つみたてNISAをこれから始める人にとって、どの金融機関を選ぶかはかなり迷うところだと思います。

ですが、管理人takaが色々と証券会社や銀行を比較してみますと、お勧めできる金融機関はかなり限られているのが現状です。

その中でも最もお勧めなのが楽天証券です。現時点(2019年9月)では他とは一線を画すくらいの魅力とメリットを提供してくれていますので、金融機関選びで迷っている方は是非とも候補に入れておくことをお勧めします。

このページでは楽天証券でつみたてNISAを始めるにあたり、どのようなメリットや注意点があるのかを解説していますので、良ければ参考にしてみてください。

このページの中身

楽天証券でつみたてNISAをするメリット

楽天証券はつみたてNISAを始めるにあたり、色々なメリットがあります。

他の金融機関にはない凄くお得なメリットもありますので、まずは開始前にこれらを把握しておき、いざ始める際はこれらのメリットを出来るだけ活用するようにしましょう!

投資信託の数が多く、魅力的な商品が用意されている

つみたてNISAは金融庁お墨付きの投資信託(または少数のETF)しか購入できないようになっており、その数は2019年9月現在では161本のみとなっています。

これは投資信託全体からみればほんの一部でしかありません。ですがわざわざ金融庁が「長期運用に適してて、手数料が低い良心的な商品」だけを厳選してくれており、余計なぼったくり商品を排除してくれています。選ぶ側としてはかなりありがたい制度となっているのです。

ただ、全部の金融機関が161本全てを扱っているという訳ではありません。現在は金融機関によって取扱い数が異なっています。

【つみたてNISA対象商品の取扱い数(2019年9月現在)】

楽天証券152本
SBI証券152本
マネックス証券147本
大和証券15本
野村證券6本

楽天証券とSBI証券が一番多く取り扱っています。逆に少ないところは10本前後となっているため、つみたてNISAにおいて金融機関選びがいかに重要かが分かるかと思います。

また、つみたてNISAは金融庁お墨付きの投資信託が揃っていますが、その中でもどうしても「お勧め商品」と「普通の商品」とに分かれてしまいます。

当然ですが取扱い数が多ければ多いほど、その中にお勧め商品が含まれている可能性は高くなりますし、選択肢が多いほど自分の希望に沿った商品も見つけやすくなります。

〇〇銀行につみたてNISAの口座を持ったのに、蓋を開けてみたら優秀な商品が用意されていなかった・・では後悔してもしきれませんので、この楽天証券の品揃えの多さ(SBI証券もですが)はそれだけで利用価値があると言えるのです。

また、楽天証券では楽天VTI(楽天・全米株式インデックス・ファンド)という投資信託を購入することができます。

楽天VTIは楽天証券の買付ランキングで常に1位を取っている人気商品であり、有名なバンガード社が運用している商品です。

詳しい解説はここでは控えますが、かなり魅力ある投資信託です。なのですが、楽天VTIは限られた証券会社でしか購入することができません。また、その中でお勧めの証券会社となると、楽天証券、SBI証券、マネックス証券のどれかと利用することになるかと思います。

そしてすぐ下の章で解説していますが、楽天証券では楽天カードを使ってつみたてNISAを利用できるようになっていますので、ポイント還元を考慮すると必然的に楽天証券が一番選びやすいという結果になっています。

楽天証券、上手くやってるなぁと関心してしまいますね・・(^^;)

楽天カード払が出来るため、年間最大4,000円相当のポイントを貯めることができる!

楽天証券はクレジットカードで積立投資をすることができます。つみたてNISAでの購入ももちろんカード払OKです。

現状でクレジットカード払で積み立てができる証券会社はそれほど多くないため、ポイント還元があるクレカ払いができるというのはかなり重要なメリット部分となっています。

楽天証券で利用できるカードは「楽天カード」です。楽天カードは1%のポイント還元があり、実質的に1ポイント=1円の価値があるため、投資信託の積立を全て1%割引で購入するのと同じことになります。

「1%って別に大したことないんじゃ・・」と思うかも知れませんが、投資の世界はリターンを1%を増やすのはかなり大変ですので、1%って意外と大きいんですよね。

それに金額が大きくなっていくと、1%とはいえバカにできる金額ではなくなってきます。

例えば、つみたてNISAでは年間40万円まで非課税で運用できますが、この40万円分を毎年クレジットカードで支払った場合、以下の金額がお得になります。

年数積立金額還元される金額
1年目40万円4,000円
2年目80万円8,000円
5年目200万円20,000円
10年目400万円40,000円
20年目800万円80,000円

