掛金(月額):一律2,000円

とにかく安さに関しては医療保険の中でも飛び抜けた存在です。30代から医療保険を検討する場合はかならずチェックしておくべきと言えるでしょう。

ただ、安さは素晴らしいですが保障内容はそれなりで、60歳以降は保障内容がさらに弱くなっていくため、生涯使っていく医療保険としてはやや安心感に欠けるかも知れません。

ただ、それでもこの月掛金の安さは大きな魅力ですので、安さを求める方はチェックしておいて損はないでしょうと思います。

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押さえておきたい注目ポイント

県民共済の医療保障「入院保障2型」の大まかな特徴をサッと知りたいという人向けに、押さえておきたい要点だけをピックアップしました。

月掛金が一律2,000円で、割戻金を考慮すると実質1,400円前後という安さになる。
入院の通算限度の上限がないため、実質無制限
新がん特約、新三大疾病特約は検討の価値がある
安さは素晴らしいが、保障内容はそれなり
住んでいる場所によっては加入できないことも
終身保障がない
60歳以降は保障内容が徐々に弱くなっていく

以下、詳しい説明に入りますので、興味がある方は読み進めてもらえればと思います。

入院保障2型の詳細

保障内容

項目 内容
掛金 月々2,000円
※ 男女、年齢関係なくこの価格
契約可能年齢 満18歳~64歳
入院した場合の支払い日数制限 1病気につき124日分まで、1事故につき184日分まで
保障期間 18歳~85歳
※ 60歳以降は保障内容が少し弱くなっていきます
主な特約 【医療特約】
先進医療への対応や入院一時金など、5つの安心をプラス(月々+1,000円)
【新がん特約】
がんと診断されたときに50万円の診断給付金が支払われるなど(月々+1,000円~)
【新三大疾病特約】
がん、心筋梗塞、脳卒中での入院が保障される(がんは通院も)(月々+1,200円~)
【介護特約】
重度障害や長期入院に備えられる(月々+500円~)
払込回数 月払
払込方法 口座振替
掛金の
払込免除
記載なし
非喫煙者割引 なし
資料請求、
申込み
各都道府県の県民共済公式サイトよりお願いします
生命共済 入院保障型 – 全国生活協同組合連合会(共済)

保障内容

項目 18歳~60歳 60歳~65歳
月掛金 一律2,000円
入院
・1事故につき184日分まで
・1病気につき124日分まで
1日あたり
10,000円
1日あたり
7,500円
通院
・事故のみ保障
・14日以上90日まで
(入院を含めて14日以上なら保障)
通院当初から、1日あたり
1,500円
手術
(何度でもOK)
2.5万円
5万円
10万円
1万円
2万円
4万円
先進医療 1万円~150万円 1万円~75万円
死亡・重度障害 10万円 5万円

メリット部分

割戻金があるため、実質的な掛金はかなり安い!

この県民共済の「入院保障2型」は男女・年齢関係なく、月掛金は一律2,000円となっています。この価格は他の医療保険と比べてどうなのでしょうか?

医療保険は各会社ごとに内容が異なるため、価格の比較が難しいのが現状です。そこを踏まえて個人的な見解を述べますと、20代・30代の時に加入すると内容の割に高い月額となるのですが、40代くらいからの加入から徐々にこちらの方がお得になり、それから年を取ればとるほどその差は開いていくという見方が出来ます。

ただ、この入院保障2型はそれだけで終わらないのです。共済には「割戻金」というものがあり、保障金として使われなかった分の掛金が私たちに還元されるという素晴らしいシステムを採用してくれているのです。

その割戻金は都道府県によって異なりますが、平均で掛金の30%くらいが割戻金として戻ってくるというデータがあります。ちなみに東京都の平成26年度の割戻率は32.64%となっています。

場所 平成26年度の割戻率
東京都 32.64%
千葉県 30.13%
神奈川県 27.51%
大阪府 28.87%
北海道 28.56%

割戻金は毎年異なりますが、ある年にいきなり数値が大きく変わることは今のところはありません(将来は分かりませんが)。そのため毎年約30%が割戻金で戻ってくると過程すると、実質的な掛金は2,000×70%=1,400円となります。

月に1,400円となると、これはもうかなり安い部類に入ります。30歳以降から加入するのであれば文句なしに一番安いです。20代から医療保険に加入する場合は他との保険料の比較が必要となりますが、30代以降で加入する場合は入院保障2型が断トツで安いです。

医療保険は大きな病気をしない限りは加入者の方が損になってしまいますので、このように掛金がとても安いのは医療保険としてはとても大きな魅力を持っていると言えるでしょう。

これだけで加入を検討しても良いくらい、大きなメリット部分となっています。

ただし、都道府県によって掛金は変わってくるので、もし加入を検討するなら自分のところの割戻率は必ずチェックしておきましょう。現在住んでいるところか、または勤務地の県民共済であれば加入することができます。

入院の通算限度の上限がないため、実質無制限

入院保障2型は名前の通り、入院に関しての保障が充実しています。

・1事故につき184日分まで
・1病気につき124日分まで

これは入院の際の上限日数なのですが、あくまでも1事故・1病気に関してであり、トータルの支払い日数の制限はありません。

他の医療保険では「三大疾病時に限る」「七大生活習慣病に限る」という条件がありますが、入院保障2型にはそのような条件がないのです。

そこまで入院保障が必要なケースがどのくらいあるのか?と言われると微妙なメリットと言えるかも知れませんが、他の医療保険と比べて優れているポイントであるのは間違いありません。

新がん特約、新三大疾病特約は検討の価値がある

新がん特約は月々1,000円の上乗せでがん診断給付金などを受けることができます。この新がん特約は専門のがん保険と比べると確かに保障内容は劣るのですが、加入年齢に関係なく月々1,000円の掛金という安さが検討する価値を生み出しています。

