個人年金保険です。ニッセイ「みらいのカタチ」のラインナップの1商品となっています。
個人年金保険の中では返戻率が高めなので、お勧めの部類に入る商品です。終身年金にするという選択肢も用意されています。
ただし、公式ページだけだと色々情報が不足しているため、詳しく中身を知りたい方は保険相談サービスを利用することも検討する必要があります。
押さえておきたい注目ポイント
日本生命の個人年金保険「年金保険(みらいのカタチ)」の大まかな特徴をサッと知りたいという人向けに、押さえておきたい要点だけをピックアップしました。
- 返戻率(受取率)がかなり高い
- 終身年金にすることも出来る
- 年金開始時に年金受取期間を変更することが出来る
- 繰延が最長5年間できる
- 保険料払込免除特約を付けることが出来る
【デメリット・注意点】
- 公式ページだけだと色々な情報が不足しているため、詳しく知りたい方は保険相談サービスに行くのがお勧め
以下、詳しい説明に入りますので、興味がある方は読み進めてもらえればと思います。
年金保険の詳細
男性の返戻率の例
・保険料払込期間:60歳満了
・年金受取開始年齢:60歳
・年金受取期間:10年
・月額保険料:19,022円
契約年齢 | 払込総額 | 年金総額 | 返戻率 |
---|---|---|---|
30歳 | 6,847,920円 | 7,200,000円 | 約105.1% |
女性の返戻率の例
・保険料払込期間:60歳満了
・年金受取開始年齢:60歳
・年金受取期間:10年
・月額保険料:19,008円
契約年齢 | 払込総額 | 年金総額 | 返戻率 |
---|---|---|---|
30歳 | 6,842,880円 | 7,200,000円 | 約105.2% |
※ 上の表は2018年6月現在の保険料です。
個人年金保険の中ではかなり高い返戻率(受取率)となっています。興味がある方はチェックしておくと良いでしょう。
ちなみに将来の資産形成を考える場合、確定拠出年金の方が断然お勧めです。やらないのは非常にもったいないので、興味がある方はチェックしておいてください。
⇒個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」のメリットとデメリット、初心者が確実に押さえておきたい基本情報をまとめました
保障内容
項目 | 内容 |
---|---|
契約可能年齢 | 7歳~65歳 |
年金受取期間 | 10年保証期間付終身年金、確定年金(5年・10年・15年) |
特約 | 【保険料払込免除特約】 所定の3大疾病等になった場合に保険料の払込みが免除される |
払込回数 | 月払、半年払、前納 |
払込方法 | 口座振替、クレジットカード |
公式サイト | ニッセイ みらいのカタチ 年金保険 | 日本生命保険相互会社 |
メリット部分
返戻率(受取率)が高め
ニッセイの年金保険は、個人年金保険の中では返戻率(受取率)が高めの商品となっています。個人年金保険は貯蓄型の保険商品であり、返戻率(受取率)が高ければ高いほどお勧め度が高くなるという図式が成り立ちますので、この商品はなかなかお勧めということになります。
他よりも1%くらい高くなる場合もありますので、少しでも割の良い個人年金保険を探している方はチェックしておくと良いでしょう。
ただし、現在は他にも返戻率が高い商品があるため、それらと比較した上で検討することをお勧めします。
⇒個人年金保険 おすすめの比較と評価ランキング
終身年金にすることも出来る
ニッセイの年金保険では5年・10年といった確定年金だけでなく、終身年金を選択することも出来ます。
終身年金とはその名の通り、被保険者(契約者)が生きている間はずっと年金を受け取り続けられるというものです。いわゆる厚生年金(国民年金)と同じと見ることも出来ますね。
健康面に自信があるのであれば、終身年金(正式名は10年保証期間付終身年金)にしておいて、一生涯にわたって厚生年金(国民年金)の足しにしていくというのもアリかと思います。
ただし、正確な年金額は年金開始日における基礎率(予定利率・予定死亡率)により年金額を計算することになっています。そのため、契約の時点では年金額を知ることは出来ません。
おそらく、10年確定年金の半額以下になってしまうかと思いますが、どのように変動するかが分からないので現時点では何とも言えないのが現状です・・。
年金開始時に年金受取期間を変更することが出来る
この保険では年金支払開始時に確定年金を5年にするか、10年にするか、15年にするか、または10年保証期間付終身年金にするかを選ぶことが出来ます。
例えば契約時に10年確定年金にしたとしても、受取時期(例えば65歳の時)に病気にもならずに体調が優れているので長生きが望めそうなのであれば、10年保証期間付終身年金を選ぶことも可能となっています。
または定年退職後にしばらくはたくさん旅行に行って過ごしたい・・というような場合には5年確定年金にして一気に貰うということも出来ます。
自分のニーズに合わせて受け取り方法が選べるのは、小さいですが嬉しいメリットと言えますね。
繰延が最長5年間できる
日本生命の年金保険では最長5年間、年金の支払日を繰延べることが出来るようになっています。
基本的に個人年金保険は受取日を繰り遅らせれば遅らせるほど返戻率が高くなってくれますので、もし経済的に余裕があるのであれば年金支払の繰延を利用するのも良いかと思います。
保険料払込免除特約を付けることが出来る
