男性の保険料(月額):1,050円
女性の保険料(月額):830円
(30歳、保険金額1,000万円、保険期間10年)

アクサダイレクト生命の[定期保険2(旧カチッと定期2)]はインターネット専用(ネット生保)の商品のため、人件費などを極力削っています。なのでかなり安い保険料を実現している保険商品です。

保険金額は1億円までとなかなかの高額保障が用意でき、さらに少しの保険料の上乗せで「災害割増特約」を付与することができます(最高2,000万円まで)。災害や交通事故などの不慮の事故に限りますが、合計1億2,000万円の保険金額で契約できるのは見逃せません。

また、「健康チャレンジ」で更新時の保険料を抑えられたり、ティーペック社の健康相談・メディカルコンサルテーションを無料で受けられるというメリットも持っています。

非喫煙者割引はありませんが、全体的にかなり安い保険料となっています。タバコを吸わない方にはちょっと割高な保険料に感じられますが、喫煙者にとってはとても安い保険料で契約できるため、要チェックの定期保険と言えるでしょう。

押さえておきたい注目ポイント

アクサダイレクト生命の「定期保険2(旧カチッと定期2)」の大まかな特徴をサッと知りたいという人向けに、押さえておきたい要点だけをピックアップしました。

【メリット】

  • 健康割引がないところの中では特に安い保険料
  • 最高1億年の保険金額に加え、さらに2,000万円上乗せ保障も可能!
  • 保険金額と保険期間を自由にカスタマイズできる
  • 保険金額が高いほど保険料が割安になる
  • 健康チャレンジで更新時の保険料が抑えられる場合も
  • 病気・事故・災害でも死亡保障が同額
  • 無料の健康相談、メディカルサポート付き

【デメリット・注意点】

  • 非喫煙者割引がないので、タバコを吸わない人には割高な保険料
  • 健康に自信のない方は健康チャレンジはやるべきではない?
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以下、詳しい説明に入りますので、興味がある方は読み進めてもらえればと思います。

定期保険2(旧カチッと定期2)の詳細

男性の月払保険料の例
・保険(払込)期間:10年
・保険金額:500万円、1,000万円

契約年齢500万円1,000万円
20歳575円900円
30歳650円1,050円
40歳1,080円1,910円
50歳2,205円4,160円
60歳4,900円9,550円

女性の月払保険料の例
・保険期間:10年
・保険金額:500万円、1,000万円

契約年齢500万円1,000万円
20歳395円540円
30歳540円830円
40歳850円1,450円
50歳1,465円2,680円
60歳2,495円4,740円

※ 上の表は2018年7月現在の保険料です。

管理人taka管理人taka

ネット専用なので保険料は安いです。他の非喫煙者割引があるところと比べても見劣りしないくらいの安さとなっています。

保障内容

項目内容
種類【定期保険】
・期間内に死亡、または高度障害状態になった場合に保険金が支払われる
・保険料は掛け捨てで、解約返戻金や満期時の保険金として戻って来ない
申込み方法【ネット生保】
申込み方法がインターネットのみ
※ 保険内容が分かりにくい場合は資料請求だけでなく、電話での相談も可
契約可能年齢満20~満69歳
保険金額500~1億円(100万円単位で選べる)
保険期間
(保険料払込期間)
10年満了
55歳、60歳、65歳、70歳満了
基本保障【死亡保険金】
病気・災害により死亡・高度障害状態のとき、保険金が支払われる
特約【災害割増特約】
災害や交通事故による死亡・高度障害のときに保険金を受け取れる。主契約と同額まで設定可能
【リビング・ニーズ】
余命6ヶ月と判断された場合、死亡保険金額の全部または一部に相当する金額を生存中に受け取れる(この特約は無料で付加できる)
払込回数月払いのみ
払込方法・口座振替
・クレジットカード払
保険料の
払込免除
被保険者が責任開始期以後に発生した所定の不慮の事故を直接の原因としてその日を含めて180日以内に所定の障害状態に該当したときにその後の保険料の払込みが免除される
診査告知扱い
(医師の診断は不要だが、健康診断結果等を提出する場合もあり)
非喫煙者割引なし
公式サイト定期死亡保険のシミュレーション | アクサダイレクト生命保険

メリット部分

健康割引がないところの中では特に安い保険料

定期保険2は健康割引(非喫煙者割引)が用意されていません。そのため、タバコを吸わない方には少し割高になってしまいます。

ですが、タバコを吸わない方にとってはこの商品はかなり安い保険料となっています。健康割引なしの定期保険の中ではトップクラスの安さとなっているため、タバコを吸う、または血圧値に自信がない方はチェックしておくべき商品と言えるでしょう。

ちなみに、女性であれば若いうち(40代くらいまで)なら健康割引があるところよりも安く加入できるため、そのあたりまでの死亡保障が欲しいという女性にはこの商品はタバコを吸っていなくてもお勧めとなります。

最高1億年の保険金額に加え、さらに2,000万円上乗せ保障も可能!

