JA共済の自動車共済です。損害保険の「代理店型」の自動車保険と比べると掛金はかなり安めに設定されていますが、「ダイレクト型」と比べるとそこまで差はありません(むしろダイレクト型の方が安いかも)。

加入のためにはJAの組合員になる必要があったり、共済ということで保険と違ってセーフティネットがないというデメリット部分もありますので、クルマスターに興味がある方はその辺もしっかりチェックしたうえで加入を検討してみてはと思います。

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押さえておきたい注目ポイント

JA共済の自動車共済「クルマスター」の大まかな特徴をサッと知りたいという人向けに、押さえておきたい要点だけをピックアップしました。

掛金が安い
損保にはない魅力的な割引制度がある
事故対応に関する評価にばらつきがある
ロードサービスの内容がイマイチ
JA共済の組合員になる必要がある
保険と違い、セーフティネットがない

以下、詳しい説明に入りますので、興味がある方は読み進めてもらえればと思います。

JAの自動車共済「クルマスター」の詳細

保障内容:
項目 内容
相手への賠償 ・対人賠償
・対物賠償
・対物超過修理費用補償
ケガの保障 ・人身傷害保障
・傷害定額給付保障
車の保障 ・車両保障
・車両諸費用保障特約
・地震等車両全損時給付特約
・車両超過修理費用保障特約
その他の保障 ・弁護士費用保障特約
・季節農業用自動車保障特約
払込方法 ・口座振替(所定の条件あり)
・現金払い
事故対応:
対応時間 ・事故受付:24時間365日
夜間休日現場急行サービス JAの営業時間外でも対応員が事故現場に急行してくれる。
[受付時間]
平日:17時~23時
土日・祝日:8時~23時
[注意点]
・対応員の出動拠点から事故現場まで30分程度で到着できることが条件
・高速道路、離島、山間部などの一部の場所は対象外
夜間休日初期対応サービス JAの営業時間外でも専任のスタッフが初期対応をしてくれる。
[受付時間(対応は22時まで)]
平日:17時~21時
土日・祝日:8時~21時
休日契約者面談サービス JAの営業時間外でも休日面談専任のスタッフが訪問してくれて、事故に関する質問や相談に応えてくれる。
[受付時間]
金曜・祝前日:17時~0時
日曜・祝日:0時~17時
土日:終日
サポート体制 ・事故相談窓口:全国約1,000ヵ所
・損害調査スタッフ:全国約5,700人
※2016年4月1日現在
ロードサービス:
特長 ・24時間365日で受付
レッカーサービス 現場から30kmまでの牽引に要する費用が無料
現場での応急処置 ・バッテリーの点検
・ジャンピング
・スペアタイア交換
・タイヤ廻り点検
・キー閉込みの開錠
・各種オイル漏れ点検、補充作業
・各種バルブ、ヒューズ取替作業
・冷却水補充作業
・ボルト締付け
・パーキングブレーキ固着解除
・ガス欠時のガソリン補充作業
・その他、30分程度の応急作業
割引:
農業用貨物車割引 農業用の自動車を契約する場合、共済掛金が7%割引
長期優良契約割引 全契約が無事故かつ20等級なら共済掛金を2%割引
福祉自動車割引 契約の車が福祉自動車の場合、共済掛金が3%割引
自賠責共済セット割引 「自賠責共済」とセットで加入すると、対人賠償の共済掛金が7%割引
複数契約割引 複数の車をまとめて契約すると、共済掛金が5%割引
自動継続割引 自動継続特約を付加すると、共済掛金が2%割引
運転者家族限定割引 運転者を「ご家族」に限定すると、共済掛金が5%割引
ゴールド免許用掛金 ゴールド免許の場合、共済掛金が12.5%割引
新車割引 契約の車が新車の場合、共済掛金が5%割引

お得なキャンペーン
なし


メリット部分

掛金が安い

JA共済のクルマスターは損害保険の自動車保険よりも掛金(保険料のこと)が安めに設定されています。支払うお金が少なくなるというのは、単純に考えて嬉しいことであり、メリット部分となっています。

ただし、これはあくまで「代理店型の自動車保険」と比較してみた場合です。損保の自動車保険には代理店型の他にもう一つ、「ダイレクト型の自動車保険(ソニー損保セゾン自動車火災保険など)」があり、代理店を介さない分だけ代理店型よりも保険料が安くなっています。

