男性の保険料(月額):1,880円
女性の保険料(月額):1,640円
(30歳、保険金額1,000万円、保険期間10年)

オリックス生命の定期保険でブリッジの比較対象として出されてるのが定期保険FineSave(ファインセーブ)です。

保険金と保険期間が同条件の場合はブリッジの方が安くなりますので、基本的にブリッジを優先的に検討した方が良いですが、ファインセーブは保証金が5,000万円まで契約可能となっているので、高額保障を望む場合はこちらもチェックしておくことをお勧めします。(ブリッジは条件付きで3,000万円までしか保障がありません)

契約内容によって提出書類が異なったり、40歳を過ぎると健診内容の必須項目が増えるといった注意点もあります。

押さえておきたい注目ポイント

オリックス生命の定期保険FineSave(ファインセーブ)の大まかな特徴をサッと知りたいという人向けに、押さえておきたい要点だけをピックアップしました。

【メリット】

  • 保険金額と保険期間を自由にカスタマイズできる
  • 最長90歳まで保障が続く
  • 病気・事故・災害でも死亡保障が同額
  • 申込み前の保険内容の疑問点は直接会って解決できる

【デメリット・注意点】

  • 保険料がブリッジよりも高い
  • 非喫煙者割引がないので、タバコを吸わない人には割高な保険料
  • 契約内容によって提出書類が異なる
  • 健康診断結果通知書類にご注意
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以下、詳しい説明に入りますので、興味がある方は読み進めてもらえればと思います。

定期保険FineSave(ファインセーブ)の詳細

男性の月払保険料の例
・保険(払込)期間:10年
・保険金額:300万円、500万円、1,000万円

契約年齢300万円500万円1,000万円
30歳624円990円1,880円
40歳915円1,480円2,860円
50歳1,623円2,655円5,210円
60歳3,243円5,355円10,610円
70歳7,914円13,140円26,180円

女性の月払保険料の例
・保険期間:10年
・保険金額:300万円、500万円、1,000万円

契約年齢300万円500万円1,000万円
30歳552円870円1,640円
40歳759円1,215円2,330円
50歳1,149円1,865円3,630円
60歳1,749円2,865円5,630円
70歳3,987円6,595円13,090円

※ 上の表は2018年6月現在の保険料です。

管理人taka管理人taka

ファインセーブと似ている保険「定期保険ブリッジ」よりも少し価格が高い設定になっているため、同条件の場合はブリッジを選択した方が良いです。

保障内容

項目内容
種類【定期保険】
・期間内に死亡、または高度障害状態になった場合に保険金が支払われる
・保険料は掛け捨てで、解約返戻金や満期時の保険金として戻って来ない
申込み方法郵送申込みか対面申込みの2種類。インターネットからの申込みは不可
契約可能年齢15歳~75歳
保険金額200~5,000万円(100万円単位で選べる)
保険期間
(保険料払込期間)
10年、15年、20年、25年、30年、35年満了
60歳、65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳満了
自動更新
最高年齢
最高90歳まで
基本保障【死亡保険金】
死亡したとき、保険金が支払われる
【高度障害保険金】
病気またはケガにより約款所定の高度障害状態に該当したとき、保険金が支払われる
特約【リビング・ニーズ】
余命6ヶ月と判断された場合、死亡保険金額の全部または一部に相当する金額を生存中に受け取れる(この特約はあらかじめ付加されている)
払込回数月払、半年払、年払
(支払いはまとめた方が少しお得に)
払込方法・口座振替
・クレジットカード払
保険料の
払込免除
不慮の事故により、その事故の日から180日以内に約款所定の身体障害の状態に該当されたときは、将来の保険料の払込みが免除される
診査告知扱い
(郵送申込みの場合、医師の診査は不要。年齢・保険金額等によっては健康診断等を提出する場合もあり)
非喫煙者割引なし
公式サイト死亡保険(定期保険)FineSave[ファインセーブ]|オリックス生命保険株式会社

利用者の加入傾向

項目トップ3
加入者の年齢1位 60代
2位 70代
3位 50代
保険金額1位 500万円以下
2位 600万円~1,000万円
3位 1,100万円~2,000万円
保険期間
(男性)
1位 90歳
2位 15年
3位 30年
保険期間
(女性)
1位 90歳
2位 15年
3位 25年

※集計期間:2016年4月~2017年3月

メリット部分

保険金額と保険期間を自由にカスタマイズできる

保険金額と保険期間を私たちのニーズに合わせて自由にカスタマイズできます。

保険金額は200万円から最高5,000万円まで100万円単位で選べます。5,000万円まで契約できるのはファインセーブの一つの魅力となっています。

保険期間は年満了(10年、15年、20年、25年、30年、35年)と、歳満了(60歳、65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳)から選べます。

同じオリックス生命の定期保険であるBridge [ブリッジ]よりも幅広い契約が可能なため、ブリッジでは出来なかった高額保障、高齢(90歳)満了も契約できるのが魅力です。

【年満了の特徴】
・更新時に保障内容の見直しが出来る
・若い時の保険料を安く抑えられる
・更新ごとに保険料の見直しがある

【歳満了の特徴】
・加入時のまま、保険料はずっと上がらない
・若い時の保険料が高くなる

最長90歳まで保障が続く

他の定期保険では70歳~80歳くらいで終わってしまう商品がほとんどですが、ファインセーブでは最長で90歳まで保障を続けられます。

90歳まで続けられるのは現状では他にほとんどないため、これはファインセーブの注目すべき特徴になっています。

病気・事故・災害でも死亡保障が同額

オリックス生命の定期保険ファインセーブは病気でも事故でも災害でも死亡保障が同額です。なので「事故死の場合は高額だったのに、病死の保険金額は全然少ないじゃないか・・」と、後々問題になることがありません。