ネット生保、そして解約返戻金がない定期保険ということで保険料はかなり割安になっていますが、保険金額は最高1億円まで設定することが出来ます。ネット生保の中ではかなり幅広い保険金額で契約できる商品となっています。

また、災害や交通事故などの不慮の事故による死亡・高度障害状態に備えるために「災害割増特約」を付与することが出来ます。これは主契約と同額まで保障を上乗せでき、最高で2,000万円まで保険金額をプラスすることが出来ます。

この特約は災害や交通事故に限りますが、最大で1億2,000万円の保険金額はかなり魅力的と言えますね。

ちなみに、30歳の男性が保険期間10年で2,000万円の保険金額に加入する場合は月々1,850円の保険料になりますが、「災害割増特約」を付与してさらに2,000万円上乗せする場合、月々の保険料は2,610円になります。

保険金額と保険期間を自由にカスタマイズできる

保険金額と保険期間を私たちのニーズに合わせて自由にカスタマイズできます。

保険金額は500万円から最高1億円まで100万円単位で設定できます。

保険期間は10年更新タイプ(10年)と、年齢満了タイプ(55歳、60歳、65歳、70歳)から選べます。

【10年更新タイプの特徴】
・10年ごとに更新・再加入ができる
・更新時に保障内容の見直しが出来る
・若い時の保険料を安く抑えられる
・更新ごとに保険料の見直しがある
当面の保険料負担を抑えたい方にお勧め

【年齢満了タイプの特徴】
・加入時のまま、保険料はずっと上がらない
・若い時の保険料が高くなる
10年超の保障が必要で、保険料が一定の方が良い方にお勧め

【支払い保険料総額の例】
・男性、保険金額1,000万円

10年更新タイプ60歳満了タイプ
30歳加入時
からの10年間
月々1,050円30歳加入時
からの30年間
月々2,080円
40歳加入時
からの10年間
月々1,910円
50歳加入時
からの10年間
月々4,160円
30年間の払込総額854,400円748,800円

保険金額が高いほど保険料が割安になる

定期保険2(旧カチッと定期2)では保険金額が高いほど保険料が割安になる「高額割引制度」を適用しています。

例えば保険金額が500万円の時の100万円あたりの単価は130円ですが、保険金額4,000万円の時の100万円あたりの単価は86.25円になります。

※ 災害割増特約に高額割引制度は適用されません。

【高額割引制度の一例】
・30歳男性
・保険料払込期間:10年
・保険金額500万円の場合と比較した割引率

保険金額100万円あたりの
単価
割引率
500万円130円 -
1,000万円105円約19.2%
お得になる
2,000万円92.5円約28.8%
お得になる
4,000万円86.25円約33.6%
お得になる
1億円82.5円約36.5%
お得になる

健康チャレンジで更新時の保険料が抑えられる場合も(2017年3月31日以前に申し込んだ方のみ)

2017年3月31日以前に申し込んだ方のみの限定になりますが、定期保険2には「健康チャレンジ」という再加入制度があります。これは10年更新タイプに加入していて、10年満了時に自動更新をするのではなく、更新時に改めて告知をすることで保険料が安い状態で再加入できるかもしれないという制度です。

アクサダイレクト生命の基準を満たす必要がありますが、無事満たした場合は少し保険料が安くなります。当然その後の10年間はその保険料のままなので、トータルの支払い保険料でけっこうな差が出てくるのです。

ただし、基準を満たせなかった場合に更新する保険料は、何故か同年齢で新規加入する場合よりもかなり高いという不思議な設定になっているため、「健康には全く問題ないので、絶対通るだろう!」という確信がない限りは健康チャレンジはやらない方が賢明かも知れません。

これに関して、詳しくはデメリットのところでも解説しています。

病気・事故・災害でも死亡保障が同額

定期保険2では病気・事故・災害による死亡・高度障害の保障が同額となっています。

保険会社によっては、事故死亡の保険金額だけを高くし、そこをアピールして「ここは保険金額が高いんですよ!」というところもありますが、病気死亡の保険金額が異様に安かったりするので注意が必要なのです。

定期保険2はその点では心配する必要はありません。

無料の健康相談、メディカルサポート付き

アクサダイレクト生命の保険の中には、ティーペック社のメディカルコールサポート24(健康相談・メディカルコンサルテーション)が無料で受けられる商品がいくつもあります。

定期保険2もそのサポートの対象保険商品となっているため、契約後は健康や医療に関する電話相談を無料でやってもらえます。

これは小さい子供が家庭にいて病院にいく時間がないお母さんや、仕事が忙しくて病院にいけない人達にとってはかなりありがたいサービスです。また、健康に不安があって相談相手が欲しいけど、病院だと診察だけでお金が取られるよなぁ・・という方にも最適なサービスとなっています。

