収入保障保険の月額をいくらに設定すべきか?

高くしたいけど保険料も高くなるし、低くしちゃったらもしもの時の生活は大丈夫なのかな・・?という感じで、収入保障保険を検討する際の悩みの一つとなっています。

これに関しては贅沢な暮らしをしないのであれば月額10万円~15万円くらいにしておけば良いと思います。自営業の場合は+5万円くらい欲しいというところでしょうか。

何故その金額がお勧めなのか、状況別に解説していきたいと思います。

と、その前に、説明を分かりやすくするためにここからの解説は平均的な4人家庭を例としていきます。

  • 夫:35歳
  • 妻:30歳
  • 長男:7歳
  • 長女:5歳
  • 現在の夫の収入:月30万円
  • 家賃:8万円
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パターン.1 夫が会社員、または公務員の場合

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まずどのパターンでも考慮すべきものがあります。それが遺族年金です。

【遺族年金とは】
簡単に言うと、収入源である大黒柱が死亡した後、家族の生活を保障する社会保障制度のことです。夫が会社員であれば妻が死ぬまで受給できますが、老齢年金開始後は老齢年金よりも上回った分しか貰うことができなくなります。
(詳しく知りたい方は遺族年金についてのページを見てください。)

つまり、もし働き手である夫が死亡した場合、厚生年金(または国民年金)を支払っている家庭であれば遺族年金で保障されるようになっているのです。

では、どのくらい保障されるのかというと、夫が会社員、公務員だった場合は子供が18歳になるまでは月に15万円くらいもらうことができます。

ちなみに子供が2人とも18歳以上になった場合、遺族年金を月に10万円~11万円(妻の年齢で変動)もらうことができます。

また、夫が亡くなってしまった母子家庭の生活費は、住むところを変えずに生前と同じ生活レベルを維持するなら月々22万円くらいは必要になってきます。

そして時がたって子供が就職・独立した場合、妻一人で生活するなら月に15万円あれば十分生活できるはずです。家賃がきつい場合は安い家賃のところに引っ越すという選択もあります。

以上を考慮すると

  • 子供2人が18歳未満:生活費22万円-遺族年金15万円=7万円足りない
  • 子供2人が18歳以上だが大学に行ってる:生活費22万円-遺族年金10万円=12万円足りない
  • 子供2人が独立した:生活費15万円-遺族年金10万円=5万円足りない
  • その後家賃5万円の所に引越し:生活費12万円-遺族年金10万円=2万円足りない
  • 65歳では老齢年金と遺族年金のどちらか高い方が支給される:給付される年金額内での生活になる(必要ならさらに生活を切り詰めるか、子供に頼るという方法が現実的)

一番厳しいのが子供2人が大学在学中の時で、この時は生活費が月々12万円足りなくなります。ただし、他の状況の時は足りない額が10万円を切っているという状況になります。

なので、子供の大学費用を考慮すると、預貯金に余裕があるなら収入保障保険の月額を10万円にしても大丈夫だと思われます。もし預貯金に余裕がない場合は、大学費用分も計算して月額15万円くらいにしておくのがいいかも知れません。

そんな訳で、夫が会社員、または公務員の場合は月額を10万円~15万円に設定するのがお勧めということですね。

管理人taka管理人taka

是非とも子供には国公立に行ってほしいですね。私立だと奨学金などを利用しないとちょっとお手上げになるかも知れません・・。

パターン.2 夫が自営業者の場合

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自営業の場合も考え方は同じです。ただし、サラリーマンと比べると遺族年金が低いですので、収入保障保険の月額を高くしないとおそらく厳しくなるだろうなと思われます。

どのくらい遺族年金が保障されるのかというと、夫が自営業だった場合は子供が18歳になるまでは月に10万円くらいもらうことができます。

ちなみに子供が2人とも18歳以上になった場合は、妻が60歳になるまでの期間は給付額が0円になります。60歳から65歳までの期間は条件を満たしていれば寡婦年金が貰えるため、月々4万円弱をもらうことができます。

