保険を探していくにあたり、一番最初に壁となるのが「専門の保険用語」だと思います。保険に一切触れてこなかった方であれば、もしかしたら保険料と保険金の違いもよく分からないのではないでしょうか。

保険の中身を正しく把握するために、そして間違った理解のうちに契約をしてしまうことを避けるために、基本となる用語については事前にチェックし、理解しておくと良いかと思います。

このページでは最低限知っておきたい保険用語をまとめていますので、時間があるときに読んでおいておくことを推奨します。

このページの中身

保険者、被保険者、契約者、保険金受取人

保険者・・契約者と保険契約を結ぶ人のことで、通常は保険会社を指す。

被保険者・・保険の対象となっている人。被保険者が死亡した場合は保険金が、病気やケガをした際は給付金が支払われる。

契約者・・保険会社と契約し、保険料を支払う義務を負う人のこと。

保険金受取人・・保険事故発生の際、保険会社から保険金を受け取る人。

保険期間(保障期間)と払込期間

保険期間(保障期間)とは、保険契約が続いている期間のことです。この期間中であれば死亡保険なら死亡・高度障害状態を保障してくれますし、医療保険なら病気やケガで入院・手術をした際に保障してくれます。

払込期間とは、保険契約者が保険料を支払い続ける期間のことをいいます。

保険期間と払込期間は同じだと思う方もいますが、終身保険のように払込期間が60歳前後までで、保険期間は一生涯というパターンもあります。

保証、保障、補償

読み方は全て「ほしょう」ですが、使いどころがそれぞれ違います。

保証・・損をさせないようにうけおうこと。

保障・・ある状態が損なわれることのないように、保護して守ること。主に生命保険や医療保険で使われる用語。

補償・・損害を受けたら金銭などで補うこと。主に自動車保険や火災保険などの損害保険で使われる用語。

主契約と特約

保険を契約する際に必ず出てくる言葉が主契約と特約です。これは基本中の基本用語ですので、ここでしっかりと押さえておきましょう。

主契約とは、各保険商品がメインで用意している保障のことを言います。死亡保険であれば「死亡保険金・高度障害保険金」、医療保険であれば「入院給付金・手術給付金」を主契約としている保険商品が多いです。

主契約はすでに保障内容が決まっており、内容を変更することができないものが多いです(保険金額や給付金額は変更できます)。

対して特約とは、主契約では保障が足りないという場合に、自由に追加できる保障のことを言います。医療保険で例に挙げると、通院保障や先進医療保障を特約として用意しているところが多いですね。

主契約と特約の関係はよく食べ物のイメージで例えられます。カレーで例えるとすると、主契約はごはんとルーの部分であり、特約はカツであったり卵などのトッピング部分をイメージすると良いでしょう。

生命保険、医療保険、損害保険

保険の種類は
・第1分野の生命保険
・第2分野の損害保険
・第3分野の医療保険
に分けることができます。

生命保険(第1分野)とは、言葉の通り「命」に対して保険を掛ける商品のことで、死亡したときや高度障害状態になった時に保険金が支払われます。定期保険、収入保障保険、終身保険、養老保険などがこれにあたります。

損害保険(第2分野)は、偶然のリスクによって財産が損害を受けたときに補償されるものです。生命保険と違い、損害額によって保険金が変わるという性質を持っています。自動車保険、火災保険、地震保険などがこれにあたります。

医療保険(第3分野)は、病気やケガによる手術・入院・通院をした際、給付金が支払われる保険です。医療保険やがん保険がこれにあたります。

保険料

保険契約者が保険会社に支払うお金のことです。「保険金」とごっちゃになる方が多いですが、根本的に異なるものです。

月払・半年払・年払

保険料の払込方法のことです。毎月支払うか、半年に1回、または1年に1回にまとめて支払うかの違いです。保険会社や保険商品によっては半年払や年払が用意されていないこともあります。

保険料はまとめて支払うと少しお得になりますので、まとまったお金が用意できるのであれば月払よりも半年払や年払にした方が全体的な保険料は少なくなります。

掛け捨て型

解約しても満期になっても、払い込んだ保険料がこちらに戻ってこない保険を掛け捨て型保険と言います。定期保険や収入保障保険、医療保険、がん保険などがこれにあたります。

反対に、満期または解約時に払い込んだ保険料が戻ってくるタイプの保険を積み立て型(貯蓄型)と言います。

保険金と給付金

保険金とは、被保険者が死亡・高度障害状態になったとき、または保険期間が満期になったときに保険会社から支払われる金銭のことを言います。「保険料」と「保険金」は1文字違いなので紛らわしいですが、保険料が支払うお金であり、保険金は受け取るお金という形になっています。