試しに、FWD富士生命の「新がんベスト・ゴールドα」と内容を比べてみましょう。

内容 入院保障2型の新がん特約
(60歳まで)
新がんベスト・ゴールドα
月の保険料
(月掛金)
1,000円(実質700円) 20歳で加入(男性):1,501円
30歳で加入(男性):2,103円
40歳で加入(男性):2,977円
50歳で加入(男性):4,387円
がん診断給付金 50万円 100万円
がん診断給付金の条件 上皮内新生物も同額保障
・5年に1回を限度に何回でもOK
2回目以降も診断の時点で給付される
・上皮内新生物は含まない(特約で付加)
2年に1回を限度に何回でもOK
・2回目以降の給付は通院・入院が条件
がんによる入院 1日につき5,000円
(支払い日数無制限)
なし
がんによる通院 1日につき2,500円
(60日目まで)
なし
がん手術 5万円
10万円
20万円
なし(特約で付加)
がん先進医療 1病気(がん)につき
1万円~150万円
なし(特約で付加)
保険料払込免除 なし がん(悪性新生物)と診断された場合に
以後の保険料の払込が免除される

どうでしょうか。確かに新がんベスト・ゴールドαに及ばない部分もありますが、値段の割には新がん特約がかなり良い内容であることが分かるかと思います。

そのため、新たにがん保険を検討している場合は、入院保障2型に新がん特約を付けるという選択肢もアリになってきます。というか、内容的にはかなり良いと思います。

ただし、新がん特約は60歳以降はがん診断保障が半額になり、その後も年齢に応じて弱くなってしまいます。さらに80歳までしか継続することができないというデメリット部分があります。

反対に新がんベスト・ゴールドαなら終身保障が可能ですし、診断給付金も2年に1回の受取りが可能で、なによりも一度がん(悪性新生物)になった場合は以後の保険料の払込が免除されるという大きなメリットがあります。

そのため、生涯のがんに対する保障が欲しい場合は新がん特約には入らず、新がんベスト・ゴールドαのような専門のがん保険に入ることをお勧めします。個人的にも、がんに対しての備えは専門のがん保険の方がよりベストだと思っています。

ただ、十分な貯蓄があり、60歳以降は医療保険関係は全て解約するという予定の場合は、入院保障2型の新がん特約も十分選ぶ価値があることは覚えておいてください。(60歳以降のがんを重視する場合は入らない方が良いです)

また、新三大疾病特約は月々1,200円の上乗せで、がんの保障はそのままでさらに心筋梗塞と脳卒中での入院も保障されるようになるため、こちらも検討の価値があります。

デメリット部分

安さは素晴らしいが、保障内容はそれなり

掛金の安さに関しては非常に高いメリットではありますが、安いだけあって入院以外の保障内容がそれなりになっています。

手術給付金に関してはあまり高い保障金額とは言えません。他の医療保険の方が良い条件の場合が多いでしょう。

また、通院保障が付いているのはありがたいですが、14日以上(入院日数も含む)にならないと保障されないという点がネックです。

ですが、この掛金の安さで通院保障、先進医療保障、死亡・重度障害の保障が付いているのは逆にメリット部分と言えるのかもしれません。まあ内容はそれほどではないのですが・・。

住んでいる場所によっては加入できないことも

入院保障2型は県民共済なのですが、全国全ての都道府県にある保障ではありません。実は対応していない県もいくつかあるのです。

基本的に加入する条件としては現在組合のある都道府県内に住んでいるか、または勤務地がある満64歳までの健康な方に限られています。

そのため、もし対応していない県に住んでいて、勤務地も同一の場合は加入することができなくなります。

終身保障がない

終身保障がないのも気になるデメリットです。入院保障2型は満64歳までしか加入することができませんが、継続に関しては85歳までとなっています。

ですが、終身保障はありません。85歳を過ぎるまで生きているのかどうか今の段階で分かる方はいませんが、最後まで保障が欲しいという方には少し不安が残るかもしれませんね。

ただ、65歳を過ぎてから医療保険が必要かどうかは人それぞれの経済状況や価値観によって異なるため、終身保障は必要ないという方には特に気にするポイントではありません。(子供が独立していて、貯蓄が十分にある場合は必要ないという判断をしてもいいと思います)

60歳以降は保障内容が徐々に弱くなっていく

入院保障2型では仮に64歳から加入した場合でも月掛金が2,000円(実質1,400円)なのは素晴らしいメリット部分ではあるのですが、残念ながら、60歳~65歳の期間は保障金がかなり少なくなります。

また、65歳以降は同額掛金の熟年入院型に自動継続となりますが、65歳から85歳までは年齢に応じてさらに保障内容が弱くなっていきます。

月掛金が2,000円(実質1,400円)なので文句は言えないところですが、やはりここは残念な部分と言えるでしょう。

管理人の最終評価

何歳で入ろうが実質掛金は月1,400円という安さの上、入院保障が1日1万円、入院の通算限度上限がないなどの大きなメリットを提示してくれている医療保険(共済)です。

60歳以降は保障内容が徐々に弱くなり、85歳で終了してしまうため、終身での医療保障を求める方には向いていません。

反対に「子供が独立するまでの医療保障が欲しい」などの短期保障を考えている方にはこの共済は本当に最適だと思いますので、候補の一つに加えておくことを強くお勧めします。

管理人taka管理人taka

医療保険をお探しの方はこちらの医療保険 おすすめの比較と評価ランキングのページがお役に立てると思います。

資料請求は公式サイトからどうぞ
生命共済 入院保障型 – 全国生活協同組合連合会(共済)

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