男性の保険料(月額):2,851円(2,308円)
女性の保険料(月額):3,195円(1,977円)
※()内は非喫煙者保険料率
(30歳、終身払、ガン診断給付金100万円、ガン克服サポート給付金付)
重度のがんの場合に給付金が増えるという、他にはない保障内容を持っているがん保険です。これはこの商品の核となっていますので、ここを気に入るかどうかで加入するかどうかの分かれ目になると思います。
全体的には悪くないがん保険だと思いますので、興味がある方は資料を取り寄せてみてください。
押さえておきたい注目ポイント
マニュライフ生命の「こだわりガン保険」の大まかな特徴をサッと知りたいという人向けに、押さえておきたい要点だけをピックアップしました。
■重度のがんで生き延びた場合、給付金が支払われる
■タバコを吸わないひとはさらに保険料が安くなる
■無料の健康相談サービス付
■2回目以降の診断給付金は入院が条件となる。そして上皮内新生物は半額以下
■先進医療特約が10年更新なのが痛い
■特約の保険料が調べにくい
以下、詳しい説明に入りますので、興味がある方は読み進めてもらえればと思います。
こだわりガン保険の詳細
月払保険料の例
・保険(払込)期間:終身払
・ガン診断給付金:100万円
・ガン克服サポート給付金付
・()内は非喫煙者保険料率
契約年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
20歳 | 2,070円(1,698円) | 2,416円(1,515円) |
30歳 | 2,851円(2,308円) | 3,195円(1,977円) |
40歳 | 4,090円(3,246円) | 4,096円(2,499円) |
50歳 | 6,433円(4,962円) | 5,214円(3,134円) |
タバコを吸わない方はかなり安く契約できる「健康割引」を採用しています。
保障内容
項目 | 内容 |
---|---|
種類 | 【がん保険】 ・がんと診断された時に給付金・一時金が支払われる ・保険料は掛け捨てで、解約返戻金や満期時の保険金として戻って来ない |
契約可能年齢 | 20~80歳(保険料払込期間により変動) |
がん診断給付金 | 100万円、300万円 (ステージⅢ・Ⅳ、または特定ガンと診断されたときはさらに倍) |
保険期間と 保険料払込期間 | 保険期間:終身 保険料払込期間:60・65・70歳払済、10年払、終身払 |
主契約 | 【悪性新生物診断給付金】 初めて悪性新生物と診断確定されたとき、または悪性新生物の治療のために入院または入院中のときに支払われる (2年に1回限度で何回でもOK) |
【悪性新生物診断給付金(重度ステージ診断確定時)】 重度ステージ(ステージⅢまたはⅣ)と診断確定されたとき、または特定ガン(白血病や脳の悪性新生物など)と診断されたとき、給付金額が上乗せされる (1回のみ) | |
【上皮内新生物診断給付金】 初めて上皮内新生物と診断確定されたとき、または上皮内新生物の治療のために入院または入院中のとき支払われる (2年に1回限度で何回でもOK) (悪性新生物診断給付金×50%、または100万円のいずれか低い金額) | |
【ガン克服サポート給付金】 重度ステージ(ステージⅢまたはⅣ)・特定ガン(白血病や脳の悪性新生物など)の悪性新生物と診断確定されてから、5年経過時に生存しているときに支払われる (1回のみ) (悪性新生物診断給付金×50%) | |
特約 | 【ガン入院特約】 ガン(上皮内新生物も含む)の治療のために入院した時に保障 |
【ガン通院特約】 ガンで入院した後の退院から365日以内にガン(上皮内新生物も含む)の治療のために通院した時に保障 | |
【ガン手術・放射線治療特約】 ガン(上皮内新生物も含む)治療のために所定の手術または放射線治療を受けた時に保障 | |
【抗ガン剤治療特約】 ガン(上皮内新生物・悪性新生物)の治療のために所定の抗ガン剤治療を受けたときに保障 | |
【ガン緩和療養特約】 ガン(上皮内新生物・悪性新生物)の治療のために所定の緩和ケアを受けたときに保障 | |
【悪性新生物保険料払込免除特約】 保険料払込期間中に悪性新生物と診断確定された場合、以後の保険料の払込が免除される | |
【ガン先進医療特約】 ガン(上皮内新生物・悪性新生物)を直接の原因とする所定の先進医療を受けたときに保障 | |
払込回数 | 月払、半年払、年払 (支払いはまとめた方が少しお得に) |
払込方法 | ・口座振替 ・クレジットカード払(月払のみ) |
保険料の 払込免除 | 特約で付けられる(有料) |
保障プラン
項目 | 100万円コース | 300万円コース |
---|---|---|
【主契約】 悪性新生物診断給付金 (2年に1回を限度で何回でもOK) | 100万円 | 300万円 |
【重度ステージ診断確定時】 1回のみ+100万円 | 【重度ステージ診断確定時】 1回のみ+300万円 | |
【主契約】 上皮内新生物診断給付金 (2年に1回を限度で何回でもOK) | 50万円 | 100万円 |