また、給付金も保険金と似たような意味合いになっていますが、保険金が死亡や満期などにより受け取るお金という点に対し、給付金は入院や手術などにより受け取るお金という認識となっています。

保険金・・生命保険
給付金・・医療保険

このように分けて理解しても良いかと思います。

満期保険金と死亡保険金

保険期間満了時まで被保険者が生存していたときに、保険会社から支払われる金銭を満期保険金といいます。その反対に、被保険者が死亡したときに保険会社から支払われるお金を死亡保険金と言います。

解約返戻金(かいやくへんれいきん)

保険契約を途中で解約した場合に、保険会社から払い戻されるお金のことを解約返戻金と言います。解約する時期によっては払い込んだ保険料の総額よりも多くの金銭を受け取ることもできます(積立期間や据置期間が長いほど解約返戻金も高くなる)。

終身保険や養老保険などの積み立て型(貯蓄型)保険を途中解約した時に受け取ることができます。

返戻率(へんれいりつ)

保険契約を途中で解約した場合は保険会社から解約返戻金を受け取りますが、その受け取った金額と払い込んだ保険料総額との割合を返戻率と言います。

例えば、保険料払込期間中に100万円保険料を支払った場合、解約して110万円が返ってきた場合の返戻率は110%となります。90万円しか返ってこなかった場合は90%です。100%を超える返戻率の場合、払い込んだ保険料よりも多くのお金を受け取ることができるため、お得度が高いと判断できます。

低解約返戻金型終身保険

保険料を支払っている期間中に解約した場合、返戻金(戻ってくるお金)が低くなる設定になっている終身保険です。具体的には、払い込んだ保険料の約70%程度の返戻率しかありません。

ただし、保険料を払い終わった後は返戻率が急上昇し、一気に100%前後まで上がってくれます。

現在の終身保険はほとんどがこの低解約返戻金型となっているため、終身保険を検討する際は知っておくべき情報となります。保険料は通常の終身保険と比べると安くなっています。

予定利率

保険契約者に約束する運用利回りのことです。私たちが支払う保険料を元手に、保険会社がどれほど運用で増やすことができるのかという数値でもあります。

この予定利率が高ければ高いほど運用がうまくいくということですので、保険料は低めに設定しても大丈夫となります。つまり、予定利率が高ければ保険料は安くなります。反対に予定利率が低ければ保険料は高くなります。質の高い保険ほど予定利率は高い傾向にあります。

純保険料と付加保険料

私たちが支払う保険料は「純保険料」と「付加保険料」に分かれています。

純保険料は、将来の保険金支払いのために保険会社がためてくれている部分となります。付加保険料は、保険会社の人件費や広告宣伝費などに使われる部分となっています。

予定利率が高くても保険料が高い保険会社は、この付加保険料を多く取っている可能性があります。

告知義務と通知義務

保険に加入する際、健康状態や病歴などを嘘偽りなく正確に報告する必要があります。これを告知義務と言います。嘘の告知をしていることが判明した場合は告知義務違反となり、保険金や給付金は支払われなくなります。

通知義務とは、契約内容に変更が生じた場合に保険会社にすぐに通知する義務の事をいいます。通知をしていない場合、保険金がスムーズに支払われない可能性もありますので、注意してください。

支払事由と免責事由

保険会社が保険金や給付金などを支払わなければいけない理由のことを支払事由、反対に保険会社が保険金や給付金を支払う責任を免れる理由のことを免責事由と言います。

両方とも保険会社や商品によって変わってくるものですが、保険契約の際は必ずチェックして欲しい重要事項です。

健康割引(非喫煙者割引)

喫煙の有無、血圧値・BMI値などの数値が、保険会社の所定の基準をクリアすると保険料が安くなる割引制度です。健康体であればあるほど保険料が安くなりますが、反対に喫煙者であったり肥満体である場合の保険料は非常に高くなります。

保険初心者がベストな保険を探すための5つのステップ

  1. [ステップ.1] 保険は本当に必要なのか
  2. [ステップ.2] 生命保険の選び方
  3. [ステップ.3] 最新の生命保険ランキングTOP3
  4. [ステップ.4] 保険はどこから、誰から加入すべき?お勧め保険相談4選
  5. [ステップ.5] 保険相談の当日~その後に取るべき行動とは

興味があるところだけを読んでも良いですが、保険初心者の方は出来るだけステップ.1から順番に読んでもらえればと思います。

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