男性の保険料(月額):2,025円
女性の保険料(月額):1,980円
(35歳、終身払、入院日額5,000円、120日型)

ソニー生命の医療保険です。

基本保障に放射線治療給付金や死亡保障が用意されているのが特徴的です。それ以外は一般的な保障内容となっています。

また、公式サイトやパンフレットだけでは保険料を自由に調べられないため、他と比べてリーズナブルなのかどうかを判断するためには保険相談サービスなどを利用する必要が出てきます。

優先的にチェックしておくべき商品かという微妙なところですが、興味がある方はチェックしてみてください。

ちなみに、ほぼ同じ保障内容でメディカル・ベネフィット リターンという商品も同時に発売されていますが、こちらは払い込んだ保険料が還ってくるというタイプの医療保険となっています。こちらも興味がある方はチェックしてみてください。

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押さえておきたい注目ポイント

ソニー生命の医療保険「メディカル・ベネフィット」の大まかな特徴をサッと知りたいという人向けに、押さえておきたい要点だけをピックアップしました。

【メリット】

  • 長期の放射線治療にも備えられる
  • 手術・放射線治療が先進医療に該当する場合も給付金が受け取れる

【デメリット・注意点】

  • 保険料払込免除特約が用意されていない
  • 死亡保障が付いているが、他で用意することも検討しよう
  • 保険料が分かりにくいため、詳細を知りたい場合は保険相談サービスを利用しよう

以下、詳しい説明に入りますので、興味がある方は読み進めてもらえればと思います。

メディカル・ベネフィットの詳細

月払保険料の例
・保険(払込)期間:終身払
・入院給付金日額:5,000円
・1入院の支払限度:120日
・死亡給付金倍率:100倍(50万円)

契約年齢男性の保険料女性の保険料
30歳2,095円2,140円
40歳2,890円2,550円
50歳4,260円3,545円

※ 上の表は2018年7月現在の保険料です。

管理人taka管理人taka

表の保険料は死亡保障も含めた保険料になっています。

保障内容

項目内容
契約可能年齢3歳~85歳
入院日額3,000円~20,000円
入院した場合の支払い日数制限1入院:60日型・120日型・360日型から選択可能
通算:1,000日
(三大疾病による入院は無制限)
保険期間と
保険料払込期間
保険期間:終身
保険料払込期間:60歳払済、終身払
主契約【疾病・三疾病・災害入院給付金】
病気やケガで1日以上入院したとき、給付金が支払われる
(1入院60日・120日・360日、通算1,000日限度)
(三大疾病は無制限)
【手術給付金】
公的医療保険制度対象の手術、または先進医療に該当する手術を受けたとき、給付金が支払われる
【放射線治療給付金】
公的医療制度対象の放射線治療、または先進医療に該当する放射線治療等を受けたとき、給付金が支払われる
(入院給付金日額×20、60日に1回限度)
【骨髄移植給付金】
公的医療保険制度対象の骨髄移植術を受けたとき、給付金が支払われる
(入院給付金日額×20)
【骨髄ドナー給付金】
責任開始期から1年経過後に骨髄幹細胞採取手術を受けたとき、給付金が支払われる
(入院給付金日額×20)
【死亡給付金】
死亡したとき、給付金が支払われる
追加できる特約【特定疾病診断給付金特約】
特定疾病で所定の状態と診断された場合、一時金が支払われる
(1回のみ)
【入院一時給付金特約】
主契約の入院給付金を支払われる入院をしたとき、入院一時給付金が支払われる
(三疾病による入院は2倍の金額に)
(支払回数は無制限)
【三疾病入院給付特約】
三疾病により入院したときに、主契約に上乗せして給付金が支払われる
(支払限度日数は無制限)
【先進医療特約】
先進医療による療養を受けたとき、先進医療にかかる技術料を同額を保障してくれる
(通算2,000万円限度)
【女性特定手術給付特約】
乳房・子宮・卵巣などの女性特定部位に対し手術をしたときに、主契約に上乗せして手術給付金が支払われる
(乳房再建術を受けたときも対象)
【抗がん剤治療特約】
所定の抗がん剤による治療を受けたとき、抗がん剤治療給付金が支払われる
(1ヶ月に1回、通算120ヶ月限度)
払込回数月払、半年払、年払
(まとめて支払った方がお得になります)
払込方法・口座振替
・クレジットカード払
保険料の
払込免除
被保険者が病気・ケガにより所定の高度障害状態になったときや、不慮の事故により事故日から180日以内に所定の身体障害の状態になったときは、以後の保険料の払込が不要になる
公式サイト、パンフレットメディカル・ベネフィットのパンフレット|ソニー生命

メリット部分

長期の放射線治療にも備えられる

ソニー生命のメディカル・ベネフィットは基本保障(主契約)に放射線治療給付金、骨髄移植給付金、骨髄ドナー給付金が付いています。

中でも特に注目なのが「放射線治療給付金」です。この保障は公的医療保険制度、または先進医療に該当する放射線治療を受けた場合、60日に1回を限度に回数無制限で給付金(入院給付金日額の20倍)が貰える内容となっているのです。

放射線治療は現在のところ、がん治療に代表される治療法となっています。そのため、悪性のがんになった場合は放射線治療を行う可能性が高いので、この保障は高い確率で役に立ってくれると言えます。