この保険では3大疾病等で所定の状態になった時に保険料の払込が免除される「保険料払込免除特約」を付けることが出来ます。
他の個人年金保険では保険料払込免除特約はあまり用意されておらず、用意されていても「障害状態になった場合」だけが適用条件となっていたりするので、3大疾病の所定の状態でも適用されるのはありがたいと言えますね。
ちなみに、保険料払込免除特約の適用条件は以下のようになっています。
所定の3大疾病 | 【がん(悪性新生物)】 責任開始時前を含めて初めてがん(悪性新生物)と診断確定されたとき |
---|---|
【急性心筋梗塞】 責任開始日以後の疾病を原因として急性心筋梗塞を発病し、次の(1)または(2)に該当したとき (1)初めて医師の診療を受けた日から60日以上労働の制限を必要とする状態が継続したと診断されたとき (2)急性心筋梗塞の治療のための手術を受けたとき | |
【脳卒中】 責任開始日以後の疾病を原因として脳卒中を発病し、次の(1)または(2)に該当したとき (1)初めて医師の診療を受けた日から60日以上他覚的な神経学的後遺症が継続したと診断されたとき (2)脳卒中の治療のための手術を受けたとき | |
所定の身体障がい状態 | 次の(1)および(2)をともに満たしたとき (1)責任開始日以後の傷病を原因として、身体障害者福祉法に定める1級、2級または3級の障がいに該当したこと (2)(1)の障がいに対する身体障害者手帳の交付があったこと |
所定の要介護状態 | 責任開始日以後の傷病を原因として、次の(1)または(2)の状態に該当したとき (1)公的介護保険制度に定める要介護2以上の状態に該当していると認定されたこと (2)所定の要介護状態に該当した日から180日以上要介護状態が継続したことを診断確定されたこと |
一応ですが、この特約を付けると保険料が高くなってしまい、返戻率が下がるという点は覚えておいてください。
デメリット部分
公式ページだけだと色々な情報が不足しているため、詳しく知りたい方は保険相談サービスに行くのがお勧め
ニッセイの年金保険は公式ページを見ても商品についてあまり詳しく保障内容が載っているわけではありません。見てみると分かりますが、終身年金の年金額は大体いくらくらいのなるのか、自分が希望する条件での返戻率はどのくらいになるのか・・などの大事なことが書かれていないのが現状です。
そのため、ニッセイの年金保険を真剣に検討したいという方は是非とも保険相談サービスの利用も考えてみてください。
日本生命が提供する保険相談に申し込んでも良いとは思うのですが、この商品は「みらいのカタチ」の中の一つの保障でしかないため、高い確率でみらいのカタチの中の他の保障もお勧めされると思います。それがイヤであれば、無料で利用できる保険相談サービスを使った方が良いでしょう。
保険相談サービスであれば商品内容について詳しく聞けますし、多数の保険会社を取り扱っているので他の商品との返戻率比較も出来ますので、自分に合ったベストの商品を探すことが出来ます。日本生命に直接相談するのも良いですが、日本生命の商品しかお勧めしてこないので、他の商品と比較したい場合は保険相談サービスの方が良いです。
ちなみに、管理人お勧めの保険相談サービスは「保険見直しラボ」と「保険見直し本舗」です。この2つの会社は他の無料保険相談サービスと比べてもワンランク上(もしくはそれ以上)のメリットを提示してくれているため、現状では最も利用する価値のあるサービスだと思います。
どちらを受けるか迷う方はひとまず2つとも相談を受け、気に入った対応をしてくれた方を選ぶのが一番良い方法かと思います。時間がない方は保険見直しラボだけでも利用してみることをお勧めします。
保険見直しラボなら面談+アンケート回答で1,000円~1,500円相当のお好きなプレゼントを一つ貰うことが出来ますので。
⇒保険見直しラボのメリット、デメリットなど
⇒保険見直し本舗のメリット、デメリットなど
ちなみに、加入の意思がまだない状態でも保険相談サービスであれば嫌な顔をされることは一切なく、気軽に相談できるのでお勧めです。様々な会社の個人年金保険との比較もしてくれますし、もしくは他に興味がある生命保険について一から説明してもらうなど、保険についての疑問点はこの機に一気に解決出来ます。資料が欲しい方にもお勧めです。
管理人の最終評価
個人年金保険の中では高めの返戻率となっているため、お勧めの部類ではあります。
ただし、まだ個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」を利用していない方は、まずはそちらを利用することをお勧めします。イデコが満額になってから個人年金保険を検討するのが良いかと思いますので。
個人年金保険をお探しの方はこちらの個人年金保険 おすすめの比較と評価ランキングのページがお役に立てると思います。
この記事を書いた人
- taka
- 当サイト「takaの保険節約術」運営者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者。骨折&手術で身をもって保険の大切さを知って以降、独学で身に付けた保険の知識を紹介するようになりました。FPから紹介された保険の見直しもやってます。保険だけでなく安定度の高い資産運用方法を常に模索しています。ラーメン、焼肉、ラケットスポーツ好き。
保険契約を検討される際には、契約概要を必ずご確認下さい。
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