男性の保険料(月額):1,363円
女性の保険料(月額):1,313円
(30歳、入院一時給付金10万円、先進医療特約付)

入院一時金を主契約とした医療保険です。日帰り入院から一時金を受け取ることができます。

用意されている特約も一時金が中心で、8大疾病、女性疾病、ストレス性疾患による保障を付けることができます。入院一時金を主契約とした医療保険の中では保険料が特に安くなっており、短期入院に備える場合はお勧めとなっています。

ただし、長期入院に備えたい方にはあまり必要性は高くありません。一般的な医療保険を検討したい場合は当サイトの医療保険ランキングのページをチェックしてみてください。
医療保険 おすすめの比較と評価ランキング

押さえておきたい注目ポイント

ネオファースト生命の「ネオdeいちじきん」の大まかな特徴をサッと知りたいという人向けに、押さえておきたい要点だけをピックアップしました。

【メリット】

  • 似たような医療保険の中では保険料が安い
  • 短期入院に備えたいならお勧め
  • ストレス性疾病の保障も充実している
  • 入院初期の段階で入院一時金を受け取ることができる
  • 健康相談サービスがついている

【デメリット・注意点】

  • 長期入院に備えるのは難しい
  • 先進医療特約が10年更新のため、値上がりする可能性も
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以下、詳しい説明に入りますので、興味がある方は読み進めてもらえればと思います。

ネオファースト生命「ネオdeいちじきん」の詳細

月払保険料の例
・保険(払込)期間:終身
・入院一時給付金:10万円
・先進医療特約付き

契約年齢男性の保険料女性の保険料
20歳1,072円1,169円
30歳1,363円1,313円
40歳1,801円1,461円
50歳2,460円1,814円
60歳3,444円2,386円

※ 上の表は2019年3月現在の保険料です。

管理人taka管理人taka

短期間の備えが欲しい医療保険を探している方には保険料が安くてかなりお勧めとなりますが、そもそも短期間の医療保障が必要なのかどうかは意見の分かれるところです・・。私はそれほど要るとは思えません。

保障内容

項目内容
契約可能年齢0歳~85歳
入院一時金額1万円~10万円(1,000円単位で選べる)
入院一時金の支払限度180日に1回
通算50回
保険期間と
保険料払込期間
保険期間:終身
保険料払込期間:60歳払済、65歳払済、終身払
主契約【入院一時給付金】
病気やケガの治療を目的として入院したとき、一時金が支払われる
(1万円~10万円)
(180日に1回、通算50回)
特約【特定生活習慣病入院一時給付特約】
所定の生活習慣病の治療を目的として入院したとき、給付金が支払われる
(対象となる疾病:がん、心・血管疾患、脳血管疾患、糖尿病、高血圧性疾患、肝疾患、膵疾患、腎疾患)
(1万円~10万円)
(180日に1回、通算50回)
【女性疾病入院一時給付特約】
がん(上皮内がんを含む)や所定の女性特有の疾病などの治療を目的として入院したとき、一時金が支払われる
(1万円~10万円)
(180日に1回、通算50回)
【ストレス性疾病保障特約】
【ストレス性疾病診断給付金】
所定のストレス性疾病と診断されたとき、一時金が支払われる
(基準給付金額:1万円~5万円)
(180日に1回、通算2回)

【ストレス性精神疾病療養給付金】
所定のストレス性精神疾病による療養状態が30日以上継続したと診断されたとき、一時金が支払われる
(基準給付金額×6)
(180日に1回、通算10回)

【特定疾病保険料払込免除特約】
特定疾病により所定の事由に該当したとき、以後の保険料のお払い込みは不要になる
(Ⅰ型、Ⅱ型、Ⅲ型から選べる)
【先進医療特約】
所定の先進医療による療養を受けたとき、技術料と同額が支払われる
(通算2,000万円まで)
払込回数月払、年払
(支払いはまとめた方が少しお得に)
払込方法・口座振替
・クレジットカード払
公式サイト「ネオdeいちじきん」ご案内ページ|ネオファースト生命

メリット部分

似たような医療保険の中では保険料が安い

ネオファースト生命の「ネオdeいちじきん」は主契約が入院一時給付金のみとなっています。これは入院日数にかかわらず、日帰り入院でも一時金が貰えるという保障内容となっています。