1年間で4,000円お得になりますので、10年間で4万円、20年間で8万円が還元されることになります。これって小さいか大きいかで考えると、かなり大きいと言えるのではないでしょうか。

管理人taka管理人taka

私は米国ETFなどで配当金狙いの投資をしていますが、配当利回りが3%の商品と4%の商品とでは魅力が大きく違ってきます。

例えば1,000万円を投資した場合、年間で貰える配当金が3%なら30万円、4%なら40万円となり、10万円という差が出てくるので、1%というのは投資の世界では本当に大きな意味を持ってくるのです。

しかも還元された4,000円は投資信託を購入して再投資することも出来ます。優良な投資信託であれば年利4%以上は期待できるかと思いますので、その例で毎年4,000円を4%複利で積み立てていくと20年後は12万円以上にまでなってくれます。

クレカ払い非対応のところだと0円だったものが、楽天証券であれば最終的に12万円くらい多くもらえることになるのです!控えめに言っても、これは本当に見逃せないメリット部分だと思っています。

このメリットを享受するには楽天証券だけでなく、楽天カードを持っている必要があります。発行に少し時間がかかってしまいますので、興味がある方は今のうちに作っておくことをお勧めします。

ちなみに私も楽天証券+楽天カードで限度額まで投資しています。ポイントがどんどん貯まっていくのを見ているのは何とも言えない嬉しさがありますよ(^^)

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楽天スーパーポイントプレゼント!

楽天銀行との連携でさらにポイントがもらえる

楽天銀行と楽天証券の口座連携サービス「マネーブリッジ」に申し込み、さらに「ハッピープログラム」に無料エントリーすることで、投資信託の残高10万円ごとに毎月4ポイント(=4円)を受け取ることができます。

これは年利にすると0.048%になります。投資全体で見ると正直言って大した金額にはなりませんが、それでも何のリスクもなしにお金が貰えるのはありがたいの一言です。

さらに月に9ポイントがもらえる方法も!

また、楽天銀行から楽天証券への自動入金積立、またはクレジットカード引き落としをすることで、1件につき1~3ポイントを月に3件まで受け取れるようになっています。

これもハッピープログラムにエントリーしている必要があります。VIP以上だと1件につき3ポイントが受け取れるようになるので、出来るだけVIP以上になっておきたいところです。

残高が100万円以上でVIPになれますので、ここはクリアしておきたいところですね。

一番いい活用方法としては、楽天銀行の残高を100万円以上にしておき、購入する投資信託を3つにしておき、楽天カード払の毎月積立で設定しておけば毎月9ポイントを受け取ることができるようになります。

残高を100万円にするのは難しい・・という方でも、1~2ポイントはもらうことができるので、やっておいて損はないです。

ちなみに以前は1日15件まで100円積立をしてポイントを稼ぎまくる・・という方法も使えたのですが、2019年6月26日から月間3件までという制限が付いてしまっため、一時ネットで騒ぎになりました(笑)

かなりの改悪ではありますが、それでも楽天証券はポイント獲得のための方法がいくつも用意されているので、他と比べるとまだまだお得に利用することができます。

楽天証券ではこのように楽天スーパーポイントをもらえる機会が多く用意されており、全て活用することでバカにできないポイント数になってくれます。長い目で見るとまさに塵も積もれば山となってくれますよ。

設定は最初だけなので、手間もほとんどありません。楽天証券でつみたてNISAを始める場合は、是非とも楽天銀行も開設して、出来るだけポイントを受け取れる体制を作っておきましょう!

ちなみにさきほどの図を見ると分かりますが、楽天銀行はATM利用手数料も無料(回数あり)となり、他行振込手数料も月に数回は無料になってくれますので、普通に使う分でもメリット有る銀行となっています。

楽天銀行は楽天証券でつみたてNISAを開設のする際についでに作ることができますので、よりメリットを享受したい方は同時に作っておくと良いかと思います。

もしすでに楽天証券を開設している場合は、こちらから口座開設できます。
楽天銀行の開設はこちらから

積み立て方法の自由度が高い(毎日100円からでも可能)

