海外旅行に行くなら海外旅行保険はとても必要性が高いものですが、実際に何を補償してくれるのかを把握している人は少ないのではないでしょうか。
どんなことに対応してくれるのかを知っておくことで、万が一の時の判断が早くなり、適切な行動をとれるようになります。何か起こってから補償範囲なのかどうかを調べるスタンスでも良いのですが、やはり知っておいた方が安心感が高くなり、旅行が満喫できるというものです。
特にカップルや家族での旅行の場合、男性が補償内容を知っておけば頼りにされること間違いなしです(保障は出来ませんが・・)。
項目はそれほど多くはありませんので、もし良ければ今のうちにチェックしておくことをお勧めします。
主な補償内容一覧
まずは海外旅行保険の主な補償内容から見ていきましょう。かなり簡単に書いていますので、時間がない方でもすぐに把握できると思います。
傷害死亡 | 事故によるケガが原因で死亡した場合 |
傷害後遺障害 | 事故によるケガが原因で身体に後遺障害が生じた場合 |
疫病死亡 | 病気により死亡した場合(感染症も含む) |
治療費用 | <傷害治療費用> 事故によるケガが原因で治療を受けた場合 <疾病治療費用> |
救援費用 | ・ケガや病気で継続して3日以上入院した場合 ・ケガや病気で長期入院し、日本から家族に駆けつけてもらった場合 ・搭乗・乗船中の航空機・船舶が行方不明・遭難、または山岳登はん中に遭難した場合 |
緊急歯科治療 | 歯科疾病症状が急激に発症・悪化し、緊急歯科治療を受けた場合 |
個人賠償責任保険 | 偶然な事故で他人にケガをさせた、物を壊した場合 |
携行品損害 | カメラ・衣類・免許証などが盗難などにより損害をうけた場合 |
航空機寄託 手荷物遅延 | 航空機に寄託した手荷物が目的地に運搬されず、生活必需品を購入した場合 |
弁護士費用等 | 被害事故により、弁護士に法律相談を行った場合 |
テロ等対応 | ・テロ行為、または公権力による拘束 ・被保険者が誘拐された場合など |
航空機遅延 | 登場予定機の出発遅延、欠航、航空機の着陸地変更など |
ペット預入延長 | 搭乗予定の交通機関の遅延・欠航・運休により、預けているペット専門施設で発生した費用を保障 |
この中では特に治療費用・救援費用が重要となってきます。海外での入院費・手術費用は日本とは違い、かなり大きな医療費を請求される可能性があります。
特にアメリカでは医療費がとても高く、盲腸の手術でさえ200万円の手術費がかかったりします。2,000万円という高額治療になる例もいくつかありますので、自分が契約する予定の治療・救援費用がいくらあるのか確認しておくと良いでしょう。
⇒海外の医療費ってどのくらい高いの?海外旅行保険に入る前に自分が旅行する国の医療費はチェックしておこう
アメリカなどに旅行するなら治療費用の補償が2,000万円以上あれば安心ですが、医療費の安い国にいくなら1,000万円くらいでも大丈夫かと思われます。ただし、万全を求めるならやはり2,000万円は欲しいところです。
クレジットカード付帯の海外旅行保険の補償内容についても知っておこう
海外旅行保険はクレジットカードに無料付帯していることがあり、一般の海外旅行保険と併用して利用すると保険料を抑えることができるので、かなりのお役立ち技となっています。
ですが、クレジットカード付帯の海外旅行保険は一般の海外旅行保険と比べると補償内容・保険金額ともに少ないです。
無料なので当然とも言えるのですが、「クレジットカードに保険が付いているから、それだけで大丈夫かな・・」と考えてしまうと思わぬ落とし穴が待っているかも知れませんので、クレジットカードで補償される範囲は知っておいた方が無難です。
以下、エポスカードに付帯されている保険の補償内容を例に表を作っておきましたので、一般の海外旅行保険を調べる際にこちらと比べてみることをお勧めします。
保険の種類 | 保険金額 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高500万円 |
傷害治療費用 | 200万円 (1事故の限度額) |
疾病治療費用 | 270万円 (1疾病の限度額) |
賠償責任 (免責なし) | 2000万円 (1事故の限度額) |
救援者費用 | 100万円 (1旅行・保険期間中の限度額) |
携行品損害 (免責3,000円) | 20万円 (1旅行・保険期間中の限度額) |
トラブル時のサービス
海外旅行保険には私たちが旅行時に起こるかもしれないトラブルに対し、かなり万全の態勢でサポートしてくれます。
このサポート体制はどの会社もかなりしっかりしており、どこを選んでもそれほど大差ないようになっています。あるとありがたい「キャッシュレス提携病院」「医療機関情報の提供」「トラブル時の相談」などはどこの会社でもありますので、保険選びの際にこの点で迷うことは少ないかと思われます。
以下、多くの会社で用意されている一般的なサービス内容を載せておきますので、ざっと目を通しておいてください。サッと見ておくだけでも、トラブル時の対応の早さに変化が出てくると思いますので。
- 24時間365日、日本語で対応してくれるカスタマー
- 提携病院であればキャッシュレス(現金不要)で治療可能
- かけつける家族(救援者)の渡航・ホテル手配などのサポート
- 医師・病院の手配
- 退院後の帰国手配
- 遺体送還手配
- ケガ、病気などのトラブル時の相談サービス
- パスポート・クレジットカード等を盗難・紛失されたときの手続きのご案内
- 事故相談サービス
- スマートフォンアプリの用意
- スーツケース修理・回収サービス(限られた会社のみ)
主なサービスを挙げるとこんなところがあります。これ以外にも色々なサービスがありますので、興味がある方は各保険会社のホームページで確認しておいてください。
また、スマートフォンアプリで上記のサービスを確認することができ、そのまま電話も出来るというサービスを展開している会社も最近では増えてきました。スマートフォンを持っている方だとかなり楽に補償内容やトラブルサービスをチェックできるようになるので、海外旅行保険を契約する際はアプリが用意されているかどうかを基準にするのも良いかもしれませんね。
お勧めの海外旅行保険をお探しの方へ
どの海外旅行保険に加入するか迷っている方に向けて、管理人が特にお勧めだと判断したものを紹介しているページを作りました。
保険選びの参考になると思いますので、どこを選ぶべきか悩んでいる方は良ければ見ていってください。
⇒人気の海外旅行保険の中でお勧めなのはこれ!
保険契約を検討される際には、契約概要を必ずご確認下さい。
保険を探している方はこちらへどうぞ
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