また、病気や不慮の事故で高度障害状態になった場合でも、死亡保険金と同額の高度障害保険金が支払われます。

さらに、重い障害状態になった場合、以後の保険料の払い込みは免除されます。しかも保障はそのまま継続されます。

申込み前の保険内容の疑問点は直接会って解決できる

ファインセーブは通信販売の保険商品ですので、基本は郵送申込みで済ませられます。ですが、希望があれば保険の専門家に直接合って色々と相談できるので、不安・不明な点があっても納得いくまで話し合うことが出来ます。

しかも代理店に出向かなくても大丈夫です。自分が希望するところまで出向いてくれますので、自宅でじっくりと話を聞くことも出来ます。申込みも対面で済ませられるため、話を聞いて納得したらすぐに契約という流れも可能です。

デメリット部分

保険料がブリッジよりも高い

オリックス生命はファインセーブの他にも定期保険としてインターネット申込み専用の「定期保険ブリッジ」を用意しています。

このブリッジはファインセーブと内容がかなり似ていますが、経費削減を徹底しているネット生保という商品のためか、月々の保険料がファインセーブよりも安くなっています。

この保険料の高さは、ファインセーブの最も残念な点と言えるでしょう。

具体的な金額で見てみましょう。

【男性、保険期間10年、保険金額1,000万円の場合】

契約年齢ブリッジファインセーブ
30歳1,168円1,880円
40歳2,090円2,860円
50歳4,374円5,210円

保険内容が似ているため、同条件であればブリッジを選ぶのが自然な流れになってしまいます。

非喫煙者割引がないので、タバコを吸わない人には割高な保険料

ファインセーブには非喫煙者割引がありません。喫煙者も非喫煙者も同じ保険料となっています。

非喫煙者割引が付いている他会社の定期保険の場合、非喫煙者は保険料が安くなるというメリットがありますが、ファインセーブではその恩恵が受けられないのです。

タバコを吸わない方にとって、保険料の点で少し不利になっていると言えますね。

申し込み前の注意点

契約内容によって提出書類が異なる

申込みの保険金額・契約年齢により、提出する書類が異なるので注意が必要です。

基本的には年齢が若くて保険金額が安ければ用意が簡単になり、年齢が高くて保険金額が高くなれば用意するものが増えるという感じになっています。

一番簡単な場合は
・申込書
・告知書、意向確認書
・クレジットカード払申込書(または預金口座振替依頼書)
の3点になります。

そして年齢と保険金額が高くなるにつれて上記3点に加えて「健康診断結果通知書類」が必要になり、保険金額が3,100万円~5,000万円の場合だけさらに「契約内容の面談確認」が必要になります。

健康診断結果通知書類にご注意

ファインセーブに加入するためには健康診断結果通知書類が必要になります。これは「健康診断結果通知書」と「人間ドック成績表」のどちらか一つを提出すれば大丈夫です。

ただし、ここでちょっと注意が必要になるのですが、生命保険の加入のために新たに受診されたものは利用できないということは覚えておかなければいけません。

基本的には被保険者が健康管理のため継続的に受診されたものが対象となります。

また、40歳を過ぎると健診内容の必須項目が増えるので、40歳以上の方はそこも忘れないようにしましょう。

全員の必須項目・身長
・体重
・血圧
・尿糖
・尿蛋白
40歳以上の方に
加わる必須項目
・肝機能(GOT、GPT、γ-GTP)
・血中脂質(中性脂肪、HDLコレステロール、総コレステロールまたはLDLコレステロール)
・血糖[ヘモグロビンA1cまたは空腹時血糖(FBS)]
・心電図

他の保険との比較・考察

「ブリッジ」と「ファインセーブ」との違い

オリックス生命では定期保険ファインセーブと似た保険に「ブリッジ」があります。

この2つはどちらを選べば良いのかでよく迷う方が多いそうです。確かに結構似ていますが、数字で見ると少し違いがあるのが分かります。

異なる点は以下の通りです。

ブリッジファインセーブ
申込方法インターネット申込み郵送申込み、対面申込み
契約年齢20歳~65歳15歳~75歳
保険金額500万円~3,000万円
(100万円単位)
200万円~5,000万円
(100万円単位)
保険期間10年、15年、20年
25年、30年満了
60歳、65歳、70歳
75歳、80歳満了
10年、15年、20年
25年、30年、35年満了
60歳、65歳、70歳
75歳、80歳、85歳、90歳満了
自動更新
最高年齢
最高80歳まで
自動更新可能
最高90歳まで
自動更新可能

また、保険金額と保険期間が同じという同条件の場合の保険料は以下のようになります。

【男性の月払保険料の例】
・保険期間:10年
・保険金額:1,000万円

契約年齢ブリッジファインセーブ
30歳1,168円1,880円
40歳2,090円2,860円
50歳4,374円5,210円
60歳9,991円10,610円

同条件の場合はブリッジの方が安いですので、ファインセーブにしかない条件での契約以外はブリッジにしておきましょう。

管理人の最終評価

保険料が高いため、喫煙の有無に関係なくこの保険はあまりお勧めしていません。

管理人taka管理人taka

定期保険をお探しの方はこちらの定期死亡保険 おすすめの比較と評価ランキングのページがお役に立てると思います。

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この記事を書いた人

taka
taka
当サイト「takaの保険節約術」運営者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者。骨折&手術で身をもって保険の大切さを知って以降、独学で身に付けた保険の知識を紹介するようになりました。FPから紹介された保険の見直しもやってます。保険だけでなく安定度の高い資産運用方法を常に模索しています。ラーメン、焼肉、ラケットスポーツ好き。

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