楽天証券は積み立て方法の自由度がかなり高いです。

基本は毎月積立が一般的ですが、楽天証券では毎日積立も用意されています。投資信託は日々値動きがあるものですので、毎月積立よりも毎日積立の方がより時間的なリスク分散が期待できるというメリットがあります。

ただし、毎月積立と毎日積立のどちらがパフォーマンスが良いかというと、ほとんど変わらないというデータもありますので、毎日積立にそれほど大きな期待は持たない方が良いかも知れません・・。

参考:積立投資に驚きの結果 購入頻度でリターンに大差なし - NIKKEI STYLE

また、最低金額も100円からとなっていますので、「今月は厳しいな・・」という場合は千円以下という少額投資にすることもできます。

さすがに100円を毎月積立というペースではお金が貯まりませんし、つみたてNISAの良さを全く活かしきれないのでお勧めしませんが、急にお金が必要になった時などに最低金額を低く設定できるのはありがたいなと思っています。

貯めた楽天スーパーポイントでつみたてNISAへの投資が可能

日常生活で貯めた楽天スーパーポイントは楽天市場でのお買い物に使えますが、実はつみたてNISAで投資信託を購入する場合にも利用することが可能となっています。

もちろん、上で解説したように楽天カードで投資信託を積立設定をしたり、楽天銀行などの活用で貯めたポイントもつみたてNISAで利用することができるため、

  1. 楽天カードや楽天銀行を活用し、つみたてNISAで投資信託を購入してポイントゲット
  2. 貯めたポイントでさらにつみたてNISAで投資信託を購入
  3. 複利効果でさらに資産を増やしていける!

という相乗効果も期待できるようになります。

ポイント投資について、詳しくは以下の図で確認できます。

楽天ポイントは毎月毎月それほど貯まるものではありませんが、公共料金や携帯電話代、買い物代、または家賃などを楽天カードで支払うようにすれば、意外と月に500ポイントくらいは貯まってくれます。

塵も積もれば山となるの言葉通り、毎月500円をポイントで積み立てた場合は一年間で6,000円、20年間で12万円にまで膨れ上がってくれます。

ポイント投資は長期的にみると決してバカにできない金額になってくれますので、楽天スーパーポイントの使い道にいつも困っているという方は、将来の資産形成のためにつみたてNISAへ投資してみてはいかがでしょうか。

楽天証券のその他のメリット

つみたてNISAとは直接関係はないですが、楽天証券には他にも以下のようなメリットがあります。

日経新聞が無料で読める

楽天証券の口座を開設すると、なんと日経新聞を無料で読むことができてしまいます。

日経新聞は購読しようとすると朝刊と夕刊のセットで月額4,900円がかかってしまいますが、楽天証券を利用することでそれが無料になってしまうのです。

これから投資を始めるという人の場合、投資への興味がまだ低いので日経新聞を読んでいる方はそれほど多くないと思います。

ですが、つみたてNISAをきっかけに今後投資にどんどん興味が出てくる方も増えてくるかと思いますので、そのような方には日経新聞が無料で読めるというのは思った以上にメリット部分となってくれるかと思います。

ちなみに、日経新聞はスマホアプリである「iSPEED」や、次で説明する「マーケットスピード」の中にある「日経テレコン」を起動することで読むことができます。

iSPEEDを起動し、上の画像のように「メニュー」画面から日経テレコンを確認することができますよ!

よく分からないという方は以下のページを参考にしてください。

日経テレコン(楽天証券版) | 投資情報 | 楽天証券

マーケットスピードを利用できる

マーケットスピードとは、株の取引きなどで使用できる無料のトレードツールです。楽天証券の口座を開設することで利用できるようになります。

つみたてNISAをこれから始める投資初心者にはあまり関係のないツールですが、株取引をしている方の中ではかなり評判が良く、人気も高いツールとなっています。

初心者から上級者まで幅広く使えるツールとなっていますので、今後もし個別株の取引などを開始する際は利用してみると良いでしょう。

ただし、個別株の取引は投資信託の積立と比べるとかなりリスクが高く、元本が減ってしまう可能性も少なくありません。個人的には個別株の取引はあまりお勧めしていませんので、利用の際は十分注意するようにしてください。

夜間取引にも対応

国内株式は通常、限られた時間でしか取引することができません。普通は9:00~11:30、12:30~15:00までとなっています。お昼休みや、夜から朝までは取引できないようになっています。

