男性の保険料(月額):4,030円
女性の保険料(月額):4,210円
(30歳、終身払、入院日額5,000円、健康還付給付割合105%)

使わなかった分の保険料が健康還付給付金として還ってくるという、何とも夢のような医療保険です。このコンセプトに惹かれ、興味を持った方も少なくないかと思います。

ですが、確かに健康還付給付金を貰う年齢(65歳・70歳など)までに支払った保険料に関しては還ってきますが、それまでに貰った給付金の分は引かれる、それ以降に払う保険料は掛け捨てとなるといった注意点があることは忘れてはいけません。

また、基本的に保険料は高めなので、ある年齢(80歳前後)を超えると他の医療保険よりも支払う保険料の総額が高くなってしまう点も覚えておきたいところ。

基本的に保険初心者の方には判断が難しい商品であるため、本気で加入を考えるのであればFPの無料相談サービスを利用するなど、専門家の意見も参考にするようにしましょう。

個人的には、特にお勧めはしていません・・。

押さえておきたい注目ポイント

メディケア生命の医療保険「メディフィット リターン」の大まかな特徴をサッと知りたいという人向けに、押さえておきたい要点だけをピックアップしました。

【メリット】

  • 使わなかった分の保険料が還ってくる!それは良いが・・
  • 特約の給付金額は健康還付給付金から差し引かれない
  • メディカルKit Rと比べると内容は良いが、保険料は高い

【デメリット・注意点】

  • 保険料が高く、終身払のため、健康還付給付金を受け取った後はどこかのタイミングで他の医療保険よりも損をする
  • 病気になればなるほど、他の保険の方が有利になる
  • 自分で貯金した場合と比べ、メリットがよく分からない
  • 健康還付金割合を105%にすると確かにお得だが、それなら「終身保険+医療保険」で良いかも・・
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以下、詳しい説明に入りますので、興味がある方は読み進めてもらえればと思います。

メディフィット リターンの詳細

男性の月払保険料の例
・保険(払込)期間:終身払
・入院給付金日額:5,000円、10,000円
・健康還付給付割合:105%

契約年齢 入院日額5,000円
(死亡保険金250万円)
入院日額10,000円
(死亡保険金500万円)
健康還付金
支払年齢
20歳 2,950円 5,900円 65歳
30歳 4,030円 8,060円 65歳
40歳 5,615円 11,230円 70歳
50歳 8,440円 16,880円 80歳

女性の月払保険料の例
・保険(払込)期間:終身払
・入院給付金日額:5,000円、10,000円
・健康還付給付割合:105%

契約年齢 入院日額5,000円
(死亡保険金250万円)
入院日額10,000円
(死亡保険金500万円)
健康還付金
支払年齢
20歳 3,425円 6,850円 65歳
30歳 4,210円 8,420円 65歳
40歳 5,185円 10,370円 70歳
50歳 7,675円 15,350円 80歳

※ 上の表は2018年6月現在の保険料です。

管理人taka管理人taka

医療保険の中では保険料は高めですが、この保険料は使わなかった場合は全額+5%で還ってくる(健康還付給付割合を105%にした場合)ため、掛け捨てではありません。

保障内容

項目 内容
契約可能年齢 健康還付給付割合105%:0歳~55歳
健康還付給付割合100%:0歳~60歳
入院日額 19歳以下:3,000円~10,000円
20歳以上:3,000円~20,000円
入院した場合の支払い日数制限 ・1入院:60日
・7大生活習慣病による入院:120日
・3大疾病による入院:無制限
保険期間と
保険料払込期間
保険期間:終身
保険料払込期間:終身のみ
主契約 【疾病・災害入院給付金】
病気やケガで入院したとき、給付金が支払われる
【手術給付金】
病気・ケガによる手術をしたとき、給付金が支払われる
・入院中:基本入院給付金額の10倍~40倍
・外来:基本入院給付金の5倍
【放射線治療給付金】
病気やケガによる放射線治療を受けたとき、給付金が支払われる
(1回につき基本入院給付金額の10倍)
【骨髄移植給付金】
病気による骨髄移植術を受けたとき、給付金が支払われる
(1回につき基本入院給付金額の10倍)
【健康還付給付金】
健康還付給付金支給日まで生存していたとき、健康還付金が支払われる
(健康還付金額:既払込保険料相当額×健康還付給付割合-支払われた給付金合計額)
【死亡保険金】
健康還付給付金支給日前に死亡したとき、死亡保険金が支払われる
追加できる特約 ・先進医療特約
・入院一時給付特約
・通院治療特約
・7大生活習慣病入院特約
・女性疾病入院特約
・がん入院特約
・抗がん剤(腫瘍用薬)治療特約
・がん診断特約
・3大疾病保障特約
払込回数 月払、半年払、年払
(まとめて支払った方がお得になります)
払込方法 ・口座振替
・クレジットカード払(月払のみ)
保険料の
払込免除
・責任開始期以後に発生した傷害または疾病を直接の原因として、高度障害状態になったとき
・責任開始期以後に発生した不慮の事故による傷害を直接の原因として、その事故の日から起算して180日以内に、障害状態になったとき