【主契約】 ガン克服サポート給付金 (1回のみ) | 50万円 | 150万円 |
【特約】 ガン入院給付金 (支払日数無制限) | 1日につき5,000円~20,000円(1,000円単位) | |
【特約】 ガン通院給付金 (通算無制限) (通院期間あたり60日限度) | 1日につき2,500円~10,000円(500円単位) | |
【特約】 ガン手術・放射線治療給付金 (60日に1回限度) | 1回につき5万円~30万円(5万円単位) | |
【特約】 抗ガン剤治療給付金 (通算60回限度) | 月ごとに5万円~30万円(5万円単位) | |
【特約】 ガン緩和療養給付金 (通算12回限度) | 月ごとに5万円~30万円(5万円単位) | |
【特約】 ガン先進医療給付金 | 先進医療にかかる技術料相当額(通算2,000万円限度) | |
【特約】 ガン先進医療見舞給付金 | 療養1回につき5万円 |
メリット部分
重度ステージのがんの場合、さらに給付金が貰える
こだわりガン保険では初めてがんと診断されたときに給付金が支払われるようになっているというシンプルな主契約となっていますが、もしもその悪性新生物がステージⅢまたはⅣ、もしくは特定ガン(白血病など)だった場合、通常の倍の診断給付金が支払われるようになっています。
具体的には、がん診断給付金額を100万円で契約している場合は200万円が貰えます。もしも300万円の給付金で契約している場合は600万円が支払われるのです。この金額は数あるガン保険の中でも特に高いがん診断給付金となっています。
この「がんの深刻度によって給付金が変わる」という仕組みは他のがん保険にはなく、この保険の最大の注目点となっています。
がんは重度になればなるほど治療費がかかるものです。ステージⅢ以上、または白血病などになってしまった場合は長期の治療を余儀なくされるかも知れませんし、まだ保険が適用されない最先端の治療に頼ることになるかも知れません。
そうなった場合はかなりの治療費を取られる可能性がありますので、重度のがんを想定した場合にかなり力強い仕組みを持っているガン保険と言えるでしょう。
重度のがんで生き延びた場合、給付金が支払われる
もう一つ、他のがん保険では取り入れていない仕組みがあります。それが「ガン克服サポート給付金」です。
この給付金はステージⅢ・Ⅳ・白血病などの特定ガンと診断確定されてから、5年経過後に生きている場合に支払われる給付金です。しっかりと生き延びたことへのご褒美といったところですね。
重度のがんの場合はその後の通院や再発など、色々と治療費がかかるケースが考えられます。もし治ったとしても、これまでの治療でお金はかなり減っている可能性も考えられますので、5年後にまとまったお金が貰えるという仕組みは何気にありがたいと言えるでしょう。
タバコを吸わないひとはさらに保険料が安くなる
こだわりガン保険ではがん保険の中では珍しく、非喫煙者割引制度が適用されるようになっています。そのため、タバコを吸わない方は保険料が安くなるようになっています。
どのくらい安くなるのかですが、診断給付金100万円で契約した場合は以下の表のようになっています。
※()内が非喫煙者保険料率です。
契約年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
20歳 | 2,070円(1,698円) | 2,416円(1,515円) |
30歳 | 2,851円(2,308円) | 3,195円(1,977円) |
40歳 | 4,090円(3,246円) | 4,096円(2,499円) |
50歳 | 6,433円(4,962円) | 5,214円(3,134円) |
タバコを吸う人に比べ、吸わない人はかなり保険料は安くなります。また、女性の方が高い割引率となっています。
ただ、非喫煙者保険料率で契約できたとしても、他のがん保険と比べて大きく安くなっているかと言われればそうでもないため、他のがん保険と保険料を比較・検討する必要が出てくるかと思われます。
無料の健康相談サービス付
こだわりガン保険に加入すると、無料の健康相談サービス「メディカルリリーフ(プラス)」が使えるようになります。
このサービスがあることで、もし家族の健康上の不安が発生した時に、看護師や医師による24時間相談サービスが利用できたり、セカンドオピニオンを手配してくれたりといったこともしてくれるようになります。
また、心理カウンセラーによるメンタルケア、高血圧や糖尿病の方のための専門支援サービス、そしてがん全般の質問やメンタルケア・がんに関するセカンドオピニオンの紹介などをしてくれるガン支援サービスも利用できるようになります。
無料でこれだけのサービスが利用できるのはかなりありがたいと言えるでしょう。
デメリット部分
2回目以降の診断給付金は入院が条件となる。そして上皮内新生物は半額以下
この保険では初回のがんの場合は診断確定時に給付金が支払われますが、2回目以降は入院することが条件となってしまいます。
