カーシェアリングとレンタカー。共に私たちに車を借してくれるサービスではありますが、中身はけっこう違います。
このページでは、そんな「カーシェアリングとレンタカーの違い」を解説しています。
- カーシェアリングってレンタカーとどう違うんだろう?
- カーシェアリングとレンタカー、どっちがお得なんだろう?
そんな疑問を持っている方は、是非ともチェックしてみてください。今後、どちらを利用した方が自分(家族)にとってお得なのかが決まるかも知れません。
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カーシェアリングとレンタカー、それぞれの特徴
カーシェアリング | レンタカー | |
---|---|---|
月額会員への加入 | 会員になる必要がある 初期費用は大体1,000円~1,500円 | 特に必要なし |
貸出時間 (営業時間) | 24時間いつでもOK(無人) | ・大体朝から夜まで(例 8:00~20:00) ・会社によっては24時間営業 |
貸出方法 | パソコン、携帯、スマートフォンから予約 ⇒ICカードでそのまま乗車 | パソコン、携帯、スマートフォンから予約 ⇒対面での貸出 |
保険 | 手続き不要で、保険代は最初から料金に含まれている | 書類による手続きが必要。保険料はレンタル代とは別に必要(1,000円前後) |
ガソリン | 無料 半分以下になったら給油(専用の給油カードあり) | 自腹 満タン返し |
車種選択 | あまり自由に選べない | かなり自由 |
装備 | カーナビ、ETC車載器、ジュニアシートが標準装備(料金に含まれる) | カーナビ、ETC車載器は車種によって装備されてる チャイルドシートは有料貸出のところが多い |
タバコについて | 基本はどの車も禁煙(一部喫煙車あり) | 禁煙車、喫煙可能車を用意 |
カーシェアリングとレンタカーの料金を比較
以下の表はトヨタのヴィッツを借りた時の料金で統一しています。
カレコ・カーシェア リングクラブ ベーシックプラン | タイムズカーシェア (カーシェアリング) | タイムズカーレンタル ベーシックタイプ | ニッポンレンタカー 標準タイプ | |
---|---|---|---|---|
月会費 | 980円 (同額の無料利用分あり) | 1,030円 (同額の無料利用分あり) | - | - |
短時間 | 130円/10分 | 206円/15分 | - | - |
6時間 | 3,800円 | 4,020円 | 5,292円 | 5,940円 |
12時間 | 5,300円 | 6,690円 | 6,480円 | 5,940円 |
24時間 | 6,800円 | 8,230円 | 7,560円 | 7,560円 |
夜間 | 2,500円 (15時間上限) | 2,060円~2,580円 (6~15時間) | - | - |
距離料金 | 15/km (6時間以下は無料) | 16/km (6時間以下は無料) | - | - |
保険代金 | 利用料金に含まれる | 利用料金に含まれる | 1,080円/日 | 1,080円/日 |
カーシェアリングのメリット部分
予約~乗車までがとても簡単
カーシェアリングは予約はパソコン・携帯・スマートフォンで簡単にでき、当日の乗車もICカード(もしくは携帯)でドアを開けることが出来るため、対面での手続きは一切発生しません。
最初だけ入会手続きをする手間がありますが、毎回の利用は非常に簡単にできます。
10分、15分単位で利用できる
カーシェアリングは10分~15分単位でのショート利用ができ、価格も130円~206円という設定のため、2~3時間程度の短時間利用の場合は非常に安く済ませることが出来ます。
これはレンタカーにはない設定ですので、パートナーや子供の送り迎えや、ちょっとしたお買物などに気軽に利用できるのが嬉しいです。
ショート利用なら距離料金も発生しないため、例えば2時間の利用なら1,500円前後で利用できます。しかもこの料金の中に保険代も含まれているため、万が一の場合にも備えられます。
6時間以内の利用なら圧倒的に安い
カーシェアリング会社はどこも6時間パックがあり、レンタカーよりも価格が安く設定されている場合が多いです。
また、カレコとタイムズカーシェアに関しては6時間パックの利用時は距離料金がかからないため、移動距離を気にせずにドライブを楽しむことが出来ます。
6時間利用の場合はただでさえレンタカーの方が利用料金が高いですが、さらに保険代が1,080円かかるため、カーシェアリングの方が圧倒的に安く利用できることになります。
6時間までの利用であれば、カーシェアリングを選んでおいて損はないでしょう。
夜間利用(ナイトパック)がお得すぎる
カーシェアリング会社はどのサービスでも大抵「ナイトパック」を設定しています。
このナイトパック、大体2,500円くらいで18時~朝9時までの15時間を利用できますので、夜のドライブやお泊りでデートの際に非常に役立ってくれるのです。
朝9時までに返せばいいので出勤・通学前に返せるのもポイントです。レンタカーは夜間は営業時間外の場合が多く、夜間は自由に返すことができませんが、カーシェアリングなら自由な時間に返せるのも見逃せません。
レンタカーには夜間専用の割引パックなどもないため、夜間利用はカーシェアリング一択という感じになっています。