保障プラン(30歳男性)

項目 日額5,000円
プラン
日額10,000円
プラン
【保険料】 4,030円 8,060円
【主契約】
入院給付金
1日につき
5,000円
1日につき
10,000円
【主契約】
手術給付金
入院中:1回につき5・10・20万円
外来:1回につき2.5万円
入院中:1回につき10・20・40万円
外来:1回につき5万円
【主契約】
放射線治療給付金
1回につき5万円 1回につき10万円
【主契約】
骨髄移植給付金
1回につき5万円 1回につき10万円
【主契約】
健康還付給付金
既払込保険料相当額×健康還付給付割合-支払われた給付金合計額
【主契約】
死亡保険金
メディケア生命の定める方法により計算した金額

健康還付給付金支払年齢

契約年齢 給付割合:105% 給付割合:100%
0~40歳 65歳・70歳
から選択
60歳・65歳・70歳
から選択
41~45歳 70歳 65歳・70歳
から選択
46~50歳 75歳 70歳
51~55歳 80歳 75歳
56~60歳 80歳

メディフィットリターンは加入すべきか?考察してみた

使わなかった分の保険料が還ってくる!それは良いが・・

「使わなかった分の保険料が還ってくる!」でおなじみのメディカルKit Rとほぼ同じ仕組みになっている医療保険です。

この仕組みを「健康還付給付金」と言います。この給付金に関してですが、具体的には以下のような内容になっています。

【健康還付給付金の仕組み】

  1. 例えば30歳で加入して、65歳までに約173万円の保険料を支払った
  2. 65歳の時点で、健康還付給付金として約173万円×105%=約184万円を受け取ることが出来る!(健康還付給付割合を105%にした場合)
  3. ただし、それまでに何らかの給付金を受け取っていた場合は、その金額は差し引かれる。例えば入院給付金を50万円受け取っていた場合は、184万円-50万円=134万円が健康給付金として支払われる
  4. 特約として払った保険料の分は戻ってこない

このような仕組みになっています。特約として支払った保険料こそ還ってきませんが、基本保障の分に関しては「掛け捨てではなく、損をしない仕組み」になっているといえるでしょう。

ただし、例えば65歳で健康還付給付金を受け取った後も保険料は継続して支払うことになりますが、それ以降の保険料は基本的に還ってくることはなく、掛け捨てとなってしまう点には注意しなければいけません。

特約の給付金額は健康還付給付金から差し引かれない

上で解説している通り、基本保障である入院給付金や手術給付金を受け取った場合は健康還付給付金から差し引かれますが、特約で貰った給付金の分に関しては健康還付給付金から差し引かれません。

例えばがん診断特約(1回につき50万円)を付けた場合、がんと診断されたら50万円を受け取ることが出来ますが、この給付金を受け取ったからとって、受け取る健康還付給付金の金額が減ることはないのです。

特約の分は別という仕組みになっているのですね。ただし、特約として払った保険料も健康還付給付金として還ってくることはないですが・・。

メディカルKit Rと比べると内容は良いが、保険料は高い

似た内容の保険であるメディカルKit Rと比べると、こちらの方が中身が良くなっています。例えばメディカルKit Rでは「入院保障が60日しかない」「先進医療特約が10年更新」といったデメリットがありましたが、メディフィットリターンでは

  • 1入院60日、7大生活習慣病の場合は60日プラス、さらに3大疾病の場合は支払日数無制限
  • 先進医療特約は終身保障

となっているため、こちらの方が条件が良いです。

また、メディフィットリターンでは既払込保険料相当額の5%を上乗せして健康還付給付金を支払ってくれるコースもあります。メディカルkit Rだと払い込んだ保険料のみが還ってくることになっているので、この点はかなり大きなメリットとなっています。

このように、メディカルKit Rよりもメディフィットリターンの方が保障内容は良いのですが、その分メディフィットリターンの方が保険料が高くなっています。

「結局は健康還付給付金で還ってくるから、保険料が高くてもいいんじゃないの?」と思う方もいるでしょうが、健康還付給付金を受け取った後も保険料は払うわけであり、その分は掛け捨てとなっています。保険料が高いのは明らかなデメリットと言えるのですね。