この入院一時給付金を1回10万円で設定した場合、月額保険料は30歳男性で1,363円、30歳女性で1,313円となります。これは一般的な医療保険と比べてもかなり安い保険料なのですが、似たような保険であるFWD富士生命の「医療ベスト・ゴールド」よりも安い保険料となっています。

【保険料の比較表】
・入院一時金:10万円
・先進医療特約付き

年齢ネオdeいちじきん
(ネオファースト生命)
医療ベスト・ゴールド
(FWD富士生命)
20歳男性:1,072円
女性:1,169円
男性:1,256円
女性:1,291円
30歳男性:1,363円
女性:1,313円
男性:1,513円
女性:1,468円
40歳男性:1,801円
女性:1,461円
男性:1,922円
女性:1,702円
50歳男性:2,460円
女性:1,814円
男性:2,572円
女性:2,137円

どの年代で加入してもネオdeいちじきんの方が安くなっています。

また、ネオdeいちじきんは入院一時金を10万円に設定した場合は日帰り入院から10万円が貰える保障内容となっていますが、医療ベスト・ゴールドは10万円コースにした場合、日帰り入院は5万円で、2日以上の入院でようやく10万円の入院一時金が貰える内容となっています。

もちろん保障内容(複数回入院したときの日数制限など)は全く同じではないので単純にネオdeいちじきんの方が全て良いとは言えませんが、入院一時金を主契約とした医療保険の中ではネオdeいちじきんが最も割安と言っても差し支えないでしょう。

短期入院に備えたいならお勧め

ネオdeいちじきんは日帰り入院からでもまとまった一時金を受け取れる保障内容となっているため、「短期の入院」に備えたい場合はとてもお勧めとなります。

最近は医療の発達により、年々入院日数は減少している傾向にあります。そのため、通常の医療保険のように「入院日数×5,000円 or 1万円」などの形だと、入院給付金をあまり受け取れなくなってしまっているのが現状です。

ですがネオdeいちじきんであればいくら短期入院であろうと関係なく決まった一時金が貰えますので、短期入院に備えたい場合はとても適した保険と言えるでしょう。

また、特約でも8大疾病の入院で一時金が貰えるものや、女性疾病、ストレス性疾病でも一時金が貰える特約を付けることができますので、短期入院に関しては非常に手厚い保障内容となっているのが特徴です。

ただし、短期入院に特化している保障内容のため、長期入院に備えるにはかなり厳しのが現状です。これに関してはデメリット部分でも解説していますので、そちらを参考にしてみてください。

ストレス性疾病の保障も充実している

ネオdeいちじきんでは「ストレス性疾病保障特約」が用意されています。この特約はストレスによる疾病の治療を受けた際に一時金が受け取れるというものです。

さらにうつ病や不安障害、パニック障害、摂食障害などの所定のストレス性精神疾病による療養状態が30日以上続いた場合、6倍の給付金を受け取ることができます。ちなみに入院を条件としていないため、自宅で医師の医学管理下において計画的な治療に専念している状態であれば対象となってくれます。

ストレス性疾病は最近では話題に取り上げられることも多くなり、誰もが精神的な悩みは抱えているため、私たちにとっても無視できないものとなっています。そのため、ストレス性疾病にも備えられる特約が用意されているこの保険はありがたいと言えます。

ただし、この特約は付けるとそれなりに保険料が高くなってしまうので、付ける際は家計と相談の上で決めるようにしてください。また、内容的にはチューリッヒ生命の「終身医療保険プレミアムDX」の方も非常に充実したストレス性疾病の保障が用意されているため、気になる方はこちらと保険料の比較などのチェックをしてみるのもお勧めです。

入院初期の段階で入院一時金を受け取ることができる

この保険には「入院費用前払いサービス」が用意されています。これにより、入院初期の段階で入院一時金を受け取ることが可能となっています。

入院時は入院費用だけでなく、日用品や家族の交通費などの諸費用がどうしてもかかってしまいます。しかも一般的な医療保険の場合は退院後に請求となるため、入院にかかる費用は一時的に私たちが全て負担しなければいけない形になってしまいます。