ですが、楽天証券ではPTSという取引が用意されており、8:00~16:00、17:00~23:59までの幅広い時間で取引を行うことができるようになっています。

朝の通勤中や昼休み、夜間でも取引できるので、忙しいサラリーマンの方でも株式を購入できるのが嬉しいですね。

ちなみに、PTS取引はSBI証券でも行えます。

楽天証券でつみたてNISAを始めるための流れ

これまでのメリット部分を読んだ方の中には「楽天証券でつみたてNISAを始めたい!」と思った方も少なくないと思います。

私も他の証券会社と比べて楽天証券のメリットにかなり魅力を感じたため、つみたてNISAは楽天証券で開始しました。今でもこの選択は間違っていなかったと思っています。

同じように楽天証券でつみたてNISAを始めたいと考える方は、この機会に是非口座開設をしてみることをお勧めします。

つみたてNISAを始めるにあたり、具体的にどう行動すれば良いのかが分からない方は、以下のように進めてもらえれば大丈夫です。

  1. 楽天証券の口座を開設する
  2. その流れでつみたてNISA口座の開設を選択する
  3. 口座が開設されたら入金しておく。クレジットカード引き落としで積立設定をする場合は入金の必要はなし
  4. 投資信託を選ぶ
  5. つみたてNISAでの積み立ての設定を行う
  6. あとはほったらかしでもOK

このような流れで進めれば開始できるはずです。

より具体的なやり方は以下のページに書いておりますので、良ければ参考にしてみてください。

つみたてNISA対応のおすすめ投資信託はこの5つ!

つみたてNISAを始めるにあたり、初心者の大きなハードルとなるのが「金融機関選び」と「商品選び」の2つです。

金融機関選びは当ページでも開設している通り、現時点では楽天証券を利用するのが一番良いかと思っています。なので、金融機関選びで大きく迷うことはないでしょう。

問題なのは楽天証券でどの商品(投資信託)を選べば良いのか?という点ですが、これについても今ここで管理人takaのお勧め投資信託を載せておきますので、商品選びはかなりショートカットできるのではないかと思います(^^)

以下の商品はどれも手数料(信託報酬)がとても安いインデックス投資であり、評判も非常に高いです。

管理人takaが実際に積み立てているものも多いですので、良ければ参考にしてみてください。

  • 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)
  • 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  • eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
  • eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)

【インデックス投資とは】
インデックス投資とは、日経平均やTOPIX、S&P500、ダウ平均のような株価指数(インデックス)と同じ値動きを目指す投資方法のことです。
例えば、日経平均が5%上昇したら、自分の資産も同じく5%上昇するような投資方法です。

管理人の総合評価

投資信託の商品数、お勧め銘柄の充実度、ポイント還元率、積立方法の自由度の高さなど、数多くある証券会社の中でもつみたてNISAを始める環境が特に揃っている証券会社と言えます。

また、つみたてNISAとは直接関係ないですが、米国株と米国ETFの品揃えが良いのも個人的には好ポイントです。つみたてNISAから入った投資をさらに拡大するにあたり、米国株と米国ETFはかなりお勧めだからです。

そんな訳で、楽天証券はつみたてNISAはもちろんですが、普通に投資をするにあたってもとてもお勧めできます。現状では最も優先的に検討して欲しい証券会社と言えますね。

ちなみに私も楽天証券でつみたてNISA&米国投資をやってます(^^) 管理画面も使いやすいので文句なしです。

楽天証券の口座を開設しよう

楽天証券でつみたてNISAを開始したい方は、まずは楽天証券の口座を開設しておきましょう。つみたてNISA口座の開設もそのついでに行うことができます。

口座開設はこちらから
楽天証券 公式サイト

また、楽天証券を選ぶ場合は楽天カードを持っているとかなりポイントが貯まってくれます。ポイントの再投資もできますので、楽天カードを作っておくことは必須となります。

入会金や年会費は無料です。メリット部分がとても多く、デメリットは特にありません。

まだの方はこちらからどうぞ
楽天スーパーポイントプレゼント!

つみたてNISAの情報一覧

もう少々お待ちください。

この記事を書いた人

taka
taka
当サイト「takaの保険節約術」運営者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者。骨折&手術で身をもって保険の大切さを知って以降、独学で身に付けた保険の知識を紹介するようになりました。FPから紹介された保険の見直しもやってます。保険だけでなく安定度の高い資産運用方法を常に模索していますので、興味がある方はLINEの方でご質問を。ラーメン、焼肉、テニス好き。

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