2カ月に1回は10万円(入院給付金日額5,000円の場合)が給付されることになりますので、経済的にはかなりの助けになるかと思います。

管理人taka管理人taka

ちなみに、放射線治療の給付金をさらに強化した形のがん保険も用意されています。チューリッヒ生命の「終身ガン治療保険プレミアムDX」がそれなのですが、こちらは保険料が非常に安く、毎月10万円~の給付金、抗がん剤治療・ホルモン剤治療も対象という、かなり良い内容になっています。もしがんに備えたいのであれば、終身ガン治療保険プレミアムDXは是非ともチェックしておくことをお勧めします。

手術・放射線治療が先進医療に該当する場合も給付金が受け取れる

メディカル・ベネフィットでは主契約の手術給付金と放射線治療給付金に関しては、通常の公的医療保険制度対象の手術・放射線治療だけでなく、先進医療に該当する手術・放射線治療に関しても給付金が受け取れるようになっています。

他に医療保険ではこの部分は公的医療保険制度(いわゆる健康保険のこと)に限定されている場合がほとんどですので、高額治療になりがちな先進医療に該当する治療を受けた場合も保障してくれるというのはありがたいと言えるでしょう。

ただし、入院に関しては先進医療は対応していませんので、注意してください。

また、この商品には「先進医療特約」が用意されており、付加することで先進医療の技術料と同額(通算2,000万円限度)が保障されます。この特約は100円程度で付けることが出来ますので、いくら主契約で先進医療に少し対応しているからとはいえ、先進医療特約は付けておくことをお勧めします。

先進医療の治療費は高額になるものだと300万円くらいかかるものもあるため、一般家庭の場合は主契約の保障だけではとても対応できなくなると思いますので・・。

デメリット部分

保険料払込免除特約が用意されていない

メディカル・ベネフィットでは保険料払込免除特約が用意されていません。

この特約は3大疾病などで所定の状態になった場合に以後の保険料の払込が免除されるというもので、終身払にしている場合や将来の病気が特に不安な方に役立つ特約となっています。

付加すると保険料が高くなるので、付けるかどうかは本人次第になるのですが、選択肢の一つとして用意されていると嬉しい特約には間違いありません。

ですが、この保険ではこの特約はないのです。この点は少し残念と言えるでしょう。

死亡保障が付いているが、他で用意することも検討しよう

この保険には死亡保障が付いていますが、死亡保障については定期保険や収入保障保険で用意した方が利用しやすいかと思います。

メディカル・ベネフィットで死亡保障を付けるのもいいですが、できれば定期保険や収入保障保険の内容と保険料を比較・検討した上で決めるのが良いでしょう。

保険料が分かりにくいため、詳細を知りたい場合は保険相談サービスを利用しよう

メディカル・ベネフィットの公式ページに用意されているパンフレットを見ても、肝心の保険料がほんの少ししか載っていません。また、保険料シュミレーターも用意されていませんので、自分の希望する条件での保険料がいくらになるのか、気軽に知ることが出来ないのが現状です。

また、上で紹介している死亡保障も、他の生命保険と比較しようにも簡単にできないのです。これ、もっと詳しく載せておいて欲しい!と思っているのは私だけではないはずです・・。

そのため、ソニー生命のメディカル・ベネフィットを真剣に検討したいという方は是非とも保険相談サービスの利用も考えてみてください。

ソニー生命が提供する保険相談に申し込んでも良いとは思うのですが、基本的にソニー生命の保険しか紹介してくれないですし、高い確率で他の保障もお勧めされると思います。それがイヤであれば、無料で利用できる保険相談サービスを使った方が良いでしょう。

保険相談サービスであれば商品内容について詳しく聞けますし、多数の保険会社を取り扱っているので他の商品との返戻率比較も出来ますので、自分に合ったベストの商品を探すことが出来ます。他の商品と比較したい場合は保険相談サービスを利用しましょう。

ちなみに、管理人お勧めの保険相談サービスは「保険見直しラボ」です。この会社は他の無料保険相談サービスと比べてもワンランク上(もしくはそれ以上)のメリットを提示してくれているため、現状では最も利用する価値のあるサービスだと思います。

ソニー生命もしっかりと扱っていますので、良ければチェックしておくことをお勧めします。
保険見直しラボのメリットとデメリット、無料相談前の注意点など

管理人の最終評価

他と比べて保険料がリーズナブルかどうかを知りたいところなのですが、公式サイトでは簡単に調べられないようになっているのが残念です。

そのため、こちらでは他の医療保険と色々なパターンで比較してくのが困難なため、お勧めかどうかを判断するのは難しいのが現状です。

もしこの保険に興味がある方は、保険相談サービスを利用して話を聞いてみるのが良いでしょう。ソニー生命を扱っている中では保険見直しラボが断トツでお勧めです。
保険見直しラボのメリットとデメリット、無料相談前の注意点など

管理人taka管理人taka

医療保険をお探しの方はこちらの医療保険 おすすめの比較と評価ランキングのページがお役に立てると思います。

この記事を書いた人

taka
taka
当サイト「takaの保険節約術」運営者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者。骨折&手術で身をもって保険の大切さを知って以降、独学で身に付けた保険の知識を紹介するようになりました。FPから紹介された保険の見直しもやってます。保険だけでなく安定度の高い資産運用方法を常に模索していますので、興味がある方はLINEの方でご質問を。ラーメン、焼肉、テニス好き。

保険契約を検討される際には、契約概要を必ずご確認下さい。

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