確かにJA共済のクルマスターは安いのですが、このダイレクト型と比べると掛金(保険料)は同じくらいか、もしくはクルマスターの方が高い場合もあります。

そのため、より安い自動車保険を探している場合は、損保系の一括見積りの他、JA共済の見積りも行い、どちらが安いのかをしっかりと比較しておく必要があります。

損保系の保険料見積りはこちらから
【ズバット自動車保険比較】自動車保険の無料一括見積もり依頼サービス

JA共済「クルマスター」の見積りはこちらから
自動車共済|掛金見積り

損保にはない魅力的な割引制度がある

JA共済と損保の自動車保険は、基本的に重要部分の保障に大きな違いはありません。

ですが、特約や割引制度に関してはそれぞれで違いがあり、損保の方にあって共済にはない、またはその逆もあるのが現状です。

そしてJA共済のクルマスターには損保の自動車保険にはない、魅力ある割引制度が2つあります。

以下、注目の割引である「自賠責共済セット割引」と「農業用貨物車割引」の内容をご紹介します。

自賠責共済セット割引:

自賠責共済とセットで自動車共済「クルマスター」に加入することで、クルマスターの対人賠償の共済掛金が7%割引になります。

対人賠償だけとはいえ、長期契約を視野にいれると7%の割引はかなり大きな金額になってきます。そのため、JAの自動車共済を契約する場合は、出来るだけ自賠責共済にも加入しておきたいところです。

農業用貨物車割引:

農業用として使用する貨物車で契約する場合、共済掛金が7%も割引されます。

対象となる車は
・自家用軽貨物自動車
・自家用小型貨物自動車
・自家用普通貨物自動車(0.5トン以下)
・自家用普通貨物自動車(0.5トン超2トン以下)
などとなっています。

この割引は正組合員だけでなく同居の親族が契約する場合にも適用されます。農家の方には金銭的に見逃せないメリットとなりますので、出来るだけこの自動車共済はチェックしておきましょう。

デメリット部分

事故対応に関する評価にばらつきがある

JAの自動車共済の事故対応の評価にはかなりばらつきがあります。素晴らしい対応をしてくれたという良い話もあれば、全く頼りにならないといったようなかなり悪い評判も耳にします。

これに関してはどの損保も似たようなもので、事故対応の良し悪しは地域、もっというと担当者の質によって大きく異なるという一面を持っています。なのでJA共済だけが評価にばらつきがあるというわけではないのですが、特にJA共済では保険に関しての知識量が少ない方が担当になることがあり、その場合の事故対応はかなり悪い(相手側損保の言いなり、放置など)ということを耳にします。

他の損保と対等以上に渡り合える凄腕の方もいるとのことですが、保険を勉強中の方が担当になっても困ってしまいますね・・。

ただ、私が個人的にお金を使って集めた評価の中には良い意見もかなり多かったので、今は教育システムがしっかりしているのかもしれません(これに関しては内部事情が分からないので何とも言えませんが)。

ロードサービスの内容がイマイチ

JAの自動車共済「クルマスター」はロードサービスの内容があまりよくありません。

他の損保ではレッカー移動は最寄りの修理工場までは距離無制限で無料になるところもありますが、クルマスターの場合は30kmしか無料で牽引してくれません。この30kmというのは他の損保と比べても特に距離が短く、もしも旅行先で事故や故障にあった場合、無料の範囲を超えてしまう可能性があります。

やはり、希望としては損保と同じくらいの無料の範囲にしてほしかったですね。

また、ガス欠時のガソリン補充の無料サービスがないのも痛いです。他の損保では一回のみ10リットルを無料補充してくれるところも多くあるので、無料にならないのはデメリット部分だと言えますね。

JA共済の組合員になる必要がある

自動車共済「クルマスター」に加入したい場合、まずはJA共済の組合員になる必要があります。組合員になるには「出資金(あとで返ってくる)」を出す必要があるなど、少々面倒なことがあります。

また、他の共済の商品について営業に来られる可能性もありますので、そのようなことが嫌な場合は無理してJA共済には入らず、他の損保の自動車保険も探してみてください。

保険と違い、セーフティネットがない

基本的に損害保険には「損害保険契約者保護機構」があり、万が一破綻した場合でも一定の金額が補償される仕組みになっています。これをセーフティネットといい、私たち消費者の金銭面でのリスクを軽減してくれているのです。

ですが、JA共済にはこのようなセーフティネットがなく、万が一の際に保障されませんので、この点を承知のうえで加入する必要があります。

管理人taka管理人taka

共済にはセーフティネットがないので、潰れないようにしっかりと経営してほしいものですね。

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