これは貯蓄があるご家庭なら何の問題もないですが、本当に家計が厳しい家庭の場合は一時的な負担も厳しい場合も出てくるかと思います。

ですが、ネオdeいちじきんの場合は入院する予定であると医療機関から告げられたら、入院前に連絡しておくことで入院初期の段階で一時金を受け取ることができるため、早い段階で金銭的な負担を軽減できるようになります。

お金の心配がなくなれば安心して治療が受けられるようになりますので、この仕組みはネオdeいちじきんのメリット部分と言えるでしょう。

健康相談サービスがついている

ネオファースト生命の商品に加入すると、ティーペック社が提供する健康相談サービスを無料で利用することが出来るようになります(スマホアプリはティーペック社とは関係なし)。

もちろんネオdeいちじきんに加入した方も利用できるので、健康面で悩みがあるときに気軽に相談できる環境が用意されるのはありがたいですね。

主なサービスは3つに分かれています。詳細は以下をご覧ください。

24時間電話
健康相談サービス
医師や保健師、看護師などの相談スタッフに24時間365日・年中無休で電話による健康相談・医療相談、医療機関や専門医の情報提供や、介護・育児に関するご相談、メンタルヘルスに関する相談を受けることができます。
(ご利用対象:ご契約者さまおよび被保険者さまとそのご家族の方)
セカンド
オピニオンサービス
・面談・電話によるセカンドオピニオンや、セカンドオピニオンが可能な医療機関の情報を提供します。
・面談の結果、より高度な専門性が必要と総合相談医が判断した場合は、優秀専門臨床医をご紹介します。紹介状(診療情報提供書)も無料で発行できます。
(ご利用対象:ご契約者さまおよび被保険者さま)
健康第一 for ネオファースト生命」
プレミアム
スマホのアプリでご自身の健康状態をチェックし、自分に合った改善コースを選択できます。
(ご利用対象:ご契約者さまとそのご家族の方)

デメリット部分

長期入院に備えるのは難しい

この保険は短期入院に対しては大きなメリットを発揮していますが、反対に長期入院に対してはこの保険だけでは全くと言っていいほど対応できません。

個人的には医療保険は長期入院に対応できてこそ価値があると思っています。何故なら本当に経済的に困るのは長期入院の場合であり、短期入院だけなら医療保険に加入するよりも預貯金で対応していった方が経済的に損がないからです。

ネオdeいちじきんでは主契約はもちろん、特約でも長期入院に対応できるものはありませんので、「経済的に危機になる可能性を持っている長期入院」を想定するのであれば、別の医療保険を検討した方が良いのではないかと思っています。

先進医療特約が10年更新のため、値上がりする可能性も

ネオdeいちじきんでは先進医療特約に限り、保険期間が終身ではなく10年更新となっています。

これは何を意味するのかというと、更新ごとに保険料が上がる可能性があるということです。

先進医療特約は、先進医療による療養を受けたときに給付金が支払われるという非常に役立つ特約となっています。今でこそ100円前後の安い保険料で契約できますが、もしかしたら10年後は状況が変わり、先進医療特約の保険料が大幅にアップするという可能性も否定はできません。

他の医療保険だと特約は終身で契約できるところもたくさんありますので、このように10年更新となっているのはちょっと気になる点と言わざるを得ません。

管理人の最終評価

短期入院に関してはかなり条件が良いですので、それ目当ての場合は検討して良いかと思います。

ただし、個人的には短期入院のために医療保険に加入するくらいなら貯蓄で対応していった方が良いと考えているため、必要性が高いかどうかは疑問が残るところです。

長期入院による経済的負担を心配される方は、別の医療保険を検討してみるのも悪くないと思います。

管理人taka管理人taka

医療保険をお探しの方はこちらの医療保険 おすすめの比較と評価ランキングのページがお役に立てると思います。

この記事を書いた人

taka
taka
当サイト「takaの保険節約術」運営者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者。骨折&手術で身をもって保険の大切さを知って以降、独学で身に付けた保険の知識を紹介するようになりました。FPから紹介された保険の見直しもやってます。保険だけでなく安定度の高い資産運用方法を常に模索していますので、興味がある方はLINEの方でご質問を。ラーメン、焼肉、テニス好き。

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