距離料金は発生するが、実は12時間以上の利用でもお得なケースも
以前はレンタカーには距離料金が発生しないため、長時間・長距離ドライブをする場合はレンタカーの方が安くなると言われてきました。
なので長時間=レンタカーという図式が成り立っていたのですが、最近は長時間利用でもカーシェアリングが安くなってきており、価格差はなくなっています。長時間の場合でもレンタカーの方がお得とは言えなくなってきています。
そしてカーシェアリングの場合はガソリン代が無料ということと、保険代が利用料金に含まれているので、実質的に2,000円~3,000円くらいレンタカーよりお得になります。
距離料金が15円/kmだとして、100kmの長距離ドライブをした場合でもカーシェアリングには1,500円程度しか加算されないため、実は12時間以上の場合でもカーシェアリングの方がお得になることが多いです。
ただし、さすがに200km以上走るようなドライブの場合には距離料金が3,000円以上かかってしまうため、レンタカーの方がお得になる可能性も高くなってきます。
ガソリン代が無料・保険代は利用料金に含まれる
レンタカーには無い、カーシェアリングの大きなメリットとして「ガソリン代が無料」と「保険代は利用料金に含まれる」ことが挙げられます。
ガソリン代は言うまでもなく大きなメリットです。状況や燃費に左右されますが、ドライブすればガソリン代は1,000円~2,000円くらい(もしくはそれ以上)はかかりますので、この分が無料になるカーシェアリングは素晴らしいと言えます。
また、保険代が利用料金に含まれるのも嬉しいところ。レンタカーだと1日に1,080円を別枠で払うのでちょっと痛いですし、それに保険加入の際に書類に記入する手間が発生してしまいます。
何の手間もかからないカーシェアリングは、使い勝手がかなり良いと言えるでしょう。
カーナビ・ETC車載器、ジュニアシートが標準装備
レンタカーの場合、カーナビは標準装備している場合が多いですが、ETC車載器は車によっては装備していないこともあります。
また、ジュニアシートは基本的にレンタカーでは有料貸出のところが多いですが、カーシェアリングでは無料で標準装備しているところが多いです。ただし、3歳以下の「チャイルドシート」に関してはカーシェアリングでも装備しているところは少ないです。
レンタカーのメリット部分
入会をする必要がない
カーシェアリングの場合は必ずと言って良いほど入会手続きを済ませ、会員カードを発行する必要があります。
ですがレンタカーなら会員になる必要は特にありません。入会するのが面倒だったり、会員になるのが嫌だという場合にはレンタカーを利用すると良いでしょう。
ただ、会員ではないので、利用の度に対面での貸し出しになるので手間がかかるというデメリットもあります。
月額が発生しないため、たまに乗るのに適している
レンタカーには会員になる必要がなく、当然ながら月額が発生しないため、車に乗らない月が多くあっても全く問題ありません。
カーシェアリングの場合は会員になる必要があり、基本的に月額がかかるプランが多いです。月額はそのまま無料利用分に変換できますが、乗らない月は月額分が無駄(損)になってしまいます。
数ヶ月に一度など、たまにしか車を必要としない場合は、レンタカーを利用する方が無駄なお金をかけずに済むと言えるでしょう。
ただ、カーシェアリングには月額無料のプランを提供してくれるところもあるため、そこを使えばカーシェアリングでも無駄なく利用できます。
が、月額無料プランを採用しているオリックスカーシェアにしてもアースカーにしてもステーション数がまだまだ少ないため、近くにステーションがない場合は結局レンタカーを利用した方が良いということになります。
乗る車を選べる
カーシェアリングの場合は近くのステーションに車が1~3台くらいしか置いていないケースが多く、基本的に自分が乗りたい車を選ぶことが難しいです。ちょっと遠めのステーションまで行くならお目当ての車を探せるかも知れませんが、車選びに関してはかなり不自由さを感じます。
一方、レンタカーならかなり幅広く車を用意しているため、自分が気に入った車を借りれる可能性が高いです。
車選びに関しては圧倒的にレンタカーの方が良いと言えます。
車内で喫煙したい人向け
レンタカーには禁煙車と喫煙車の両方が用意されているため、車内で喫煙したいという方はレンタカーを利用した方が良くなります。
カーシェアリングにも一部喫煙車を要しているサービスがありますが、その数は圧倒的に少ないです。安定して喫煙車を求める場合はレンタカーにしておくのが間違いない選択と言えます。
お勧めのカーシェアリング会社をお探しの方へ
カーシェアリングをこれから利用しようとしている、またはすでに利用しているけど他にお勧めがあればそちらも使いたいと考えている方に向けて、料金が安く、サービス内容が良いカーシェアリング会社を紹介しているページを作りました。
若干文章が長くなっているので読みずらいかも知れませんが、一番お勧めのカーシェアリング会社が知りたい!という方は是非チェックしてみてください。
⇒カーシェアリングを徹底比較!お勧めはどこなのかを考察
保険契約を検討される際には、契約概要を必ずご確認下さい。
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乗り捨てとまでいかなくとも、取りに来てもらうか、自動で移動するとか・・・
日本では無理かな?