収入保障保険の加入を検討している方で、「保険期間は何歳までにしようか」という点で悩む方はとても多いです。

それもそのはず、収入保障保険は満了時期によって月々の保険料がだいぶ変わってきます。

オリックス生命「キープ」の保険料の例(年金月額10万円)
30歳で加入し、55歳で満了:2,190円
30歳で加入し、65歳で満了:3,650円

このように保険期間を長くすればするほど保険料は高くなってしまいますし、さらに満了までずっと払い続ける必要があるので、最終的には大きな支出の差になってしまいます。

なので、家庭にとって出来れるだけちょうど良い保障期間を知りたいと思うのは当然のことなのです。

では、どのように保障期間を決めれば良いのでしょうか。個人的には大まかに2つに分けることができると考えています。

  1. 預貯金に余裕がある場合は「子供の就職・独立」まで
  2. 預貯金に余裕がない場合は「妻が65歳になる」まで

え?逆じゃない??と思う方もいると思いますが、その理由はこれから説明します。よければ読んでいってくださいませ。

※ 家庭によって状況は様々なので一概に「これが正解!」ということは出来ないのですが、個人的にはこれを一つの基準として参考にしてみてはどうかと思っています。保険ショップなどの相談員に聞くとまた別のご意見が聞けると思われます。

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パターン.1 預貯金に余裕がある場合は「子供の就職・独立」まで

預貯金に余裕がある場合は、「子供が就職・独立するまで」でも問題ない場合が多いだろうと思います。

そもそも保険というものは貯金があれば必要性が少なくなるもので、それは収入保障保険も同様です。本当に経済的に余裕があり、すでに子供の学費や老後の生活費が確保できているのであれば保険の必要性はほとんどなく、それよりも投資の方が必要性が高くなってくるでしょう。

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ただ、ほとんどの方はさすがにそこまでの蓄えはなく、貯めている方の家庭でも「将来何かあった場合に少しの間(数年)は暮らしていける額」くらいの預貯金だと思います。ここではそのような方を対象に解説していきます。

遺族年金を考慮すれば意外と大丈夫!?

では何故預貯金が一定額ある場合は「子供が就職・独立するまで」で大丈夫なのでしょうか?これを説明するには遺族年金の存在を知らなければいけません。

【遺族年金とは】
簡単に言うと、収入源である大黒柱が死亡した後、家族の生活を保障する社会保障制度のことです。夫が会社員であれば妻が死ぬまで受給できますが、老齢年金開始後は老齢年金よりも上回った分しか貰うことができなくなります。

遺族年金はいくらもらえるかについてですが、会社員か自営業か、子供のあるなし(何人いるか)、その子供が18歳以上かどうか、妻が65歳を超えているかなどの条件に左右されます。

大体の数値で恐縮ですが、遺族年金はこんな感じでもらえるはずです。

  • 会社員、子供あり(18歳未満):月13万円~16万円
  • 会社員、子供なし(または18歳以上):月5万円~12万円
  • 自営業、子供あり(18歳未満):月8万円~11万円
  • 自営業、子供なし(または18歳以上):月0円~6.5万円

もし夫が会社員で、子供が独立した後に死んでしまったとしても、月に5万円~12万円はもらうことができます。これで預貯金があればかなり心強いですね。また、妻が40歳を過ぎていれば、子供が18歳を超えていても月10万円くらいはもらうことができます。

ここで話の流れを分かりやすくするために、そのパターンで夫が亡くなった後の生活費について計算してみようと思います。

  1. 妻が45歳の時に夫が亡くなってしまった
  2. 遺族年金は月に約10万円が貰える
  3. 老齢年金がもらえる65歳までは20年ある
  4. 子供は独立したけど、月々の生活費は切り詰めて平均12万円かかる
  5. 遺族年金で月々10万円が貰えるので、平均すると月に2万円が足りない計算
  6. 2万円×12ヶ月×20年=480万円の貯金があればOK

かなり大雑把な計算ではありますが、この場合は夫が死亡した時点で480万円の預貯金があれば何とかやっていける計算になります。

この計算は家庭によって大きく異なります。出来れば保険の専門家であるFP(ファイナンシャル・プランナー)と一緒にキャッシュフロー表を作ってみて、家庭の預貯金と資産、今後出ていくお金、入ってくるであろうお金を計算してみてください。

もしキャッシュフロー表を自分で作りたい場合は、こちらのページを参考にしてください。
ライフイベント表・キャッシュフロー表を作成する – 日本FP協会

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現在の貯金額・収入・支出を考慮してキャッシュフロー表を作った結果、「子供が就職・独立するまで」の契約でも問題ないという結論が出るかも知れません。そういう結果が出たのであれば、余計な出費を減らすためにも保険期間は「子供が就職・独立するまで」を選択することも検討してみてください。

収入保障保険は基本的に掛け捨てなので、保険料が安く済むならそれに越したことはないのですから。

ただし、夫が自営業の場合は子供が18歳になるまでしか遺族年金は貰えませんし、その後は妻が65歳になるまで何の保障もなくなってしまうので、自営業の場合は「妻が65歳になるまで」で契約した方が無難になります。

パターン.2 預貯金に余裕がない場合は「妻が65歳になる」まで

一般家庭の場合、家のローンや子供の学費、もろもろの生活費で預貯金にあまり余裕がないという状況の方も多いと思います。

この場合は、「妻が65歳になるまで」で収入保障保険を契約しておけばいいかと思われます。

理由は、65歳になれば老齢年金がもらえるからです。収入保障保険で65歳まで保障しておき、65歳からは老齢年金にバトンタッチすることで、保障の無い期間を無くすことができるからですね。

奥さん

預貯金がないのに夫に先立たれ、遺族年金だけでは生活できない。どうしよう・・

管理人taka管理人taka

愛する妻をそんな状況にさせたくないのであれば、妻が65歳になるまでを保険期間とすることがベストなのではないかと強く思います。

ただし、これにはデメリット部分もあります。妻が65歳までを保険期間とすると、もし夫が5歳年上の場合は70歳満了で契約しなければいけません。その場合、月々の保険料がかなり上がってしまうのです。

アクサダイレクト「収入保障2」の保険料の例(年金月額10万円)
30歳で加入し、60歳で満了:2,790円
30歳で加入し、65歳で満了:3,640円
30歳で加入し、70歳で満了:4,740円

上記の通り、収入保障保険は保障期間が長ければ長いほど月々の保険料が上がっていきますので、預貯金がない状態で月々の保険料を捻出するのはかなり大変になるかも知れません。

ですが、それでもやはり万が一妻を遺すことになってしまったことを考えると、妻が65歳になるまでの契約にしておくのが一番良いのではないかと思っています。

管理人taka管理人taka

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