そして65歳以降は老齢年金に移行し、月に6.5万円をもらえるようになります。

また、夫が亡くなってしまった母子家庭の生活費は、住むところを変えずに生前と同じ生活レベルを維持するなら月々22万円くらいは必要になってきます。

そして時がたって子供が就職・独立した場合、妻一人で生活するなら月に15万円あれば十分生活できるはずです。家賃が低い所に引越すことで、生活費を数万円下げるということも出来ます。

以上を考慮すると

  • 子供2人が18歳未満:生活費22万円-遺族年金10万円=12万円足りない
  • 子供2人が18歳以上だが大学に行ってる:生活費22万円-遺族年金0円=22万円足りない
  • 子供2人が独立した:生活費15万円-遺族年金0円=15万円足りない
  • その後家賃5万円の所に引越し:生活費12万円-遺族年金0円=12万円足りない
  • 60歳以降:60歳から65歳までは寡婦年金を年間44万円受取れる。その後は老齢年金として給付される年金額内での生活になる(おそらく足りないため、その時に子供に頼るか、今のうちに小規模企業共済などに入っておく必要があるかも)

一番厳しいのが子供2人が大学在学中の時で、この時は生活費が月々22万円足りなくなります。かなり厳しいと言わざるを得ません。また、他の状況の時も12万円~15万円くらいは足りなくなるという厳しい状況になります。

なので、子供の大学費用を考慮すると、預貯金に余裕があるなら収入保障保険の月額を15万円~20万円にすれば大丈夫だと思われます(状況によっては厳しいかも知れませんが・・)。もし預貯金に余裕がない場合は、大学費用分も計算して月額20万円~22万円くらいにしておくのがいいかも知れません。

そんな訳で、夫が自営業の場合は月額を15万円~22万円に設定するのがお勧めということですね。

また、夫が自営業だと65歳からもらえる老齢年金の金額はかなり低くなります。

そのため、妻の65歳以降(実際には60歳の時点できつくなりますが・・)の生活に備えて確定拠出年金か、もしくは小規模企業共済に加入しておくなどの対策が必要になってきます。

管理人taka管理人taka

夫が自営業の場合はサラリーマンと比べると結構厳しい印象です。旦那さんが元気な内に将来のことをしっかりと考えていきましょう。

パターン.3 共働きの場合

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基本的に共働きの場合は収入保障保険に入る必要性は低いです。今は夫と妻、どちらが死亡した場合でも遺族年金を貰うことができますので、あまりにも低い収入でない場合は遺族年金を加えることで十分生活していける金額を確保することができるからです。

ただし、妻が死亡した場合についてはちょっと違いがあります。子供が18歳未満の時は夫が死んだ場合の妻と同じくらいもらうことができますが、子供が18歳以上になると夫は遺族年金をもらえなくなるので注意が必要です。

収入状況別に見てみよう

では、収入状況別で収入保障保険が必要かどうかを見てみましょう。ちなみにここからは両方とも会社員という設定(最後だけ妻がパート)で行きます。

夫婦それぞれの月収が共に30万円以上の場合
加入する必要はありません

夫婦それぞれの月収が共に15万円の場合
この場合も遺族年金と合わせ、そして家賃が低いところに引越すなどの節約をすることで、生活にはそれほど困らないと思います。無理に入らなくてもいいでしょう

夫の月収が20万円、妻の月収が10万円(パート)の場合
妻が死亡した場合は節約・貯蓄などをしっかりしていくことで、子供が18歳以上で大学に通っていたとしてもやっていけるでしょう。ただし、夫が死亡するとちょっと厳しくなります。その場合、通常は遺族年金と合わせて生活できますが、子供2人が18歳以上+大学に行ってる状況の場合は遺族年金が10万円くらいになり、生活費が22万円程度と考えるとちょっと厳しくなるかも知れません。大学の学費のことも考えると、月額2~5万円くらいで収入保障保険に入るのもアリかと思われます。家賃が安い所に引越すことを前提とするなら、加入しないという選択も考えられます。

管理人taka管理人taka

最近では女性も正社員として働くことが増えていますので、あまり収入保障保険を必要としない家庭も増えてきています。奥さんの月収が低い場合でない限りは必要ないケースが多いようです。

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