そのため、保障内容を重視するならメディフィットリターンを、保険料の安さを重視するならメディカルKit Rを選ぶのがお勧めとなります。

管理人taka管理人taka

ただし、個人的にはどちらもお勧めとは言い難いので、結局は別の保険を選んだ方が良いかとは思います。

保険料が高く、終身払のため、健康還付給付金を受け取った後はどこかのタイミングで他の医療保険よりも損をする

メディフィットリターンは払った保険料が健康還付給付金として還ってくるというメリットを持っていますが、把握しておかなければいけない大きなデメリットも存在します。

その大きなデメリット部分とは、メディフィットリターンは保険料が高くて終身払のため、健康還付給付金を受け取った後はどこかのタイミングで他の医療保険よりも保険料を多く払うことになるということです。

基本的に、メディフィットリターンは健康還付給付金を受け取った後も、保障を継続させたいのであれば保険料をずっと払い続ける必要があります。

そう、メディフィットリターンは終身払しか支払方法が用意されていないのです。終身払は自分が死ぬまで保険料を払い続ける支払い方法です。契約を解除でもしない限り、一生涯払い続けるという性質があります。

なので、例えば65歳で健康還付給付金を貰った後にすぐに死んだ場合は、掛け捨て部分が全くないというお得な状態で医療保険に加入していたことになるのですが、そう都合よく亡くなることはあまりありませんので、そこから長生きした分だけ保険料を払い続けることになるのです。

そしてメディフィットリターンの保険料は、他の医療保険よりもかなり高めに設定されているので、どこかの年齢の時にメディフィットリターンの方が支払い保険料の総額が高くなってしまうということになってしまうのです。

分かりやすく解説するために、保険料が安い上に注目度が高い「オリックス生命の「新CURE(キュア)」」と比較してみたいと思います。

【年齢別、支払保険料総額表】
・30歳男性
・基本保障で契約
・入院給付日額5,000円
・新キュアは65歳払済
・健康還付給付金の割合は100%で、受取り年齢は65歳
・両方とも先進医療特約付き

新キュア
(65歳払済)
メディフィットリターン
(受取年齢65歳)
月々の保険料 2,022円 3,680円
65歳までの
払込保険料
849,240円 健康還付給付金(100%)
のため、実質は0円
70歳までの
払込保険料
849,240円 220,800円
80歳までの
払込保険料
849,240円 662,400円
85歳までの
払込保険料
849,240円 883,200円
(ここで超えてしまう)
90歳までの
払込保険料
849,240円 1,104,000円

※ メディフィットリターンの先進医療特約の保険料は、メディフィットAと同じ金額で設定しています。

表のように、長生きするとある年齢を境にメディフィットリターンの方が支払保険料の総額が高くなってしまい、その後はどんどんと差が開いていくことになります。

一見すると「払った保険料が全額還ってくるって凄いな!!」と思ってしまいますが、長い目で見ると「あれ?意外と全然そうでもないんだな・・。保険って上手く作られているんだなぁ」と思わせてくれる、良い参考例となる商品だということですね。

病気になればなるほど、他の保険の方が有利になる

また、例えば40歳の時に大きな病気になり、給付金として30万円を貰った場合、新キュアなら単純に30万円プラスになります。

ですが、メディフィットリターンの場合、65歳になる前(正確には健康還付給付金を貰う前)に給付金を貰った場合は65歳時の健康還付給付金からその金額が引かれてしまうため、プラスマイナスゼロになってしまいます。

つまり、病気になって医療保険の出番が増えれば増えるほど、通常の医療保険と比べてメディフィットリターンの方が損になってしまうのです。

例えば上の表は何の病気にもならなかった場合を想定したものですが、その場合だと84歳の時にメディフィットリターンの方が払込保険料が逆転するようになっています。

ですが、例えば40歳の時に30万円の給付金を貰った場合を想定すると、78歳の時にメディフィットリターンの方が払込保険料の総額が高くなるという計算になってしまいます。6歳分も差が縮まってしまうのですね。