もしも2回目・3回目のがんが発見されたけど、通院のみの治療となった場合は給付金が貰えないということになります。
他のがん保険では2回目以降も診断確定だけで良かったり、または入院だけでなく通院もOKになっている所もあるため、この点はちょっと痛いかなと思います。
また、上皮内新生物の給付金は悪性新生物と比べて半額~1/3と少なくなっています。これに関しても他のがん保険では悪性新生物と同額保障してくれているところがあるため、ちょっと見劣りしてしまうなという感じがします。
先進医療特約が10年更新なのが痛い
先進医療特約が10年更新になっているのが気になります。
仮に10年後は先進医療を受けれる環境がどんどん増えているという状況になった場合、現在は100円前後で済んでいた先進医療保険料が数倍になってしまうことも考えられます。
他のがん保険の場合は先進医療特約は終身契約ができるケースが多いですが、こだわりガン保険に関しては10年更新となっているため、状況次第では大幅な値上がりという怖い事態になってしまうかも知れません・・。
特約の保険料が調べにくい
マニュライフ生命の保険商品全てに言えることですが、公式サイトだけを見ても情報に足りない部分がある場合が多いです。
こだわりガン保険に関しては現在は保険料シュミレーションが用意されるようになりましたが、各特約を付けた時のそれぞれの保険料はいまだに分からないままになっています。
そのため、自分の保険料を詳しく知るにはマニュライフ生命のプランライト・アドバイザーと直接会って聞くか、もしくはマニュライフ生命を取り扱っている保険相談サービスを利用することになります。
個人的な判断となりますが、マニュライフ生命の専任アドバイザーに聞くとマニュライフ生命の商品の話しか聞くことができないため、無料の保険相談サービスを利用する方が良いと思っています。
保険相談サービスであれば「こだわりガン保険」の商品詳細、保険料などが聞けることはもちろん、他のがん保険との比較をしてくれて、私たちの状況に合った最適な保険商品を紹介してくれます。そのため、マニュライフ生命の商品に興味がある場合は保険相談サービスの利用も検討してみてください。個人的にはかなりお勧めだと思っています。
ただし、目当てのサービスや保険ショップがマニュライフ生命を取り扱っている必要があるため、申込みの時点で確認しておかなければいけません。
個人的なお勧めサービスは「保険見直しラボ」と「保険見直し本舗」です。この2つのFP(相談員)は全員がマニュライフ生命を扱えますし、保険相談サービスの中でも特に高いメリットを提示してくれているサービスのため、マニュライフ生命のがん保険を検討したい場合はこの2つのサービスのどちらかの利用をお勧めします。
どちらを受けるか迷う方はひとまず2つとも相談を受け、気に入った対応をしてくれた方を選ぶのが一番良い方法かと思います。時間がない方は保険見直しラボだけでも利用してみることをお勧めします。
保険見直しラボなら面談+アンケート回答で1,000円~1,500円相当のお好きなプレゼントを一つ貰うことが出来ます。
ちなみに、加入の意思がまだない状態でも保険相談サービスであれば嫌な顔をされることは一切なく、気軽に相談できるのでお勧めです。マニュライフ生命のがん保険についてじっくり聞くだけでも良いですが、希望をすれば他会社のがん保険との比較もしてくれますし、もしくは他に興味がある生命保険について一から説明してもらうなど、保険についての疑問点はこの機に一気に解決出来ます。資料が欲しい方にもお勧めです。
⇒保険見直しラボのメリット、デメリットなど
⇒保険見直し本舗のメリット、デメリットなど
管理人の最終評価
ガン先進医療特約が10年更新なのがマイナスです。また、主契約がシンプルな診断給付金だけでなく「重度のガンの場合は給付金が倍」と「ガン克服サポート給付金」が入っているため、主契約のみの保障にした場合でもどうしても保険料が割増になりがちです。
ただ、重度のがんへの保障が手厚いのはやはり魅力的であり、さらにタバコを吸っていない場合は非喫煙者保険料率が適用され、かなり安い保険料で加入することができます。
個人的には悪くない内容であり、お勧めの部類に入るかと思いますので、タバコを吸っていない方はチェックしておいて損はないでしょう。
がん保険をお探しの方はこちらのがん保険 おすすめの比較と評価ランキングのページがお役に立てると思います。
この記事を書いた人
- taka
- 当サイト「takaの保険節約術」運営者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者。骨折&手術で身をもって保険の大切さを知って以降、独学で身に付けた保険の知識を紹介するようになりました。FPから紹介された保険の見直しもやってます。保険だけでなく安定度の高い資産運用方法を常に模索しています。ラーメン、焼肉、ラケットスポーツ好き。
保険契約を検討される際には、契約概要を必ずご確認下さい。
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