メディカルコールサポート24は2種類のサービスで構成されていますので、状況に合わせて使い分けていくことが出来ます。

【24時間電話健康相談サービス】
・被保険者だけでなく、同居の家族も無料で利用可
・24時間365日、医師・保健師・看護師などの相談スタッフが電話で応えてくれる
・比較的軽い症状の時に利用するのがベスト(子供に熱がある、ストレスでまいっている、ケガの応急処置が知りたい、夜間・休日に診察してくれる病院を知りたいなど)

【メディカルコンサルテ―ション】
・被保険者のみ無料で利用可
・名医による相談サービス
・セカンドオピニオンを聞けたり、優秀専門臨床医を紹介してもらえる
・高度な医療が必要と言われた場合に使いたい

より詳しい情報が知りたい方はこちらの公式サイトへ
メディカルコールサポート24 | アクサダイレクト生命保険

デメリット部分

非喫煙者割引がないので、タバコを吸わない人には割高な保険料

定期保険2には非喫煙者割引がありません。喫煙者も非喫煙者も同じ保険料となっています。

非喫煙者割引が付いている他会社の定期保険の場合、非喫煙者は保険料が安くなるというメリットがありますが、定期保険2ではその恩恵が受けられないのです。

そのため、非喫煙者は少し損をした気分になってしまうでしょう。タバコを吸わない方にとって、少々納得がいかない保険料と言えます。

ただし、女性の場合は40代くらいまでは非喫煙者割引があるところよりも安い傾向にあるので、その時期だけ加入するという場合はお勧めとなります。

健康に自信のない方は健康チャレンジはやるべきではない?

健康チャレンジはアクサダイレクト生命の基準を満たせば更新時よりも安い保険料になるため、一見すると損のない制度に見えます。

しかしながら1点落とし穴というか、知っておかなければいけないことがあります。

それは、例えば40歳の更新時に健康チャレンジを行い、もし基準を満たせなかった場合は、40歳で新規加入するよりもかなり高い保険料になってしまうという点です。

具体的に金額で説明すると

40歳で新規加入の場合月々4,510円±0
40歳で健康チャレンジに通った場合月々4,125円-385円
40歳で健康チャレンジに通らない場合月々5,550円+1,040円

こういう結果になります。

つまり、健康状態が良好で、健康診断が何も問題ない場合は健康チャレンジをすれば確かに保険料は安くなります。それについては確かにメリットです。文句はありません。

ですが、健康状態に不安があり、もし健康チャレンジに通らなかった場合の月々の保険料は5,550円になります。健康チャレンジに通った場合の保険料は4,125円なので、その差は歴然です。

そして一番気になる点は、40歳で新規契約する場合は4,510円の保険料だということです。健康チャレンジが通らなかった場合はそれよりも1,000円以上も高くなるのです。

なので、もし「健康チャレンジに通らなそうだな・・」という健康診断の結果だった場合、あえて40歳の時点で一度解約し、新たに新規で契約した方が保険料が安くなります。

ちなみに健康チャレンジに落ちてから解約し、新たに新規契約するという手もありますが、保険会社的に心証が良くないと思いますし、もしかしたら新規契約できないという事態も起きてしまうかも知れません(出来るかも知れませんが、これはやってみないと分かりません・・)

この健康チャレンジのせいで「結構面倒な保険だな」という印象を受けてしまった・・というのが、管理人の正直な意見です。ちょっと残念ですね。

ただし、健康に自信がある方にとっては健康チャレンジは保険料が安くなるチャンスでもありますので、そのような人にとってはかなりお得になるでしょう。

管理人taka管理人taka

ちなみに、この健康チャレンジは2017年3月31日以前に申し込んだ方のみの限定サービスとなっています。それ以降に申し込んだ方は対象外となっている点にご注意ください。

管理人の最終評価

タバコを吸っていたり、血圧に自信がない方にとっては定期保険の中でもかなり安い保険料で加入できるため、そこに該当する方はチェックしておくべき商品と言えます。

健康割引が適用される方の場合、チューリッヒ生命の「定期保険プレミアムDX」などの方が安くなりますので、その点はご注意ください。

ただし、健康割引が適用できる方でも、女性であれば40代くらいまではアクサダイレクトの方が保険料が安くなるため、40代くらいまでの死亡保障が欲しい女性にはこちらの方がお勧めです。

管理人taka管理人taka

定期保険をお探しの方はこちらの定期死亡保険 おすすめの比較と評価ランキングのページがお役に立てると思います。

この記事を書いた人

taka
taka
当サイト「takaの保険節約術」運営者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者。骨折&手術で身をもって保険の大切さを知って以降、独学で身に付けた保険の知識を紹介するようになりました。FPから紹介された保険の見直しもやってます。保険だけでなく安定度の高い資産運用方法を常に模索していますので、興味がある方はLINEの方でご質問を。ラーメン、焼肉、テニス好き。

保険契約を検討される際には、契約概要を必ずご確認下さい。

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