでの支払いとなります。

それが面倒と感じる方は、ドコモやソフトバンクの保険にしておくと良いでしょう。これらはそれぞれの携帯から簡単に申し込めるし、支払いもケータイ料金と一緒にしてくれるので、かなり面倒事は減らせます。楽したいという方は、それらの保険に加入するのが良いでしょう。基本的な補償内容も悪くないですし、保険料も安いですので。
ドコモの「スポーツ・レジャー保険」
ソフトバンクの「スポーツ・レジャー保険」

ただし、ソフトバンクの「スポーツ・レジャー保険」は1日ごとで300円のため、日帰りの場合に向いています。もし1泊する予定なら同じソフトバンクの「国内旅行保険」(ただし救援者補償は無し)か、au損保(あうて)の「国内旅行の保険」にしておくのが無難となるでしょう。

おまけ JCBの「日常生活賠償プラン」と○○を組み合わせてさらに内容の充実を図ろう

ここは最初に解説した「個人賠償責任保険」だけだと物足りない方に向けて、用具の破損や自分のケガの補償などをトッピングしてみてはどうかを提案しているところです。

とはいえ、自分でトッピングするわけですから少々面倒があり、しかも月額保険料もそれほど安くないため、基本的には上で解説しているスキー・スノボの専用保険(頻繁にやる方向け)日帰り~1泊単位の短期保険に入る方がお勧めとなっています。

一応、「こういうのがあるよ」という観点で見ていただければと思います。というか、この部分は「JCBのクレジットカード」を持っている人以外は見なくても大丈夫です。

それでは、解説の方にいきたいと思います。

スキー・スノボ保険で特に欲しい補償は、個人賠償責任保険以外には

  1. 用具の盗難・破損
  2. 自分がケガをした場合の補償

の2つではないでしょうか。

JCBにはこの2つに対応できる保険がありますので、そちらもお勧めしておこうと思います。上で解説している「日常生活賠償プラン(個人賠償責任保険のことです)」と組み合わるとより充実な内容となりますので、よければ検討してみてください。

【用具の盗難・破損の補償を付ける場合】

JCBの保険には「日常生活賠償プラン」の他にも「携行品プラン」という保険があります。

この携行品プランはいわゆる携行品損害保険に当たるもので、自分の持ち物が破損したり盗難にあったりした場合に補償される保険です。

スキー・スノーボードは激しいスポーツなので破損の心配があるし、それに昼食などでスキー板を置きっぱなしにした時に、運悪く盗難にあう可能性も否定できません。

そんな時に役立つのがJCBの「携行品プラン」です。

「日常生活賠償プラン」と同じくJCBカードを持っていないと入ることは出来ませんが、

  • 月額240円
  • 携行品損害の補償額は最大30万円
  • 自己負担額は3,000円
  • 死亡・後遺障害(交通事故のみ)100万円

という内容ですので、スキー・スノーボードの板、そして持ち物の破損や盗難に備えたい場合はこの「携行品プラン」も入っておくと良いでしょう。

「日常生活賠償プラン」と合わせても、月々390円という安さです。

【自分がケガをした場合の補償を付ける場合】

JCBの「旅プラン」という保険があります。補償額はそれほど高くないですが、入院・通院・手術の補償が受けられるので、なかなか良いと言えるかも知れません。

  • 月額380円
  • 死亡・後遺障害:100万円
  • 入院保険金日額:1,000円
  • 通院保険金日額:500円
  • 手術補償あり

「日常生活賠償プラン」と合わせると月々530円です。

また、ここで解説している「日常生活賠償プラン」と「携行品プラン」、そして「旅プラン」の3ついを合わせると、月額は770円になります。

+++++++++++

上記の「日常生活賠償プラン」「携行品プラン」「旅プラン」はJCBカードを持っていれば入ることが出来ます。

追記

最近、スキー・スノーボードでの重大な事故を耳にする機会が多くなりました。悲しいことではありますが、私たちはその情報を知った際に「万が一の事態に備える」ということを再確認すべきだと思います。

そして万が一の事態に備えるのであれば、やはり保険は必要不可欠となります。特にスキー・スノーボードは誰かをケガさせる可能性が高いスポーツですので、個人賠償責任保険には出来るだけ加入しておいた方が良いでしょう。

個人賠償責任保険はクレジットカードや自動車保険・火災保険に付帯されているケースがありますので、確認しておくことをお勧めします。また、年に1~2回程度しかスキー・スノボをしない場合は、1日単位で利用できる損害保険を利用すると良いでしょう。当ページでも解説していますので、参考にしていただければと思います。

この記事を書いた人

taka
taka
当サイト「takaの保険節約術」運営者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者。骨折&手術で身をもって保険の大切さを知って以降、独学で身に付けた保険の知識を紹介するようになりました。FPから紹介された保険の見直しもやってます。保険だけでなく安定度の高い資産運用方法を常に模索していますので、興味がある方はLINEの方でご質問を。ラーメン、焼肉、テニス好き。

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