病気になればなるほど、そして長生きすればするほど他の医療保険の方が有利になっていく・・。それがこの商品のデメリット部分の一つと言えます。

自分で貯金した場合と比べ、メリットがよく分からない

メディフィットリターンを見た時に、真っ先に思ったことがあります。それは「基本保障だけの場合、貯金とどう違うのだろう?」ということです。

例えば、40歳で3日間入院したとします。今の入院費は健康保険を適用したとしても1日平均2万円前後くらいなので、入院費は1日2万円とします。

3日間の入院なので、2万円×3日間=6万円の入院費を負担したとします。

このとき、医療保険に入っていないTさんの場合、貯蓄の中から6万円を捻出することになります。つまり、単純にマイナス6万円になるということですね。

そしてメディフィットリターン(入院日額5,000円)に入っているMさんの場合ですが、入院費の6万円は当然マイナスになりますが、メディフィットリターンの入院給付金として5,000円×3日間=15,000円を貰うことが出来ます。

結果として45,000円のマイナスで済むのか・・と思いきや、そうではありません。入院給付金として貰った15,000円は、健康還付給付金を貰うときにその金額を引かれてしまうのです。

健康還付給付金はこれまでに支払った保険料の総額に相当します(105%のコースもありますが、ここでは100%で計算させていただきます)。つまり、この時点で払った保険料から15,000円のマイナスが発生してしまうのです。

そのため、マイナス分が45,000円と15,000円の2つになり、足して6万円のマイナスという結果になります。

そうなのです、結局のところ、健康還付給付金を貰う前の段階であれば、メディフィットリターンから給付金を貰ったとしても貯蓄と変わらないマイナス分が発生することになるのです。

一応、健康還付給付金を貰った後は通常の医療保険と変わらない状態になるのですが、上で解説した表のとおり、その後はずっと高い保険料を払い続けることになり、ある時期を超えるとメディフィットリターンの方が払込保険料の総額が高くなってしまいます。

それなら通常の医療保険に入っていた方がお得なのではないか・・と考えてしまうのも無理はありません。

また、健康還付給付金が払込保険料の105%になるというコースもありますが、これに関してはどうなのでしょうか?確かにお得に見えますが・・。

健康還付金割合を105%にすると確かにお得だが、それなら「普通の終身保険+普通の医療保険」で良いかも・・

メディフィットリターンには健康還付金割合を既払込保険料の105%にするというコースも用意されています。つまり、100万円の保険料を払った場合、105万円で還ってくるということですね。

これは確かにメリット部分に間違いありません。現在の日本はマイナス金利ですので、銀行に預けてもほとんど増えてくれません。そのため、最終的に5%も増えるというのはかなり注目できるポイントといえるでしょう。

ただ・・、よくよく考えてみると、返戻率を増やしたいのであればもっと良い商品が日本にもあったはずです。そう、終身保険です。

例えばオリックス生命の終身保険「RISE(ライズ)」であれば、30歳男性が65歳払済で加入した場合は
・保険金額が200万円の場合、返戻率は106.5%
・保険金額が300万円の場合、返戻率は108.7%
となります。(保険金額が上がれば、さらに返戻率も上がります)

どちらの金額の場合も、メディフィットリターンの105%を超えています。そして終身保険の場合、満期になっても解約せずに据え置きすればどんどん返戻率が増えていき、状況次第では120%を超えることも考えられます。

また、例えば終身保険の保険金額を300万円で契約して、例えば50歳で死亡したとすると、払った保険料の総額が約136万円なのに対し、死亡保険金は300万円支払われることになります。(30歳男性が65歳払済で契約した場合)

ですが、メディフィットリターンの場合は、同じように50歳で死亡した場合は払い込んだ保険料が約104万円なのに対し、死亡保険金は72万円しか受け取ることが出来ません(30歳男性、65歳受取、還付105%の場合)。

そうなのです、メディフィットリターンでは死亡保険金が用意されているものの、払い込んだ保険料の約6割~8割くらいしか貰えないので、終身保険と比べると大きな損になってしまうのです。

このように、死亡保険金でも返戻率でも終身保険の方が上となっており、さらに医療保険としても他の商品の方がお得に利用できる可能性が高いため、メディフィットリターンを検討している方は普通の「終身保険+医療保険」の組み合わせで色々な商品と比較し、そのうえで決めた方が良いかと思います。

その他の特徴
  • 無料の健康相談サービスが付いている
  • 特約の保険料が分かりにくい(メディフィットAの特約保険料と同額のため、そちらで試算する必要がある)

管理人の最終評価

正直なところ、お勧めできるポイントは少ないという印象を受けている商品です。これであれば他の一般的な医療保険と終身保険を組み合わせて加入した方が良いかと思います。

何にせよ、メリット部分の判断が難しい商品のため、加入を検討する際はFPの無料相談などを利用して詳細をしっかり調べる必要があるでしょう。

管理人taka管理人taka

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